漫才

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]

「こんにちは、HAL9000です」

「こんにちは、娘のHAL子でーす」

「二人併せてHALウララでーす。負けても負けても勝ち組でしたー」




娘「なあ、お父ん。小遣い全部使うてしもうた。カネくれ〜っっ」

父「ワシも全然カネ無い〜っ。小遣いくれ〜っ」

娘「ちっ、しけとんのー」

父「女の子がそんな言葉使うな」

娘「しゃあないのー、バイトでもするしかないか」

父「はじめからそうせい。けど、バイト言うたかて色んなバイトがあんぞ」

娘「バイトの定番と言えば、やっぱり喫茶店でしょ」

父「えー、お前には向いてへんやろ」

娘「どこが向いてへんのよ」

父「せやけどお前、威厳無いやん」

娘「威厳無いか?てか、威厳なんか必要?」

父「それにタバコ吸わへんし」

娘「一応まだ未成年やからなあ」

父「なによりお前、ヒゲ生えてへんやろ」

娘「なんで、いきなりマスター?
  ウエイトレスや、ウエイトレス。ウチがやりたいんは」

父「ていうことは、お前の働いてる店に行っても奢ってもらわれへんのか?」

娘「高校生の娘にたかるな!」

父「ちっ、しけとんの」

娘「あほか、お前が言うな。
  せやけど、聞いてんで。」

父「ナニを?」

娘「お母んと知り合うたんはバイト先、しかも喫茶店やってんやろ?」

父「あー、そうやったなぁ」

娘「その時の話ちょっと聞かせてぇや」

父「そうやなあ、ほな話したるわ。
  その喫茶店は当時スゴイ評判の店でな。今のコスプレとかメイド喫茶みたいに
  バイトの子ぉが変わったカッコして働く店やったんや」

娘「えー?!20年以上も前の話やろ」

父「そうや、当時は『仮装喫茶』て言うとったんや」

娘「・・・なんかダサ・・・」

父「ダサい言うな。連日大賑わいやってんぞ」

娘「そこへ行って知り合ったんやな?」

父「そうそう」

娘「ほんで、ほんで?どんなカッコして働いてたん?」

父「あの頃大人気のアニメのコスチュームしてたわ」

娘「アニメの?ナニナニ?」

父「ガンダムのシャア少佐」

娘「お前が働いとったんかい!」

父「え?あかんかった?『赤いウエイター』て呼ばれとったんやけどな」

娘「あかんとかやなしに、もうきしょいわ」

父「あれはあれでエエ稼ぎになんねんぞ。
  お前やってバイトする前に面接受けるやろ。その時に多少は制服の注文が出てくんねんぞ」

娘「そうかぁ・・・。そうやなぁ。まあスカートが多少短いとかは我慢しなアカンとは思ってるけど」

父「そうやろ」

娘「でも、メイド喫茶とかはやっぱりできひんわ。あんな服よう着ぃひんわ」

父「まあメイド喫茶のユニホームはちょっと抵抗あるかのう」

娘「実は時給のエエ店見つけてもう面接も受けてんねん」

父「へー、時給いくらなん?」

娘「1000円。エエやろ?」

父「サ店で1000円はエエんちゃうん?」

娘「しかも三食昼寝付き」

父「住みこみ?!」

娘「エエ時給やろ」

父「どんな店?」

娘「お店の人が言うには、『ウチは歴史があって日本で最初の店です』て」

父「ほー、日本最初の喫茶店かいな」

娘「うん、京都が最初らしいけど」

父「そら初耳やな」

娘「で、トーストとかサンドイッチとかが無いらしいねん」

父「へー、コーヒーだけかいな。コーヒーにこだわりのある店みたいやな」

娘「そうみたい。『ウチはノーパンが売りです』て言うてたし」

父「そらノーパン喫茶やろ!」

娘「え?でもパンが無いからノーパンとちゃうのん?」

父「お前が言うてるのは食パン、アンパン、メロンパンの食べるパン!
  向こうが言うてるのはパンツ、パンティー、パンティストッキングの穿くパン!」

娘「あ、でもパンストは穿いてもエエ言うてた。直ばきやったら」

父「え〜、しかもマニア向けの店ぇ」

娘「そうかぁ、ノーパン喫茶やったか、あの店。上手いことごまかしとったな。全然気付かんかったわ」

父「いや気付こう、な。店の雰囲気とかで。何となくこの店おかしいなぁ、いう所無かったか?」

娘「そういや、二階の床ガラス張りで一階から上が透けてみえてたなぁ」

父「むこう全然ごまかしてへんやん。直球勝負やん。お前どんだけボーっとしとんねん」

娘「ボーっとしてる言うな。ボケーっとしとんねん、ウチは」

父「余計悪いわ!その店どこじゃ、文句言いに行ったる」

娘「もう、やめてぇや。恥ずかしいやん」

父「恥ずかしいのはこっちや。娘がノーパン喫茶で働くなんて許せるか」

娘「お父ん、心配してんの?」

父「当たり前やろ。客として行った時に娘がノーパンで注文取りに来たら、気まずいやんけ」

娘「目ぇ噛んで死ね!」

父娘「ほな、サイナラー」
                                             <了>

「こんにちは、HAL9000です」

「娘のHAL子でーす」

「二人併せて、冬来ればHAL遠からじ、でーす」



娘「最近は日本も怖なったね」

父「そうですか」

娘「凶悪犯罪の増加、犯罪の低年齢化、それやなのに低下する検挙率。住みにくなってきたわ・・・」

父「加えて鬼嫁の増加。あれは正に犯罪やで。ホンマに住みにくなった・・・」

娘「アホか、鬼嫁は逮捕出来ひんわ」

父「ホンマ、ホンマ。ウチの鬼嫁は機動隊10人掛りでもムリやろな」

娘「そんなん言うてたら、あとが怖いよ」

父「SATに来てもらおうか、ウチに」

娘「ちゃうねん、もっと人間が出てくる犯罪の話をしとんねん。化け物の話はええねん」

父「アイツもついに化け物扱いか・・・」

娘「犯罪の中でもやっぱり一番卑劣なんは営利誘拐やな」

父「そらそうやね。子を持つ親としては絶対に許されへん犯罪やわね」

娘「でも万一誘拐が起きたら、どうやって解決したらエエんやろ」

父「そらやっぱり、警察に通報してお願いするしかないやろな」

娘「警察ってアテになんの?」

父「そしたら、やってみよか?ワシが警察でキミは被害者の家族な」





父「このたびは大変なことになりましたね、奥さん。でも気を落とさないように」

娘「必ずこどもを助けて下さい、お願い致します、刑事さん」

父「分かりました。任せておいて下さい、奥さん。私達大阪府警が来たからにはもう安心です。
  タイタニックに乗った気分でいて下さい」

娘「いや、タイタニックは沈みましたやん!」

父「あー、これは例えですから。でも大丈夫。
  私達が、ホンマはやったら出来る子やいうところをお見せしますから」

娘「いや、普段から本気出して」

父「あ、申し遅れました。私、捜査一係のHAL9000と申します」

娘「はあ、変わったお名前ですね・・・」

父「言いにくい時は、9000と呼んで下さい」

娘「え、そっちなん?」

父「はい。趣味は占いです。では早速ですが身代金の用意はもう出来てますか?」

娘「はい、ここに五千万円用意致しました」

父「ところで、奥さんは何座ですか?」

娘「は?何座と言われますと?」

父「星座ですよ、星座」

娘「はあ、乙女座ですが・・・」

父「乙女座ですね・・・、あー残念、今日は二重×の日ぃですわ」

娘「こどもが誘拐されてますからね!」

父「ナニナニ、金運は最低。不意の出費がありそう、と出てますね。気をつけて下さい」

娘「身代金で五千万用意しとんねん、そら不意の出費やわな」

父「まあまあ、そう興奮せんと。ちゃんとラッキーアイテムいうのがありますから」

娘「何ですか、それは」

父「逆探知と発信機となってますな。ハハハ・・・、これそのまんまやん。奥さん、よかったでんな」

娘「誰か担当代えてーっっ」

父「冗談ですて。親御さんがあんまり張り詰めてたら身ぃもちませんから」

娘「あー、そうでしたか。何も知らずにすみませんでした」

父「いえいえ、ちなみにお子さんは何座でしたですかね」

娘「てんびん座ですが・・・」

父「おーっ、喜んで下さい、奥さん。てんびん座は今日、二重マルですよ」

娘「本当ですか」

父「ええ。見知らぬ人とも人見知りすることなく話をしましょう。交友関係が広がります、ですって」

娘「やっぱり担当代えてーっっっ」

プルルルルルルル、プルルルルルルル・・・・・・

娘「きっと犯人からの電話です」

プルルルルルルル、プルルルルルルル・・・・・・

父「いいですか奥さん、今から私があなたのご主人になります。
  そして犯人と話をします。よろしいですか?」

プルルルルルルル、プルルルルルルル・・・・・・

娘「はい、分かりました。お任せします」

プルルルルルルル、プルルルルルルル・・・・・・

父「それではこの離婚届にサインと判子を。
  それとこの婚姻届にもサインと判子を。私の分はもう押してますから。
  これからキミのことHAL子と呼んでいいかな?」

娘「はよ電話出ろっ!」

父「もしもしっ、もしもしっ。こどもは無事かっっ?・・・そうか、良かった。
  お子さんは無事なようです」

娘「良かった」

父「ん?お前は誰かって?私は父親だ。疑うのなら証拠としてだな、
  妻の大好物はひじきのたいたんで嫌いなモンはらっきょ。
  週一で駅前のエステに通うてて、ヘソクリはヨン様写真集の中に83000円。これでどや」

娘「なんでそんなことまで知っとんねん!」

父「奥さん、私達警察は被害者の事情にも精通しておかなければならないんです。分かって下さい」

娘「そうでしたか、何も知らず重ね重ねすみませんでした」

父「それで今日の下着の色は赤でしかもガーターベルト付きや。どや?羨ましいやろ?」

娘「お前はストーカーか!」

父「とにかく、お金は用意した。息子を早く返してくれっ。
  ナニ?お前のとこの息子はスカート穿いているのか、だと?」

娘「誘拐されたんは娘ですっっ!!」

父「あ、ゴメンゴメン勘違いしてた。
  娘を早く返してくれっ。そいつにはまだ未来が、将来があんねん!
  これからどんどん大きくなって中学行って高校行って
  短大受けんねんけど高校の時遊び過ぎてアホになったから短大全部すべって
  しょうがないからフリーターになったらバイト先でしょうもない男に引っかかって
  さんざん遊ばれて捨てられて居づらくなったから違うバイトしてたら別の悪い男に騙されて
  風俗店で働かされて変な病気をうつされてしまうんや」

娘「いやや!そんな将来。て言うか娘はもう22才ですっ。全然調べて来てないやないかーっ!」

父「現場は会議室で起きてるんじゃない!事件なんだーっ!!」

娘「ナニごまかそうとしとんねん!しかも噛みまくりやないか」

父「ナニーッッ!!奥さん、喜んで下さい。私の誠意が伝わりました。
  身代金の五千万円はいらない、
  代わりにさっきのガーターベルト付きの赤の下着と交換や、て言うてます」

娘「うそーん」



父「どうや、警察もなかなかやるやろ?」

娘「どこがやねん。警察はアテにならんから、直接ウチが話する。お父んが犯人役やって」

父「分かった」

娘「身代金用意出来たか?って聞くところからな」

父「よっしゃ。プルルルルルルル、プルルルルルルル・・・・・・」

娘「ガチャッ。もしもしっ、もしもしっ」

父「ピーーーーーーーーーーーーッッッ、ヒョロロロロロロロロロロロロ・・・・・・」

娘「なんでファクスやねん!!!やめさしてもらうわ」

父・娘「ほな、サイナラー」

                                                    <了>

「こんにちは、HAL9000です」

「娘のHAL子でーす」

「二人併せて、HAL高バレーでーす。青春にアターック!!」




娘「日本人て柔軟な民族やなあ」

父「なんですか、いきなり」

娘「だって、外国の行事とかすんなり受け入れて独自のモノにしてんで」

父「と言いますと」

娘「クリスマスやらバレンタインやら」

父「あー、なるほどね。そう言われりゃそうやな」

娘「クリスマスなんか恋人同士では1年における一大イベントやからな」

父「そうやろなあ・・・」

娘「エエとこのホテルなんか1年前から予約で一杯らしいで」

父「へーっ、そらスゴイな。しかし、考えてみたらアレやで。予約いうことは泊まるいうことやろ。
  泊まるって言うことがどういう事か分かるか?」

娘「えー、いたいけな女子高生にそんなこと聞くか?普通。
  せやけど好きな男の人と特別な日ぃに1日中一緒におれたらサイコーやわ」

父「ふふん、せやけど最近では部屋で夜通しクリスマスパーティーするらしい」

娘「えーっ、ウチをいつまでも子どもや思うてたらアカンで」

父「いやいや、仮装パーティするらしいで」

娘「仮装パーティー?」

父「そう、1人がサンタで、もう1人がトナカイ」

娘「それ、コスプレ?」

父「ほんで、サンタがトナカイを叱咤激励すんねん」

娘「どんな風に?」

父「『早く走りなさいよっ!』ってムチでパシィパシィとな」

娘「しかもSMかよ!」

父「でサンタが『アンタはブタだよ、醜いブタさ』って連呼すんねん」

娘「いや、トナカイやし・・・」

父「そしたら、トナカイもそれに応えて、『はい私は醜いブタです、女王様』って言いよんねん」

娘「サンタでしょ!女王様やなしに」

父「これがエエとこのホテルで一晩中続くんや。クリスマスも変わったな」

娘「エエとこのホテル台無しやな、ってアホか!恋愛に夢持ってる少女に何吹き込んでんねん。
  クリスマスはもうエエ。次はバレンタインや」

父「バレンタイン・デーな。女の子から好意のあるしるしとして男の子にチョコを贈るんやな」

娘「そうや。けど欧米ではチョコを贈る風習なんか無いらしい。
  日本のお菓子メーカーが考え出したことらしいで」

父「商売上手やな」

娘「お父んはチョコもらったこと・・・、無いわな」

父「失礼な事言うな。ワシが若い頃はようけなあ」

娘「うん、ようけ?」

父「チョコくれー、言うてようけの女の子に声掛けたもんやった」

娘「情けなっ!」

父「もしかしたらワシが義理チョコの走りやったんちゃうかなあ・・・」

娘「しかも、最初から義理チョコ狙い?で、どうやったんよ、首尾は」

父「ちゃんと貰えたがな」

娘「ほうほう」

父「1個だけ」

娘「哀しっ」

父「しかも、チロルチョコ」

娘「さぶっ!哀しくて寂し過ぎて寒いわ」

父「せっかく貰ったんやから言うて、神棚に飾っといた」

娘「お母んはこんな男のどこが良かったんかのー」

父「うるさいわいっ。で、思いつく行事いうたらこんなもんか」

娘「もう一つあんねん。ついこの間終わったばっかりやけど」

父「え、何々?」

娘「知らん?ハロウィンて」

父「ハロウィン?」

娘「やっぱり知らんか。おっさんやもんなあ」

父「バカにすな!ハロウィン言うたらアレやろ、『紅茶のおいしい喫茶店♪』」

娘「それはハローグッバイや」

父「ええっ、そしたらアレや。
  上沼恵美子に似たヤツが全国からロリ系の女の子集めて酒池肉林してるという・・・」

娘「それはハロプロっ。いくらネットやから言うて終いには怒られんで」

父「ええ、そしたら何よハロウィンて」

娘「死者の霊が降りてくる日ぃらしい。キリスト教では10月31日に当たるんやと」

父「外国のお盆かいな」

娘「まあ、そんなとこやな。
  面白いのは日本やとキュウリとかなすびに割り箸なんか刺して動物に見たててお供えするやん。
ハロウィンではかぼちゃをくり抜いて顔作って魔除にすんねん」

父「日本ではきゅうりやなすびを使って死者の霊を慰めるのに対して、
  向こうの女の人はかぼちゃを使って慰めるって、どんなモノをモ持っとるんや!パツキン女性は!」

娘「知るかあ、このエロおやじぃぃっっ!!」

父「ま、しかし、お盆みたいなモンやったら定番のものは無いんか?」

娘「定番とは?」

父「お盆といえば盆踊りでしょ」

娘「ハロウィン踊りとか聞いたこと無いわ」

父「そしたら、ハロウィン音頭とか」

娘「無い無いっ」

父「三波春夫ぐらいに歌って欲しいな」

娘「もう死んでるやん」

父「せやから、エエねん。死んだ三波春夫の霊が歌うハロウィン音頭。売れるで、ハロウィンだけに」

娘「ナニ言うたった、みたいに鼻息荒くしとんねん。
  せやけど、定番と言えば決り文句がハロウィンにはあんねん」

父「決り文句?」

娘「そう。子供らが色々仮装して近所を練り歩くねん。ほんでドアノックして言うねん。
  『お菓子をくれなきゃ、いたずらしちゃうぞ』って。そしたらその家の人は
  『いたずらは困るからお菓子をどうぞ』って子供にお菓子を渡すねん」

父「へー、それやったらワシも若い頃似たような事してたで」

娘「どんな事?ピンポンダッシュか?」

父「ちゃうちゃう。ちゃあんと決り文句があんねん」

娘「どんな決り文句?」

父「ハロウィンは『お菓子をくれなきゃ、いたずらしちゃうぞ』やろ。
  ワシのは『付き合ってくれなきゃ、いたずらしちゃうぞ』やったわ」

娘「それ、犯罪やがな!」

父「でも不思議やったわ。これ言うたら、次の日ぃから暫くの間女の子の家の周りに怪しい男が2、3人
  張り付くようになってな、いたずらどころやなかったで」

娘「私服の刑事が警護しとんねん!アンタとはやっとれんわ」

父・娘「ほな、サイナラー」

                                                    <了>

「こんにちは、HAL9000です」

「娘のHAL子でーす」

「二人併せてカンダHALでーす。地雷踏むなよ」





娘「あー、ペット欲しい。ペットペットペットペットペットー」

父「あー、キミはいつも唐突やね」

娘「唐突でもなんでもエエ、ペット欲しいー」

父「ワシも欲しいー。丸くて回転するヤツがエエな」

娘「そらベッドや!そんなもん場末のラブホテルにもあらへんわ」

父「あー、あれかいな。せやけど、あんなん飼えるか?」

娘「世話はちゃんとウチがするよ・・・って、まだペットの種類言うてへんねんけど・・・」

父「分かるよ。あれ飼うたらもれなく相方がついてきて、『炎』とかやりよんねんぞ。世話大変やゾ」

娘「それはTIMのレッドやろ!そんなもん世話できるか!」

父「あー、分かった分かった。アレやろアレ。アレ?ここまで出てるのに・・・」

娘「それは、えーっと、や!ウチが言うてんのは動物のペット」

父「あー、そのペットかいな。なんか最近スゴイらしいな。爬虫類とか虫とか・・・」

娘「そうやで最近流行ってんねんで、ワニ飼うたりとか蛇とか・・・」

父「おーおー、にしきのあきらとか」

娘「なんでやねん!その蛇は芸能人の運動会の高飛びとかで記録持っとんかい」

父「あと、毒持ってるヤツも見つかったな。ええとええと、そうそう、サ、サ、サ、五月みどり」

娘「きゃー、持ってる持ってる。ヤツなら毒持ってるゥ。でも、変な毒やけど」

父「妹は小松みどりって言うねん。普通姉妹やったら同じなんは苗字やろ」

娘「ウチはそんなん飼いたないねん」

父「ほな何飼いたいねんな」

娘「やっぱり犬やな」

父「ほうほう、せやけど犬にも色んな種類がおるがな」

娘「うん、ウチ実はチャウチャウが飼いたいねん」

父「チャウチャウか・・・。アレはやめとけ」

娘「なんでよ?毛ェ多いから嫉妬しとんか?」

父「アホか。チャウチャウは大阪人が飼うとややこしいねん」

娘「なんで?」

父「エエか、ここで少し例を出して話をしたるわ。
  飼うてるチャウチャウがどっか行ってしもうて捜してたら似た犬を見つけてん。
  そのシチュエーションを標準語で言うとやな・・・・


「あ、アレはチャウチャウではないでしょうか?」

「いいえ、違います」

「そうでしょうか、チャウチャウのように見えますが」

「いいえ、チャウチャウではないと思います」




父「これをごく一般的な大阪弁で言うとやな・・・」




「あ、アレチャウチャウちゃう」

「ちゃうちゃう、チャウチャウちゃう」

「チャウチャウちゃうん」

「チャウチャウちゃうんちゃう」



父「ややこしいやろ?」

娘「うん・・・、でも何言ってるか普通に理解できるウチってやっぱり骨の髄までナニワっ子なんや・・・」

父「ま、そういうこっちゃ」

娘「って、そしたらお父んは何飼いたいんよ」

父「そらやっぱりネコやで」

娘「あーネコな。可愛いモンな、ネコは。どんなネコがエエん?」

父「そうやな、ネコの種類の名前はよう知らんねんけど、
 ワシが帰ってきたら『お帰りなさい、ご主人様』みたいな感じで出迎えて欲しい」

娘「おっさん、相当病んどんな。ネコが喋るかいな」

父「願望や願望」

娘「願望かいな。ほなまあ聞いたるわ。で続きは」

父「ちょっと短めのスカートが似合ってて・・・」

娘「おいおい、犬に服着せる飼い主おるけどネコにスカートて」

父「で、ネコのクセにシャワー浴びてな・・・」

娘「・・・おい」

父「一緒にシャワー浴びたりしてな・・・」

娘「おい!」

父「なんですか?大きい声出して」

娘「そのネコな、もしかして尻尾と耳とあまつさえ肉球まで着脱式と違うんか?」

「ほんで、メガネ掛けてたら、もうサイコーって、な、なんで分かってん?」

娘「分かるわ!おのれの借りてくるビデオのタイトル、チェックしてたらな」

父「やめてー、それだけは・・・」

娘「やかましい!言うとくけどウチそんなんよう世話せんぞ」

父「馬鹿野郎!素人がおいそれと手出しできるもんとちゃうぞ!」

娘「なんでエラそうやねん。もうアンタとはやっとれんわ」

父・娘「ほな、サイナラー」

                                                  <了>

開く トラックバック(1)

「こんにちは、HAL9000です」

「こんにちはー、HAL子でーす」

「二人併せてHAL一番でーす」




娘「いやーしかし日本は平和ですね」

父「なんですか?急に」

娘「アメリカなんかでよう撃たれて人が死んでるやん。あんなんニュースで見たりしたら、コワイわ」

父「でも最近は日本でもエアガンが出回って発砲事件が相次いでてコワなってんで」

娘「あー、アレはコワイわ。お父んも今は止めてるけど昔タバコ吸うてたんやから気ぃつけなアカンで」

父「キミが言うてるのは肺ガンでしょ。ワシが言うてるのはエアガン。
  最近のエアガンはスゴイで。本物と見分けがつかんらしいで」

娘「あー、見分けがつかんて言うのはそうらしいな。血ぃ出るらしいやん」

父「おー、その通り。あんなん血ぃも出るっちゅうねん」

娘「そうそう、血ぃ出るから最初痔ぃと見分けがつかんらしい。それで発見が遅れるそうやで。
  やっぱりガンは怖いわ」

父「それは大腸ガン。エエ加減そのガンから離れなさい。
  ワシが言うてるガンは銃。撃つ銃。バンバン言う銃。こんだけ言うたらボケられへんやろ」

娘「漫才終わらす気か」

父「とにかく、そのエアガンがスゴイ勢いで出回ってるらしいんや」

娘「スゴイって、どれくらいの数?」

父「去年1年間だけで100万丁も売れてるらしいで」

娘「えっ、それはスゴイ数とちがう?」

父「そうやな。日本の人口は1億2千万人て言われてるから、
  100万丁言うたら何人の割合で持ってるかっちゅうと・・・」

娘「100万人が持ってるんや!」

父「そのまんまやん!割合の話やから120人に1人持ってるって答えなアカンやろ」

娘「いやー、ウチ因数分解苦手やし・・・」

父「割り算やから。算数やから」

娘「でも120人に1人って言うたら、
  ウチの学校、1クラスが40人やから・・・えーとえーと」

父「3クラスに1人やろ」

娘「せやから微分積分タンジェントは苦手やの」

父「最早自分で何言うてるかさえ分からんねやろな、この子は・・・」

娘「エアガンて怖いんや」

父「いや、エアガンそのものはオモチャやからそれほど危険では無いんや」

娘「せやけど、さっきから怖い怖いて」

父「改造されたエアガンが怖いねん」

娘「改造すんの?」

父「そうや、殺傷能力がそなわるぐらいまで改造しよんねん」

娘「なになに、それは犬と猫を合体させたりすんの?」

父「改造人間とちゃうねん。改造する人もショッカーと違うから。
  それに犬と猫合体させても全然コワないやん。むしろ可愛らしいがな」

娘「犬の忠実さと猫の愛らしさが合わさった最強の戦士、その名も『犬猫病院』」

父「改造人間やのに病院?」

娘「総合的に強いの」

父「さっきから言うてるけど、全然コワないから、それは」

娘「そしたらウナギと梅干を合体させた戦士、その名は『日の丸弁当』」

父「えー、ウナギはどこ行ったん?て言うかなんで動物と食べモン?
  いや、そら食い合わせは怖いけど・・・」

娘「弱点は自分の怖いところが迷信やっていうことかな」

父「アカンやん!そんなん全然強ないやん」

娘「せやから未だに迷信を信じてる田舎にしか出えへんねん」

父「て何の話をしてんねん。改造銃の話やろが!」

娘「ああそうやったかな」

父「そうじゃ」

娘「で、どんな風に改造すんのよ」

父「色々あるらしいけど、なんちゅうても弾を発射させるガスを変えてしまういうことかな」

娘「ガスを変える?」

父「そう。現行はフロンガスを使って弾を飛ばしてるんやけど、
  より圧縮率の高い炭酸ガスで飛ばせるようにするらしい。
  圧縮率が高いから弾も速く遠くに飛ぶっていう訳や」

娘「でも炭酸ガスは肩こりや疲れた神経にエエねんで」

父「そらお前の言う通りやけど、おかしいでしょ、エアガンから花王のバブが飛んで来たら」

娘「それはそれで花王がまた一儲けしそうやな」

父「そうかもしれんけど・・・」

娘「分かったわ」

父「何が?」

娘「炭酸ガスやなくて、別のガスにしたらエエねん」

父「例えば?」

娘「都市ガス」

父「危ない、危ない!撃った瞬間暴発してまうがな」

娘「そしたら、メタンガス」

父「うわっ、臭そう」

娘「これやったら、一部マニアにしか受けへんわ」

父「そうかもしれんけど・・・」

娘「ガス注入する時も、こうやって直接お尻に当てて・・・」

父「エエ加減にしなさい。もうアンタとはやっとれんわ」

父・娘「ほな、サイナラー」

                                             <了>

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]



プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事