梢のぶつぶつ

最近は高い木が少なくなったけれど、それでもこうしてとまっていると遠くのものも見えてくる。

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たった一つの人生目標

神をも恐れぬエゴイズムを貫く

見た目は子ども
頭脳はくそったれサラリーマン

その名は、
銀翼のターニャ・デグレチャフ!


イメージ 1



タイトルだけ見てあらぬ期待を抱いたそのスジの方、
残念でした。。
絵柄を見てわかる通り、これはそういうマンガではありません。
そーゆーシーンは1回も出てきません。
(あ、1回だけターニャの戦闘服がビリビリに破けたシーンがあったっけ・・・)

主人公は天才でも秀才でもない。
中堅どころのエリートサラリーマンで、冷酷に他者を犠牲にしながらも仕事はきっちりこなし、それなりの大企業で順調に出世コースを歩んでいた。
そんなある日、「仕事」で冷酷にリストラした部下に恨まれ、駅のホームから走りくる電車の前に突き落とされてしまう。

あの世とこの世の中間(?)で神に会った彼は、理非をわきまえず信仰心を失った人間を嘆く神に対して、これを極めて論理的に「論破」してしまう。
怒った神によって「魔法が使え、戦争をしている世界に女として生まれ、孤児としての苦しい境遇の中で信仰心を取り戻すがよい!」と転生させられてしまう。

だが、それぐらいのことで「彼」の信念が屈することはなかった。
他者を利用し、犠牲にしてでも、己の出世とその結果としての安寧な生活を目指す。
この世界でも、その人生の目標を寸毫も変えることなく、「神」を認めずに「存在X」と呼び、冷酷なまでのエゴイズムを貫く彼の(彼女か)の生き様は、むしろ爽快ですらある。

ただ、彼(失礼、彼女か)の思惑は全く誤解されて相手に伝わり、また相手の思惑もこの男(失礼、幼女)の深読みのし過ぎによって誤解されて伝わり・・・・・
いやもう、そのすれ違いっぷりの可笑しさといったら!(^_^;)
これがこのマンガの面白さその1。。

・・・・で、事態はどんどんターニャの希望からは外れてゆくのだが、
しかし!
筋金入りの冷徹なエゴイストである彼(失礼、彼女)はけっして「神」などという「絶対の支配者」には屈しない。

このマンガの面白さその2は、
戦争をきわめてクールなリアリズムによって分析している点だ。
ターニャはこの世界で、前世の彼の記憶を持ったままであり、その彼は第一次、第二次世界大戦を冷徹なリアリズムの目で分析、理解しており、その「知識」を活かしてこの世界での重要な戦局に手柄を立てては順調に「出世」してゆく。
設定はファンタジーだが、どっかのハゲが書いた「ナンタラのゼロ」なんちゅう出来損ないファンタジーよりは100倍もリアルである。

主人公の性格を借りて、「戦争」の現実を冷ややかに俯瞰して観る視点がこのマンガには存在する。

このところ「戦争」を美化して、できの悪いファンタジーにしたがる輩が跋扈してるようなので、
このマンガを紹介した。




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