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例によってNHKなんだけど、チョット前の『美の壺』で「和ろうそく」やってた。 ろうそく…ホントは漢字表記のが好きなんだけど、パソの画面の場合、フォントによっちゃ珍妙なOS略字が出るコトあるんで、ひらがな表記(T_T) 「ろう」のつくり…右半分が省略されてるあの形、キライなんだよ。常用漢字なら、例えば「猟」とか、全然気にならんのだけどな…。 もちろん、手書きでメモとかナンカの下書きとかは、当人や関係者に判読できりゃいいんで、好きなように略してクダサイ。 ケド、不特定多数の目に触れる可能性があるなら話は別だ。 常用漢字表の表外字は、やっぱ基本的に康煕字典体でお願いしたい。 簡易慣用字体だか知らんケドさ、24ドットのワープロならともかく、ケータイのちっこい画面とかならともかく、17インチのモニターでヘンな略字は見たくないし、見せたくないさ。 話がずれた。 和ろうそく。 県内にも、昔ろうそくで栄えたトコがあって観光地になってるし、手作りしてる店も、かろうじて残ってる。自分もずーっと前に1度行った。 和ろうそくは前々から欲しかったんだけど、高かった…。いや〜、その頃、自分の給料すげー安かったんで(^ ^;) 結局、20cmくらいのフツーの白いヤツ買ったんだった。 で、その『美の壺』のナレーション。 画面には、フツーに真っ直ぐなろうそくと、寺で見るような上が広がってるヤツが大小取り混ぜて映ってる。 それはいいんだけど、それぞれ、白いのと全体赤いのが……。 「主に白は日常使い、朱はおめでたいときに用います。」 ………えーと…(^ ^;) 理屈としては分かる。日本では、赤は基本的にめでたい色だ。 ケドね。こと、和ろうそくに関しては、真っ赤はすげー不吉なイメージなのよ、個人的に。 少なくとも、火ぃつける気には絶対なれん。 理由ははっきりしてる。 『赤いろうそくと人魚』って童話のせい。 読んだのは、多分、小学校の低学年かなあ? 原作丸々じゃなくて、「日本の童話」みたいなのに収録されてたダイジェスト版だったかも知れん。 今チョットググったら、作者は小川未明。 ストーリーは、はっきり覚えてない。ただ、自分のコトとて、妙な細かいトコは覚えてる(- -;) 人間の老夫婦に育てられてる人魚の女のコが、赤い絵の具でろうそくに絵を描くトコ。 最初はコドモの遊びってか、じじばばがろうそく作ってるからワタシもする〜、お手伝いする〜、みたいな?(^ ^;) コレは挿絵の記憶かも知れんケド、シンプルな魚柄とか貝殻とかの、「絵」っちゅうより「柄」みたいなカンジだったな。 そのろうそくでお宮に参って、燃えさしを持って海に出ると船が沈まないってんで、村の衆の間で評判になるコト。 家を出るコトになった女のコが、残ってたろうそくを泣きながら全部真っ赤に塗りつぶしたトコ。 で、その後、誰がお供えしたか分からんケド、お宮にその赤いろうそくの灯がともると、大時化になる…みたいな。 記憶からはすっかり抜け落ちてたケド、女のコは家を出たんじゃなくて、売られた……てか、ムリヤリ買われたんだな。 村に来たヨソ者…香具師が、人魚なのに気づいて、見せ物にしようとしたらしい。 じじばばは大金積まれて心変わりしたらしいんだけど……なんでコレを忘れてたかな〜、自分(- -;) ま、それはさておき。
自分が和ろうそくに憧れたのもこの話なら、赤いろうそくが禁忌と悲嘆の象徴になったのもこの話。 今さら慶事用って言われても、ガキの頃の刷り込みってのは強力で、なかなかメモリーの書き換えがきかん(^ ^;) そのくせ、パラフィンの西洋ろうそくだったら赤くても全然気にならんのだよな。 やっぱアレかな、和ろうそくは作ってから色塗るケド、西洋ろうそくは色つけたロウで作るからかも。 既に「ろうそく」って意味を持つ形になってる上に、さらに「色を塗る」ってトコに意味があるような…。 この辺突き詰めてくと、アニミズムとか付喪神とかに行きつきそうなんで、この辺で。 |

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