中途半端

ご無沙汰だけど、生きてはいる

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

入院中のばーさんには、毎日、血圧測定があった。
ある日のコト。
いつものように看護師サンがやってきた。ばーさんに声かけて、血圧計を開く。
ばーさんの腕に加圧帯を巻くのと、聴診器を当てるのと、イヤーチップを耳に入れるのと、全部同時進行にしか見えん手際の良さ。
ケド、片手に聴診器の先っぽ持って、片手にしゅかしゅかやるゴムの球を握って……、どんどん訝しげな顔になる看護師サン。

「…ん、……んん?? ばあちゃん脈が無いがね! どこ行ったん!」

いや、『さまよえる湖・ロプノール』じゃあるまいし、どこにも行ってない…はず(^ ^;)
ばーさん、脈弱いんで分かりづらいのよ。
しばらく聴診器で探って、無事発見。良かった良かった。

ばーさんは、血圧自体はすっげー安定してるんで、測り損ねると一発で分かる。
学生サンの実習にはうってつけかも。
実際、「すみません、もう1回測らせて下さい」って戻ってきたのが何人か。
ばーさんは、耳が遠い上に窓の方ばっか向いてるから、緊張しまくりの実習生がベッド脇に来て声かけても、全然気づかん。
すまんね学生サン、シカトしてるワケじゃないよ、聞こえてないだけ。

時々、男子学生もいたけど、コレはばーさんにとっては謎だったらしい。
医者はオトコ、看護婦はオンナ、てのがばーさんの常識だから。
長い白衣着てない…つまり、医者じゃない男のコが血圧測るってのが、どうにも納得いかんかったようで。すっげー不審そうなカオしてた(^ ^;)
仕方ないよな、明治生まれじゃな。


〈おまけ〉
ふと思い立って、腕伸ばして自分の肘の辺り見てみたら、静脈注射するトコのそばがぴっくんぴっくんしてる。
ははあ、コレが看護師サンが探してた上腕動脈やね…と思いつつ、手首の方に目をやると、やっぱそこもピクピクしてる。フツー脈測るトコだな。
面白いんで相方に、「ほーら、これがホントの『お脈を拝見』」つーて見せたら、「いや〜ん(T_T)」だってさ。
…あのな、静脈もほとんど見えんそっちの腕の方が、よっぽど「いや〜ん」だっつの。
看護師サン泣かせの静脈、も少し皮下脂肪が減ったら改善されるかなあ…? そもそもが深いトコだったらどうしようもないかあ…。
だって、せめて左右どっちかは簡単に針入れられる方が、何となく安心っしょ?
自分の腕の静脈なんか、ちょっと手ぇ下ろしてりゃ、縛るまでもなくぽこっと出るんだけどなー。

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事