中途半端

ご無沙汰だけど、生きてはいる

ばーさんの思い出話

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自分が就職して4、5年経った頃。
90歳近くなってたばーさんは、「胴が痛い」(腰が痛いの意)つーて一日中寝てるコトが多くなった上に、歳なりにボケてきてた。
弟は県外の大学行ってたし、自分と妹は出勤時間決まってるんで、一番自由が利く母親が、ばーさんに昼メシ食わせてから出勤してたんだけど。
みんなの留守中に、冷たい麦茶に山ほど砂糖入れて飲んで腹壊したり、トイレに間に合わんコトも増えたりして、チョット困るな〜ってカンジだった。

ある日、親戚のオジサンが来た。母親の、2番目の姉さんのダンナさん。
母親の兄弟姉妹は、連れ合い含めて仲いいんで、自分はガキの頃、このオジサンが一番上の兄さんだと思ってた(^ ^;)
で、母親が、ばーさんがボケちゃって…みたいな話をしたら、そんなコトはないだろう、とやおら立ち上がって、ばーさんが寝てる部屋に行った。

「ばあちゃん、ワシよ、分かるかな」
「……さて、覚えんかい」(訳 : さて、覚えてないね)
「ほんなら、ワシと○○さん(親父…つまり、ばーさんの息子の名前)と、どっちが男前ぞな?」

ばーさん、にやりと小さく笑って、曰く。
「……それはぁ、言えん」

オジサン、大爆笑。
「大丈夫じゃ、ボケとりゃせん」

母親が、
「ばあちゃん、何言いよんの。こんな白髪のおじいさんと○○さんじゃったら、○○さんの方が男前じゃろがね!」
と抗議するも、ばーちゃんは知らん顔。
そらまあ、親父は47歳から年食っとらんケド…ってか、真剣に反論する母親も母親(^ ^;)

とりあえず、ばーさんに座布団1枚かな(笑)

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同居してた認知症の義母。家内が遅い時には、私がパンツを変えたりもした。お漏らしもあった。それが、加齢、認知症でもあるのですね。その義母も、今は入院生活。もう二度と、義母用の二階の和室に戻ってくることは、ありえない。認知症、入院しながらの長生き。人生の残酷な面を垣間見ています。愉快なおばーちゃんが、永さんの思い出の中に強烈に生き続け、私を幸せな気持ちにさせてもらってます。ボケが混じってもユーモア一杯のおばーちゃんにポチ☆

2006/8/31(木) 午前 9:33 rk2*07*223

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ボケが混じっても…ってか、しっかりしてた頃には、こんなお茶目は言わん人だったんすケド(^ ^;)こーゆー「座布団1枚」なネタが結構あるんで、色々やらかしてくれて大変だったのは、まあいいか、みたいな(笑)入院しながらの長生き…物事にはいろんな側面があると、痛感しますわ。入院してる自覚がある患者さんだと、尚更ツライっすね…家族も。ウチのばーさんでなごんでもらえるなら、幸いですわ。ポチはばーさんの位牌に報告だ〜。

2006/8/31(木) 午後 3:10 北川 永


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