梢のぶつぶつ

最近は高い木が少なくなったけれど、それでもこうしてとまっていると遠くのものも見えてくる。

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今年7月に盲導犬のオスカーが何者かにフォーク状のものでお尻を刺された事件で、多くの人は卑劣な犯人に憤った。
が、
報道が過熱するにつれ、育成施設の側にも非難や怒りの電話やメールが相次いだという。
いわく「盲導犬というシステム自体が動物虐待だ」。
ある芸能人はブログでこう書いた。
「ただ黙々と目の不自由な方に仕えるのみ・・・それは一種の『虐待』と思っています。かわいそう過ぎます。盲導犬にされた犬は何と不幸な星の下に生まれたことか」

バカとしか言いようがねえ。

人間なら、せめてイヌネコ以上の最低限の知識は持ってから他人を批判しなよな。
恥ずいだけだぜ。

犬というのは群れの中での序列意識の強い生き物だ。
自分の位置を確認し、自分より下のものを守り、面倒を見、自分より上のものに従う。
そういう状態にあって犬は精神的に最も安定し、安心して暮らせるという本能を持つ動物であることを知っておく必要がある。
さらに、盲導犬に多いゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーは元は狩猟犬で、人と一緒に仕事をし、それを褒められることを報酬や喜びと感じる犬種だ。
だからこういう犬種をバカみたいにネコっかわいがりするだけだったりすると、かえってストレスとなって精神的に不安定になる。

盲導犬候補の犬はまず、子犬のうちは里親の元で無条件に愛されて育つ。
「人」への信頼は盲導犬にとって絶対条件であるからだ。
そして、適齢期になると彼らは訓練所に入り、人を導く「仕事」のための訓練を受ける。
年に30〜40頭の候補生が訓練所にやってきて、一人前に育って盲導犬として「仕事」につくのは3割ほどだ。
残りは里親の元に帰され、あるいは新しい里親に引き取られ、その家の家族として暮らすことになる。
「人との触れ合いを愛し、人を導く仕事に喜びと誇りを持てる性格の犬しか送り出さない」と、指導員として30年の経験を持つ加藤氏は言う。

新たな主人は目が不自由だ。
その主人の下でともに仕事をし、必要とされ、褒められ、感謝されて生きる。
犬としての本能をここまで充足させ、濃密で幸福な時間の過ごし方が他にあるだろうか。

人間だって、誰かから必要とされ、衣食の心配なく一生を捧げられるような仕事を持つ方が、贅沢三昧は出来るが生きる意味が見いだせず、心に空虚を抱えているよりはうんと幸せだろう。

犬は知能の高い生物だ。
そして、犬の本来の本能について少しでも理解があるなら、盲導犬が虐待だなどと言えるはずがない。
それは彼らを蔑んでいることでしかない。

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この記事の意見に全面的に賛成です。

動物と人間を区別(差別)する人は、盲導犬の仕事を虐待だと感じるでしょうね。
でも、動物と生活を共にしたことのある人なら、動物がいかに思いやりや、プライドを持っているかわかる。危険な仕事をする人間と同じなんですよね。

盲動というミッションは犬の誇りであり、飼い主への愛の表現なんです。動物も植物もつまり生命は、役に立ちたいという本能を無意識のうちに持っています。

だからこそこの世界は、さまざまな命が生きることが出来るし、相互依存で成り立っている。
辛いミッションを役割とする生き物、人間もそうですが、彼らに私たちがすることは同情ではなく尊敬と感謝です。

2014/11/5(水) 午前 8:44 都環 咲耶子(とわさくやこ) 返信する

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咲耶子さん、コメントありがとうです。

このまま転載記事にしたいくらいのコメントですね。

2014/11/5(水) 午前 9:25 [ MM21s ] 返信する

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この記事、転載したいな。

2014/11/5(水) 午前 9:47 [ SUE ] 返信する

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SUEさん、コメントありがとうです。
転載可にしておきます。

2014/11/5(水) 午前 10:34 [ MM21s ] 返信する

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