梢のぶつぶつ

最近は高い木が少なくなったけれど、それでもこうしてとまっていると遠くのものも見えてくる。

全体表示

[ リスト ]


Photo

地球の生物が何もかも消滅し続けている… : 淡水の大型魚類が40年間で「90%」という絶滅レベルでの減少を起こしていることが国際的な調査により判明

投稿日: 2019年8月24日
2019年8月12日の米国の報道より

あらゆる生物種が減少しているなかで

最近は、この地球のいろいろな生き物たちが消滅していることが明らかになりつつあります。
In Deep の記事でも、昆虫の減少が終末的なレベルに達していることを、以下の記事などを含めて、何度か取り上げさせていただいたことがあります。
そして、特に最近は、生物たちの中でも「人間の食糧生産」と最も関係の深い生物であるといえる「ミツバチ」が劇的な減少を見せています。
これに関しては、個別の事象や全体的な状況を含めて、最近の以下のような記事で取りあげています。
最近では、ブラジルでも壊滅的なミツバチの大量死が起きたことを、
という記事でご紹介しました。
それ以外でも、昨年あたりからは、世界の野生動物が 40年間で 60パーセント減少していたことが判明したと報じられたり(CNN)、世界中の両生類で、減少と絶滅が起きていることがわかったり(ナショナルジオグラフィック)、とにかく、ありとあらゆる地球の生物が減っていることが報告され続けています。
そんな中で、先日、ドイツのベルリンにある淡水生物専門の研究所が、全世界の淡水に生息する生物のうち、「大型の淡水動物」の生息数の推移を調査したところ、何と、
「過去 40年で 9割減少していた」
ことがわかったのでした。
この研究では、体重 30キロ以上の淡水生物について調査され、その対象は、淡水のイルカや、ビーバーやワニ、大型の淡水カメ、チョウザメなどですが、こういうものたちが、90パーセント近く「消滅」していたのでした。
以下のグラフは、ネイチャーに掲載されていた、この調査での淡水の大型生物種の数の推移です。

1970-2012年の大型淡水動物の数の推移

どちらも、ものすごい減少ぶりですが、特に、南アジア、東南アジア、中国南部の生物区の領域では、99パーセント減少していた地域があったこともわかったようで、99パーセントの減少レベルですと、「ほぼ絶滅した」と言える数値といえそうです。
上の動物のうちのいくつかは、皮や卵(キャビア)などのために捕獲されますが、もはや「繁殖が追いついていない」ようです。
どんな生物相でも、これだけ短期間に 90パーセントなどの個体数が減ったということは、淡水の大型生物たちは、基本的には、絶滅に向かっているように見えます。
現在、昆虫も、あるいは場合によっては、ミツバチも絶滅に向かっている段階にある可能性がありまして、そして、その減少のペースがものすごく早いのですね。冗談ではなく、今後の数年とか 10年とかで、大部分のそれらの生物種が地上から消えてしまうのではないかというような気も最近はします。
この研究を取り上げていた報道をご紹介します。
 

調査により、大型淡水動物の個体数が88%減少したことが明らかに

最近の国際的な研究で、「大型の淡水動物の個体数が大幅に減少している」ことが確認された。
ドイツのベルリンにある「ライプニッツ淡水生態学・内水漁業研究所(IGB)」の科学者たちが率いたこの研究では、1970年から 2012年の間に、世界中で収集された 30キロ以上の重さがあるメガファナ、あるいはメガフィッシュと呼ばれる淡水大型動物の生息数に関する調査をおこなった。
これらには、淡水のイルカ、ビーバー、ワニ、巨大なカメ、チョウザメなどが含まれる。
そして、全体として、淡水大型動物相の個体数が、42年間で 88パーセント減少していたという衝撃的な結果が示された。これは、同時期の陸上と海での脊椎動物の個体数の減少率の 2倍となる。
地域的には、南アジアと東南アジア、中国南部が含まれるインドマラヤ生物地理区では、淡水大型動物相の個体数は 99パーセント減少していた。
ヨーロッパ、北アフリカ、そしてアジアのほとんどが含まれる旧北区生物地理区と呼ばれる領域でも 97パーセントの減少を示し、このふたつの生物地理区での減少が最も高かった。
減少している淡水大型動物の中で最悪の率を示した種は、チョウザメ、サケ科の魚(サケ、マス、イワナなど)や巨大なナマズなどの大型魚で、これらは 94%減少していた。また、水生の爬虫類は 72%減少した。
淡水大型動物の劇的な減少の最大の要因は、過剰な捕獲だと考えられる。これらの大型の淡水動物は、肉や皮革、毛皮、あるいは卵の収穫のために捕獲されるが、捕獲のペースが、繁殖のペースを上回っている。
さらに、減少の原因として、世界中で増えている河川のせき止めが大きく関係している。河川のせき止めが、淡水大型動物種が産卵場へと赴くことや、えさ場へ到達することの障壁となっている。
しかし、中には、近年の保全努力により、増加がもたらされた種もあり、13種の淡水大型動物は増加していた。この中には、アメリカのチョウザメとビーバー、およびアジアのメコン川流域のイラワジ川のイルカが含まれている。
研究は、科学誌グローバル・チェンジ・バイオロジー(Global Change Biology)に掲載された。論文は、淡水大型動物に対する、さらなる保護努力が非常に必要であることを示している。

 
ここまでです。
最近起きている「生物相の危機」といえば、異常な数と規模で発生し続けている世界中の森林火災による生物相の消失があるかもしれません。
先月、シベリアの森林火災としては過去最悪の火災が起きていたことは以下の記事などで取りあげていました。
このシベリアの火災は、現在はある程度収まってきているのですけれど、今度は、南米のブラジルやペルーなどを中心として広がるアマゾンの熱帯雨林で、過去最大の山火事が続いています。
以下は、8月24日の報道からの抜粋です。

「アマゾン火災」がここまでひどくなった理由

東洋経済オンライン 2019/08/24
このままでは熱帯雨林の一部が草原化も?
世界から注目が集まっているブラジルのアマゾンで多発している火災によって、これまでにない規模の熱帯雨林が焼失している。今年に入ってからだけでも8月20日までに7万4155件の火災が発生し、その数は前年同期比で83%も増加。
しかも、人工衛星が確認したところ、8月15日からわずか1週間で、9507カ所で火災が発生しているというのだ。
これに対して、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は22日、「われわれの家が燃えている。文字どおり。地球上の酸素の2割を生み出す『肺』、アマゾンが燃えている。これは国際的危機だ」とツイッターで警告。
 
さらには、現在、アフリカ大陸のアンゴラからコンゴ民主共和国にまたがる広い範囲で、大規模の山火事が発生していることが、人工衛星で確認されています。
以下は NASA の 8月24日時点の森林火災マップです。赤い「ドット」ひとつひとつが森林火災の発生場所を示しています。
2019年8月24日の世界の森林火災の状況
南米とアフリカを拡大しますと、そのすごさがわかります。
火災の面積が、もう日本の面積の何倍というような比較ができないほどに拡大していまして、もはや人の手で消火できるようなものではなさそうですが、ここまで規模が大きいと、自然鎮火がいつになるのかもよくわからない面があります。
シベリアの山火事を含めまして、アマゾンとアフリカのこの巨大森林火災は、各地域の生物相を壊滅的に変化させるか、あるいは「生物相が消滅する」と思われます。
 
こういうこともあり、この 2019年という年は、地球の生物相が急速に消滅していくことが「目に見えてわかる年」となっているような気がします。
また、今回の本題は、淡水の生物種の減少についてでしたが、この「水」システムについては、以下の記事などをはじめとして、「いかに地球の淡水系が、私たちの日常の薬で汚染されているか」ということについて、ふれることがあります。
主に、人間から排泄される抗生物質や抗ガン剤などの薬物などにより、淡水に微生物が生きることが難しくなっているため、微生物から始まることで成り立っている「水中の生態系」が崩壊した水域が多くなっています。
今の地球の多くの河川や、あるいは海中は、生物が生きるのにはふさわしくない環境となっている場所が増加していると思われるのです。
そのため、今後も淡水の生物種は加速度的に消滅していくはずです。
これからも、私たちは生物種の消失という事態を次々と見聞していくことになると思いますけれど、そのような状態の中で、人間社会がいつまでもつのかはわかりません。
個人的には、長くても 30年、早ければ 10年以内に、人類種の消失も始まるのではないかと思います。他の生物種がいない中で人類が生き残ることは難しいです。
※実は人間自体がすでに絶滅危惧種だったりして・・・      地球をわがもの顔に好き放題に壊して、殺戮の限りを尽くしたのだから、当然と言えば当然でしょうね。。。※


転載元転載元: kakaaのブログ〜土と野草と野菜の生命力を信じて〜


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事