|
先日の朝。 「いってきまーす」と玄関を出た相方が、何やら妙な声を発したと思ったら泡食って戻ってきた。 「……フタが…フタが、抜けとる」 はい??? 「いや、昨夜帰った時、なんかヘンな音したな、とは思たんじゃけど、穴があいとる」 へっっ??? 言ってる言葉は分かるが、何のコトかは全然分からんので、見に行ってみたらば。 ウチの合併式浄化槽は、カーポートの下に埋まってる。なもんで、カーポートには、でかいフタ3コを挟んで、奥と手前に小さめのフタが2コずつ並んでるんだけど…。 そのフタの1コ、一番手前のヤツに、自分の手くらいの大きさの穴がぽっこりあいてた。 な、なんじゃあ、こりゃあああ?? 穴から排水溝のぞいたら、ちょうどソノ穴くらいの大きさの破片が落ち込んでる。 どびっくり。 ……穴あくかフツー……てか、ええと、この穴から異物とか入ったらマズイんだよな、何かでふさいで…って、それより、まさにコレが異物? 朝の洗い物もこれからだっつーに、排水溝にこんなモン放置しとくワケにはいかん、と、手ぇ突っ込んで破片を拾い上げ…げっ、むっちゃ軽いやんけ。 そうか、金属じゃなかったんか。硬質ゴム? プラスチック? 何かよく分からんケドそんなカンジ。 うん? 真っ平らじゃなくて、ほんのすこーし凸型なんか、コレ。 思うに。 ウチの車は車格が結構あるんで、車庫入れのラインは1本しかない。多分、それが、このフタのど真ん中通ってたんだな。 10年近くほぼ毎日、朝晩、同じ場所に荷重がかかって、それと経年劣化が相俟って、結果、真ん中陥没ってコトじゃないかと。 ううむ、見事なレコードライン走行だ、相方。……ぢゃなくて(- -;) どうするよ、コレ。 車検も法定点検もタイヤ交換も全部ディーラー持ち込みな相方は、「やっぱり不動産屋かなあ」と言い残してそのまま出勤。自分もそれ以外思い付かず、とりあえず電話してみた。 「私、北川と申しまして、10年近く前にそちらでお世話になった○○町の物権に居住している者ですが、この度しかじかな事態が生じまして、どう対処したものかご相談申し上げる次第です」 電話を取った不動産屋のお嬢サン、状況が把握できんらしく、しばし戸惑う。 「ええと……すると……、その、フタですね、一部は残ってる、んでしょうか?」 「一部と申しますか、すこーんと真ん中だけが抜け落ちた状態ですので、ドーナツ状に残っております」 と、答えた途端、電話の向こうで吹き出した。 そらそうだろう、自分だって、我がトコのフタじゃなけりゃ爆笑してたさ。 幸い、担当だった営業マンが会社にいたんで、すぐに折り返し電話が来た。 そこで判明したコト。 自分は浄化槽のフタだと思ってたんだけど、実は違くて、小さいのは排水マスのフタなんだそうな。自分、アレも浄化槽とセットだと思ってたのよ。 で、その営業のにーちゃんが言うコトには。 「新しいフタですと、取り寄せになりますし、当然なにがしかのお金がかかりますが、中古でよろしければ在庫ありますので、さしあげますよ」 ラッキー♪ 1日でも穴あいたままはヤだし、中古っても1年2年でまた陥没ってコトもなかろうし、よろしいに決まってますがな。へえ、それで頼んま。 にーちゃんは、2時間もせんうちにやってきた。 にこー、と全開の営業スマイルで、すちゃっと取り出したのは、ぺっかぺかのフタ。えらいキレイやな、と思ったら。 「北川様、結局、新しいフタお持ちしました」 結局って何がじゃい、と言う間もなく、にーちゃんは、塾のセンセか実演販売かみたいなカンジで背広の肩口辺りにフタを構え、刻まれた文字をびしっと指さす。 「こちら、前の物より強度が高くなっておりまして、『耐圧』仕様となっております」 あ、ホントだ。型番にアルファベット増えてるし、『耐圧』の文字がきっぱり。 「あ、ここ、ちょっと擦れて汚れてますけど、ホントに新品ですから〜」と言いつつ、にーちゃんはぱっぱとフタを入れ替える。 ま、いいか、少々金かかっても、その分長持ちするはずだしな。つっても、コッチが承知したのは中古で、新品持って来たのはソッチの都合…って言えんこともないよな〜ぁ? 「ありがとうございます、お手数かけましたぁ。で、おいくらになります?」(←対営業スマイル・極めて無邪気バージョン) 「あ、結構です、お納め下さい」 「あらまあ、それはどうもありがとうございます〜v」 よっしゃぁぁあっ!(←心の声(^ ^;)) 何がどうなって新品がタダで納入されたんかは謎だけど、やれありがたや。 今月は出費が多いのよ。先月買った相方の服代の引き落としとかさー…って、この話はまた今度だけど、マジ、ありがとうです、K産業。 で、これが新品のフタ。『耐圧』仕様(笑)
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2006年12月04日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]


