森林知識検定委員会 "ヒノキオ”

編集、山梨県北杜市白州林産加工研究所

社説 論評

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 林野庁殿

最近の暑さは異常である。しかしこうした地球温暖化を阻止するために果たす隣地や田畑の効用は深い。と多くの書に書かれている。

 林野庁の文書など、どこが参考で、どこが指針なのかわからない。危険や山地崩壊を繰り返してきた実績を持つ林野庁や林業行政が、こうした問題に腰が重いことは理解できる。

 これまでも触れないで目隠しをして言葉のマジックを駆使して綱渡り林政を展開してきた林野庁に、現在国有林さえ面倒見切れない林野庁に民有森林の深刻な問題を解決してほしいとは思わない。

 しかし場当たり的でその場凌ぎの施策がどれほど森林崩壊につながってきたか反省してほしい。またこうした林野庁を解体しないでここまで放置してきた政府や国会議員の怠慢さと、深刻さを的確に判断できない鈍感さには呆れて二言はつげない。

 林野庁だけでなく、関係団体や組織でも健全経営をしているものがどれくらいあるのであろうか。また都道府県やそこから丸投げされて運営している方々の組織や団体や機構なども赤字経営が覗われ、それは市町村にも及ぶ。

 最近ようやく国産材の時代到来と、久々に民有林の樹木も価格がつくか、負の財産から脱却と、赤松地帯を中心に、売却が一挙に進んでいる。

 伐採や運搬する業者には「地球温暖化」など規制のない中で、いかに利益を上げるかこの一点に尽きる。利益にならないことには手を出さない。当たり前。

 そこで林野庁奨励の「切捨て放置間伐」が見本となって、大量の残木は作業段階で邪魔になる雑木までも、埋められ、捨てられ、放置される。

 ししてまた大型間伐事業を発表して全国に「残木」の山を築き、未来の温暖化に備える。国策としてはその取り組みの稚拙さが指摘できる。

 一般に針葉樹は発酵が遅いといわれるが、私の調査や製材体験からは、枝や葉に覆われた樹木はその年内に腐食が始まり、切り倒された落葉樹を媒体にして発酵し、その時点で地球温暖化の一翼を担うことになる。

 専門機関も揃っている林野庁は、この問題を全面的に取り上げて、将来にわたって、総資源の発想を持って、取り組む姿勢がほしい。

 国会議員は都道府県の議員さんも、林野庁の報告など鵜呑みにせずに、現場や実地検証をしてほしい。

 またすでに始まっている、燃料への活用など実現に向けて、山地に無駄な不法投棄にも順ずる、「切捨て放置間伐」の活用飛躍してもらいたい。

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この記事は本来なら誰もが精一杯やってもどうにもならない状況が続く民有林が動き始めた朗報として伝えるべきであるが、今後の増加が必至と見られ中で最適な方策とは何かを多くの人に提案するものです。

「切り捨て伐採」と「切捨て間伐」で出る残木・枝・葉を利用することを考えませんか。


日本の木材流通は、建築材が主である。その中にはベニヤなどの原木にも国産材が用いられるようになってきた。これはこれまで不振を続ける日本の国産材やほとんど動かなかった民有林には朗報である。

 中でも赤松は現在虫害に怯えている多数の林家にてっては、この上ないものである。

 厳しい経費節減を求める木材界にあっては、伐採から集材それに運搬などのコストダウンが、収益率を高めることになり、それを求めて追求する。

 いかにコストを下げるかは、無駄の作業をしないことである。そこに日本の産地にはあまり似合わない「大型林業機械」が戦場の戦車のように木をなぎ倒していく。先人の自然や樹木に対する考えはまったく感じられない。
 自然への優しさや畏怖感などを考えていたら効率的な作業などできないの現状である。

 国有林の管轄さえ十分にできずに国民にその手を委ね始めている林野庁はこうした状況を黙認して(黙認しかできない)いる。そして来年以降は写真のような林地惨状が急増することを知っていながら。

 なぜ指導ができないかといえば、自らがこれまで為してきた作業亜跡地を見れば一目瞭然である。不必要な伐採を繰り返してきた過去と、国有林さえ多量の切捨て間伐の山を築いている現状から察しても、民有林に林野庁の考慮は至らないのが現状である。

 ましてや虫害で悩む赤松産地などは、皆伐採桧植林を施策として奨励実施している林野庁にとっては誠にありがたい、国産木材時代なのである。

 こうした問題にはうるさい環境庁も最近何をしているのか、目に見えた活動が見えないのはどうしたことか、「大鷹」は貴重動物との関係は、そんなことは作業者は考えることはしない。自然保護団体も黙認しているか。

 民間ではそんなことに一切無頓着で作業する。(思っていてもできない)
 
 民有林運営に与える林野庁の奨励の「切り捨て間伐」の持つ意味は大きい。

 実際森林作業をすれば、伐採や運搬より、片付けに時間と経費と労力が思った以上にかかる。他の作業より倍もかかる時もある。だから目的外木材や多量の枝や葉は置き去られ、しかもその残地整理には何の規制も指導もないため、しかも今まで処理費に苦慮していた山村林家にとっては死に山が多少でも金になり、虫害赤松(予定を含む)の整理もできる一挙両得の解決策としていっきに拡大の様相を呈している。

 一方木材バイオも進化して、次代のエネルギー確保にこうした伐採残木などの利用も真剣に進められている。こうした問題は現在の林野庁の才覚では無理である。

 早く構造改革や組織再編をして、多様の木材活用の道を切り開きべきである。それがない限り、将来の地球温暖化の原因となる大量「切捨て間伐」など即刻やめて総合利用目指した国策が求められる時代にきた。

 林野庁は民有林の現状をしっかり把握して、国有林偏重の諸施策の抜本的改革をして、民有林の基盤強化を進めることが求められている。民有林は国有林より多く広い。

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