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番外編(神代・ホデリノミコト&ホヲリノミコト)
火照命(ホデリ)と火遠命(ホヲリ)と言われてもピンとこないかもしれませんが、「海幸彦・山幸彦」の兄弟と言う昔話はご存知の方もいると思います。
彼らは天孫・ニニギの息子ですが、なぜ「火」の字が名に入っているかというと、「私の子か?」と疑われた奥さんが身の潔白を証明するために家中出産したおかげで火の力が授かったとされています。
兄ホデリは海の幸を糧に、弟ホヲリは山の幸を糧に暮らしていますが、ある日弟のホヲリが「僕も海で漁をしたい」と言い出し、渋る兄を説き伏せて、海に出ます。
そして兄の大事な釣り針をなくします・・・当然、兄激怒!釣り針を探しに海に入ります。
そこで一つイベントが起こります。
なんと海神(ワダツミ)の娘・豊玉毘売(トヨタマビメ)に一目ぼれされ、3年間接待を受けて楽しく暮らします・・・あれ、浦島太郎か?と一瞬よぎりますね。
その後、運よく兄の釣り針を見つけ、娘から『塩盈(しおみち)の玉』と『塩乾(しおひ)の玉』というスーパーアイテムをお土産として渡されます。
塩盈は潮を満ちさせ、塩乾は潮を引かせる玉で、兄を完敗させて地上のリーダーに君臨しました。
海神の娘は妻になります。
いやいや、チート(どんなことをしても対抗できない絶対的なズルいこと)アイテム過ぎですよね、もともと自分が兄の大事な道具を無理やり借りた上に紛失したくせに、逆恨みでしょ?
そしてこのホヲリの孫が初代天皇・神武となりますが、彼も兄たちを差し置いて(長子は戦死)トップを獲ります。
古代では、末子が権力を相続する風習だったのか、初代天皇が末子だったから上の兄弟を悪者に描いたのか分かりませんが、長子が残念過ぎだと思います・・・
そう言えば、「北斗の拳」も末弟ケンシロウが伝承者に選ばれ、兄であるラオウやトキは・・・あ、僕も長子です、残念なヤツかも?
このブログは、日本の各時代を僕の解釈によって擬人化し、歴史雑学を分かりやすく楽しめるようにしたエッセイで、登場するのはすべて擬人化された時代で、名称もその時代です。
更新は月曜と木曜を予定しています、次回は月曜です。
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