中途半端

ご無沙汰だけど、生きてはいる

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『オペラ座の怪人』

多分、ミュージカルが一番有名なんだと思うケド、自分はナマはもちろんテレビとかでも全然観たコト無かった。あ、劇団四季のポスターは、かなーり前に見たコトあるケド(^ ^;)
音楽の方も、フィギュアの高橋大輔がフリーで使ってたからモチーフが分かる程度で。
そのくせ、原作の小説は読んでたりする。

で、こないだテレビの番組表で見つけて。興味はあったんで、観てみたワケ。
2004年公開の映画で、監督は知らん人だったケド、制作・脚本にはアンドリュー・ロイド=ウェバーの名前が。
ロイド=ウェバーつったら『キャッツ』とか『エビータ』の人だよな? ああ、『オペラ座の怪人』もそうだったっけか。
「メモリー」と「アルゼンチンよ、泣かないで」くらいなら聞いたコトあるぞ。
つまりはそんくらいの認識で、特に期待はしてなかったんだけど。


……いや〜、すごかったわ。

まず、映像が…つーか、「絵」がすげーキレイ。
フィルムのどの1コマ切っても、そのままスチールになるぞ、みたいな。
アタマのオークションの場面から本編へ、前奏曲にのせて展開してく映像は、ある意味ケレンなんだけど、もうむっちゃカッコよくて鳥肌モン。
うにゃ? セリフ代わりにいきなり歌い出す…ってコトは、ロイド=ウェバーのミュージカル版そのまんま映画化したってか?
うーむ…今頃になってわざわざ作るからには、つまりはそもそもこーゆー「絵」がやりたかったってコトだよなあ?
となると、逆に、舞台でコレどう表現したんか非常に興味が(笑)


しかし、気になるトコもチョコチョコ。
最大にして根本的なトコで、「怪人」役の歌声が……原作のイメージとナンカ違う(- -;)
そら自分はミュージカルもオペラも詳しくないケドさ。
監督が選んだんだから文句言う筋合いじゃないかもだけどさ。
それにしても、この声は違うだろ。歌唱もナンカこう…ヘンにひねってねじってってカンジだし。
ちょと調べたトコによると、カルロッタ役以外は、役者本人が歌ってるそうで。
たいしたモンだとは思うケド、それでもやっぱ……この声、すげー違和感(T_T)

で、あんまヤだったんで、ミュージカルの方、1986年ロンドン・オリジナルキャストのサントラ聴いてみた。イヤ、相方がハイライト版持ってたのよ(^ ^;)
へー、ミュージカルのクリスティーヌって、サラ・ブライトマンだったんか。
でもってこの時期はロイド=ウェバーと結婚してたらしい……はあ、なるほど。
しかしなあ……コレ、ホントにサラ・ブライトマンか?
うーん…今と比べてっちゅうか、比べるまでもなく全然たいしたコトないぞ?
高音は出てるケドなんか声にムラが多いし。フツーのセリフのトコは、すげー蓮っ葉に聞こえるし。
イヤイヤ、今の問題はクリスティーヌより「怪人」なんだって…あ、やっぱコッチのがいい〜(T_T)
声張っても、濁らないし幅あるし〜。
でも、仮面取られて激高するトコはちょと迫力不足かも……うむむ、難しいな(^ ^;)


他に気になったのは、字幕が何ヶ所か。
たとえば、カルロッタがドタキャンした初日の公演の謎。
昼間リハしてたんは新作の『ハンニバル』。
で、いきなりすねた彼女をなだめるために新任の支配人が出した案が、「エリッサが歌うアリアをシニョーラに」。
彼女は、3幕の衣装ができてないから歌わない、とますますゴネる。
ちょっと待て。どーゆー意味だ??
えーと……、まず、全幕モノのオペラで歌の横流しはムリだろ?
てコトは、『ハンニバル』じゃなくて別のヤツのアリア? んじゃ、今夜の公演はガラ・コンサートか??
セリフが聞き取れりゃ分かるかと思ったケド、この辺立て込んでて(- -;)
単語レベルだけど、フランス語とイタリア語が入り交じっててすげー聞き取りづらい。
オマケに、原作ではスペイン人のカルロッタ、どうもイタリア人設定らしくて、英語もイタリア訛りだわイタリア語混じるわで(T_T)
ホント、何で機嫌直して歌い出したんか、今もって謎。
しかも、本番のクリスティーヌ、プリマドンナの代役だっつーにそのアリア1曲しか歌ってないっぽいし〜。
初日は、日本で言うトコの「ガラ」だったってコトかなあ?
確か、支配人達が何度か「今夜のガラ」って言ってると思うんだけども、字幕は「初日」だけだしなあ。
原作では、前監督退任の特別公演てコトになってて、間違いなく「ガラ・コンサート」だった。
クリスティーヌが歌ったのは、“『ロミオとジュリエット』のいくつかのくだり”と、“加減の悪くなったラ・カルロッタの代役で歌った『ファウスト』の牢獄の場と最後の三重唱”(ハヤカワ・ミステリ文庫/日影丈吉・訳)だし。
まあ、場面としては、プライドが高くてワガママなプリマドンナの機嫌を取るのは大変だ、みたいなコトが通じればいいんだろーケド、やっぱ分かりづらい。


あと、「パンジャブの絞首縄」のコトは、も少し触れて欲しかった。セリフでも映像的にも。
せめてジョゼフ・ブーケは、投げ縄式で捕まらないとでしょう。
でないと、ラウルの「防御の姿勢」が意味不明ですげーマヌケじゃん(- -;)


まあ、何だかんだ言っても、かなーり気に入ってるんだけどな(^ ^;)
どうでもよけりゃ細かいトコにケチ付けたりしないって。
ソレとは別に印象に残ったのは、クリスティーヌの友達で同じくバレエ・コーラス団員のメグ・ジリが、舞台以外のトコでもちゃんとバレリーナ歩きしてたコト。
や、あのコ、カワイイっす。声も顔も。
妙に行動力のあるトコといい、クリスティーヌより好きだ〜(笑)


〈おまけ〉
今日、録ってあったの確認したら、タイトル画面、『The Phantom of the Opera』の上に、ちっこい文字でちゃんと「Andrew Lloyd-Webber's」って書いてあった(笑)

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