梢のぶつぶつ

最近は高い木が少なくなったけれど、それでもこうしてとまっていると遠くのものも見えてくる。

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IS人質事件の検証に当たって、さっそく政府は「特定秘密に該当する部分がある」と予防線をはった。
2人が人質にとられてからの政府の対応や外交の問題点を追求できないようにするツールとして使われているのは、ほぼ間違いあるまい。

国民の知る権利を侵す。
という批判が制定過程からのメディア等の主だった批判だが、実は「秘密保護法」のほんとうの怖さはこんなことではない。

重大なのは2つの規定だ。

1つは自首した場合の刑の軽減、免除の規定。
もう一つが「共謀罪」の規定。
しかも「未遂」でも罰する、とはっきり書かれている。

通常の刑法にはない規定なのだ。

つまり、
特定秘密(何がそれかは「秘密」なのでわからない)にアクセスしようと複数人で話し合った、というだけで逮捕して罰することができるとはっきり書かれているのだ。

しかも「自首」した者は刑を軽減、または免除する、とも書かれている。
他の刑法のように「自首すれば刑を軽減することができる」ではなく、
「軽減、または免除する」のである。

これで何ができるか。

時の政府にとって都合の悪い市民運動。
たとえば、原発再稼動反対や辺野古基地建設反対などの運動の中に、ボランティアなどとしてスパイをもぐり込ませる。
そして「これは国民に知らせるべきだ。情報を取得できるルートがある」などと煽った上で、「自首」させる。
これで主だったメンバーを逮捕して、運動を弱体化させることができる。

いや、それどころか、そもそも何の話し合いもしていなくても「自首」して「事件」をでっちあげることが可能だ。
起訴にまで持ち込む必要はない。
普通の市民は「逮捕」されて何週間も拘禁されるだけで生活は破綻、社会的には抹殺されたも同然になる。

「自首」したスパイはもちろん、刑は免除。
公安や政府関係者が「ウラ職務」として行なうことが可能だ。

どのくらいの人が、この怖さに気づいているだろう?

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