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夏の甲子園・決勝の駒大苫小牧−早稲田実業は、青森・三沢−松商戦以来37年ぶり史上2度目の、決勝戦引き分け再試合。 いやもう、すごいモノを見てしまったよ…。 駒苫は菊地が先発したとはいえ、投げたのは2試合合わせて3回くらいだから、実質、田中も斎藤も2日続けて完投したようなモン。 延長15回投げた次の日なのに、またしても投手戦になろうとは……いやはや、いやはや。 引き分け再試合の末、早実1点リードの9回表2アウトで、駒苫のバッターはエース・田中。 「筋書きのないドラマ」どころか、できすぎだ〜。 あれ、絶対三振取りにいってたな、斎藤。今日最速147kmのストレート。 田中はスライダーをファールして粘るも、最後の球、144kmのストレートを思いっきり空振りで三振、試合終了。 けどさ、見逃しとかハーフ・スイングとかでなくてよかったよな。 見事に三振したから、本人も納得できたと思う。 9回表、斎藤がマウンドに向かった時。スタンドからの拍手がすごかった。 '98年の準決勝、前の日PLと延長17回やった横浜・松坂が、リリーフで登板した時みたいな異様な雰囲気じゃなかったケド。 あの時は、松坂が投球練習場に行った時点でまずざわめいて。 回が進んで、松坂が腕のテーピングびびーっと剥がした瞬間、甲子園がどよめいたモン。なんちゅうか、単なる歓声じゃなくて、騒然としてたよ。 余談だけど、巨人・上原は、テレビでそのシーン見てたそうで、「ムチャクチャかっこよかった」つーてたな。イヤ、確かに絵になってたけどね。 松坂自身は、単に投げるのに邪魔かなと思って剥がしただけらしいケド。 その松坂と投げ合った、上重(元・PLのエース、現・日テレアナウンサー)が、今回の再試合の朝、テレビで言ってたコト。 司会者に、延長戦の翌日で、そもそも投げられるモンなのかと訊かれて、 「朝起きて、張ってるのが下半身なら投げられます。肩や肘だと、ちょっと難しいかも知れません」 どんな展開になると思う、と訊かれて 「両エースが投げれば、投手戦、せりあいです。投げなければ、乱打戦もあり得ます」 2人とも投げるってありかな、と驚かれて、 「監督としては、行けとは言えないと思いますから、本人が、行きます、と言うでしょう」 「自分から言うの!?」 「言います」 どっちが勝つか、には、 「気持ちの強い方、それに、観客を味方につけた方が勝ちます」 「お客さんを?」 「はい。『甲子園の魔物』っていうのは、観客の事だと思ってますので。味方につけた方の勝ちです」 「お客さんが魔物なんだー…」 「ええもう、ピンチになると5万人に責められてるように感じますから」 終始快活にお仕事してた上重だけど……アンタが言うと説得力あるよ(- -;) 確かに、あの時どよめいた甲子園のお客サンは、松坂に肩入れしてた。 それに、今年の再試合9回表も、お客サンは斎藤の味方だったな…。 これだけやったんだから両校優勝にすればいいのに、ってブログの記事、あっちこっちで見たケド、自分は賛同できない。 もちろん、見てる側が「どっちが負けても辛い、どっちにも勝たせてあげたい」と思うのはいいよ。 でも、やってる方としちゃ、「引き分けのまま同時優勝」なんて嬉しくないから。 そりゃ、再試合して負けたら悔しいよ? 負け方によっちゃ、ムチャクチャ悔いが残るかも。 でも、勝とうが負けようが、ケリはつけたいはずだ。陸上とか水泳とかみたいな、記録で競うスポーツじゃないんだし。 37年前の両エース、三沢の太田サンと松商の井上サンのコメントも読んだけど、2人とも両投手の疲労を心配しつつも、同じように「どちらにも勝たせてやりたいが、決着はつけなければ」ってさ。 しかし、ホントすごい試合でした。どっちもお疲れサン。
早稲田実業、初優勝おめでとう。 駒大苫小牧、3連覇できんかったのは残念だったケド、準優勝おめでとう。 |
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二宮清純を上回る、名解説者(野球評論家)の永さんに大ポチ!すばらしい解説、名文です!
2006/8/31(木) 午前 9:47
武蔵さん、ソレは褒めすぎ(^ ^;)ほとんど事実の羅列っすから。でも、ポチはありがたーく頂きます。最後の打席は、駒苫・田中選手も「野球の神様が仕組んだのかな、と思った」つってましたね。
2006/8/31(木) 午後 3:20