梢のぶつぶつ

最近は高い木が少なくなったけれど、それでもこうしてとまっていると遠くのものも見えてくる。

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われわれが生きてゆくのに必要なのは、お金だろうか。それとも水と食料と燃料だろうか。

間違えてはいけない。生きるのに必要なのは水と食料と燃料だ。お金はそれを手に入れるための手段の一つに過ぎない。

この本の中核をなす一節だ。

リーマンショックを待つまでもなく、すでに資本主義の限界は指摘されていた。
実体経済の10倍ものお金が空中を飛び交い、人々のくらしがマネーゲームに翻弄され、貧富の格差は拡大してゆく。
環境は収奪され、汚され、荒らされ、もはや人類を許容できるのかどうかの瀬戸際にある。
無限に「成長」し続けなければ成り立たない経済。

新たな経済学が必要だ。
ずっとおいらはそう思ってきた。

この本はその突破口になるかもしれない1冊だ。


イメージ 1


日本と同じく地下資源に乏しいオーストリア。
そのオーストリアがヨーロッパのど真ん中で、ユーロ危機の影響をほとんど受けない安定した経済を見せているのはなぜか。
小さな国だが、オーストリアの一人当たりのGDPは日本のそれを上回っている。
このオーストリアの小さな町ギュッシング市。
人口4000人に満たないこの小さな町はかつてオーストリアで最も貧しい町だった。
人々は出稼ぎにゆくか町を離れるしかなかった。
このギュッキング市が、今や世界の最先端を走り、年間3万人もの視察が殺到する注目の町になっている。
エネルギーの自給率はなんと72%と言う驚異的な数字だ。
エネルギーを自給したことがこの町に豊かさと雇用を生み出した。

他にも多くの具体例をあげ、具体的なデータを示しながら書かれる本書の言葉はけっして難しくはなく、平易でわかりやすい。
もちろん、日本の例もある。

もはや限界が誰の目にも明らかなグローバルなマネー資本主義。
その傍らに「里山資本主義」をそっと置け、と筆者は言う。

この概念に「限界量」という概念を組み合わせてゆけば、21世紀をリードする新たな経済学ができるかもしれない。

<限界量>

閉じる コメント(8)

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転載させてくださいね。

2015/1/3(土) 午前 7:44 [ あさり ] 返信する

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あさりさん、コメントありがとうです。

どぞ。よろしくです。

2015/1/3(土) 午前 8:11 [ MM21s ] 返信する

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これはアベノミクスと対極になる内容ですね。
私も読みました。
転載させてください。

2015/1/3(土) 午前 9:22 [ SUE ] 返信する

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SUEさん、コメントありがとうです。

そうです。
安倍が、一国の総理が、口をきわめて藻谷さんをののしっているらしい。
アベノミクスの最も突かれたくない弱点を鋭く突いているからだろうね。
藻谷さん自身は困惑してるらしいが。。
転載よろしくです♪

2015/1/3(土) 午前 9:36 [ MM21s ] 返信する

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どんな内容なんだろう、面白そうですね。この本。

私もいつも、安心な生活にするなら、エネルギーを自給するのが一番よいのに、と思っています。
なんせ、水道ガス電気をしょっちゅう止められている知人がいるので。^^;

とはいえ、自転車漕いで電気を起こすわけにもいかないし・・・
専門家さんにゆだねるしか、方法はないのでした。
あー早く、東京電力とおさらばしたいです。

2015/1/3(土) 午前 10:01 都環 咲耶子(とわさくやこ) 返信する

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咲耶子さん、コメントありがとうです。

面白いですよお♪
そして未来へのビジョンを見せてくれます。
ぜひ一度手に取ってみてください。

2015/1/3(土) 午後 9:03 [ MM21s ] 返信する

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これは未読。この作家さんの本は人口問題を扱ったものを読みました。淡路島でも、明石海峡という流れの強い海域の水流を利用し、エネルギーを供給しようとしています。淡路島の人口ならある程度いけるようですね。。
都市部から地域へ・・
人口の大移動が起きれば、インフラ整備も必要で、エネルギーも供給システムの大きく変わらざるえないでしょうね。
まあ、そうなるには、大きな日本の改革が必要ですけど。。

あぁ。。福岡正信先生の哲学を読みたくなってきた・・

2015/1/7(水) 午後 4:08 [ ロマンチッカーnao ] 返信する

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ロマンさん、コメントありがとうです。

この本は希望の持てる本ですよ。
ぜひ読んでみてください♪

2015/1/7(水) 午後 8:00 [ MM21s ] 返信する

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