梢のぶつぶつ

最近は高い木が少なくなったけれど、それでもこうしてとまっていると遠くのものも見えてくる。

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美しい2つの日本

億ションの展示場がにぎわっている。
一戸建て住宅から買い替える予定の男性(51)は東京新聞の取材にこう答えたそうだ。
「持っている株が値上がりしたので、売却して購入資金に充てます♪」

自動車販売が減り続ける中、フェラーリなどの高級車の輸入量は逆に増えている。
カナダ・ロイヤル銀行によれば2013年時点での100万ドル以上の資産を持つ富裕層は、日本では前年から42万人増えた。
この富裕層の持つ資産総額は、約127兆円も増え、652兆円に膨張した。

一方、神田駅の商店街では、250円弁当に行列ができている。
やはり東京新聞の取材によれば、並んでいたアルバイト店員の男性(21)は節約のためにここで昼食をすますという。「2年間で時給は10円上がっただけ。物価は円安や消費税でどんどん上がる」
派遣社員として運送会社で働く男性(45)は時給900円前後と最低賃金すれすれ。
食費の上昇などで生活は苦しい。
「交通費だけでも支給を」と要求したが、あっさり拒否された。
運送業界も円安による燃料費上昇で倒産続きなのだ。

非正規労働者は2013年は前年より93万人増え、労働者の約37%に達した。

見えてくるのは、不労所得によってますます潤う富裕層と、働けど働けど追いつめられてゆく貧困層。

富裕国と貧困国。
2つの日本。

アベノミクスの当面の『成果』である。


『TIME』という映画を観たことがあるだろうか。

その世界では『時間』がお金のごとく流通している。
底辺で働く貧しい人々は、まさにその日暮らし。
1日懸命に働いて翌日の『時間』を受け取る。
『時間』がなくなれば、その瞬間に死んでしまうのだ。
だから生き延びるために『借時』もする。
当然、利息がつくから、その分まで稼がなくては返済日には死んでしまう。
一方、時間をたくさん持っている富裕層は、その時間を貧しい人々に貸して『利息』を吸い上げ、さらに豊かになってゆく。
ほとんど天文学的な時間数を持つ彼らは、死ぬことがない。
そんな世界でドラマは展開してゆく。

資本主義経済のカリカチュアなんだが、
『お金』が『時間』に置き換わることによって、より直接的に『命』のやりとりになるからインパクトがある。

まだ観てない人にはお薦めです。

これが、資本主義の権化アメリカで作られた、ってのも面白い。

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観ました。その映画。

貧しいものが,富めるものに挑んでいく。

お金に関しては,日本も二極化が進んでいると感じてます。そんな状況が嫌で,海外に出て生活しようって若者も私の周りにはいます。

2014/11/23(日) 午後 9:38 電脳写真工房

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爺っちゃさん、コメントありがとうです。

おいらの中では面白い映画の一つ。
っつーか、アベノミクスの結果が見えてくるにしたがって、この映画の世界観と重なってくるような気がして・・・・

2014/11/23(日) 午後 10:08 [ MM21s ]


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