梢のぶつぶつ

最近は高い木が少なくなったけれど、それでもこうしてとまっていると遠くのものも見えてくる。

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昔、広大な地域を征服して一大帝国を築いた帝王たちは、思ったにちがいない。

この見渡す限りの大地がすべてオレのものになった!

しかしそれは彼の単なる「思い込み」である。
彼はその大地を所有などしていない。
そこにわき起こる風も、空をゆく雲の形も、生える木も草も、ましてや土の中の億万の小さな虫や生き物たちの動きも、何一つ彼の意思で自由にできるわけではない。
彼はただ、「これはすべてオレのものだ!」と
人間たちに対してだけ言い張る権力を手にしたにすぎない。

そんな彼は、
せいぜい彼の目の前に現れる数十人の人間相手に尊大に振舞えることと
いつ誰が自分の座を狙って寝首をかきに来るか
と不安に怯える日々を送らなければならないことを除けば
今、この記事を読んでいるあなたと、ほとんど何も変わるところはない。

あなたは今、
かつての帝王や王侯たちよりも
はるかに美味しいものを食べ、
はるかに美味しいものを飲んでいる。

かつての王侯貴族たちが
望んでも聴くことのできなかったような音楽を聴き、
おとぎ話の世界でしかなかったような「動く絵」を観ることができる。

かつての王侯貴族たちが乗ったどんな乗り物よりも
快適な乗り物に乗り、
彼らが想像もしなかったスピードで移動することができる。

かつての王侯貴族たちが
見ることさえなかった面白いゲームや遊びが目の前にあり、
権力を手にいれた後、ほぼ必ずと言っていいほど不老不死を望み、そして手に入れることなく死んだ
どの帝王よりも長い余命を持っている。
現実にだ!

あとは、
かつての帝王たちがそうしたように
思い込むだけでいい。

この大地も、空も、海も、山も、
見渡す限り私のものだああぁ!!!

誰も文句は言わない。

口に出さない限りは。。

そのくらいの制約はあってもいいだろう?
かつての帝王や王侯だって、もっといろいろな制約に耐えていたんだから。
それに比べりゃ、はるかに自由じゃないか。

なのにあなたは
何が不満で
そんな不機嫌な顔をしてるんだい?


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