森林知識検定委員会 "ヒノキオ”

編集、山梨県北杜市白州林産加工研究所

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この記事は本来なら誰もが精一杯やってもどうにもならない状況が続く民有林が動き始めた朗報として伝えるべきであるが、今後の増加が必至と見られ中で最適な方策とは何かを多くの人に提案するものです。

「切り捨て伐採」と「切捨て間伐」で出る残木・枝・葉を利用することを考えませんか。


日本の木材流通は、建築材が主である。その中にはベニヤなどの原木にも国産材が用いられるようになってきた。これはこれまで不振を続ける日本の国産材やほとんど動かなかった民有林には朗報である。

 中でも赤松は現在虫害に怯えている多数の林家にてっては、この上ないものである。

 厳しい経費節減を求める木材界にあっては、伐採から集材それに運搬などのコストダウンが、収益率を高めることになり、それを求めて追求する。

 いかにコストを下げるかは、無駄の作業をしないことである。そこに日本の産地にはあまり似合わない「大型林業機械」が戦場の戦車のように木をなぎ倒していく。先人の自然や樹木に対する考えはまったく感じられない。
 自然への優しさや畏怖感などを考えていたら効率的な作業などできないの現状である。

 国有林の管轄さえ十分にできずに国民にその手を委ね始めている林野庁はこうした状況を黙認して(黙認しかできない)いる。そして来年以降は写真のような林地惨状が急増することを知っていながら。

 なぜ指導ができないかといえば、自らがこれまで為してきた作業亜跡地を見れば一目瞭然である。不必要な伐採を繰り返してきた過去と、国有林さえ多量の切捨て間伐の山を築いている現状から察しても、民有林に林野庁の考慮は至らないのが現状である。

 ましてや虫害で悩む赤松産地などは、皆伐採桧植林を施策として奨励実施している林野庁にとっては誠にありがたい、国産木材時代なのである。

 こうした問題にはうるさい環境庁も最近何をしているのか、目に見えた活動が見えないのはどうしたことか、「大鷹」は貴重動物との関係は、そんなことは作業者は考えることはしない。自然保護団体も黙認しているか。

 民間ではそんなことに一切無頓着で作業する。(思っていてもできない)
 
 民有林運営に与える林野庁の奨励の「切り捨て間伐」の持つ意味は大きい。

 実際森林作業をすれば、伐採や運搬より、片付けに時間と経費と労力が思った以上にかかる。他の作業より倍もかかる時もある。だから目的外木材や多量の枝や葉は置き去られ、しかもその残地整理には何の規制も指導もないため、しかも今まで処理費に苦慮していた山村林家にとっては死に山が多少でも金になり、虫害赤松(予定を含む)の整理もできる一挙両得の解決策としていっきに拡大の様相を呈している。

 一方木材バイオも進化して、次代のエネルギー確保にこうした伐採残木などの利用も真剣に進められている。こうした問題は現在の林野庁の才覚では無理である。

 早く構造改革や組織再編をして、多様の木材活用の道を切り開きべきである。それがない限り、将来の地球温暖化の原因となる大量「切捨て間伐」など即刻やめて総合利用目指した国策が求められる時代にきた。

 林野庁は民有林の現状をしっかり把握して、国有林偏重の諸施策の抜本的改革をして、民有林の基盤強化を進めることが求められている。民有林は国有林より多く広い。


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