福島の青い空(470)
善魔について
現在魚住昭氏の著作を集中的に読んでいる。私はこの手の
著書が苦手で、勉強しながらやっと読んでいる。別の世界
の人間だからだ。こういう世の中のことを知らなかったか
ら、頭から放射能をかぶせられるような結果になったこと
を悟り、遅ればせながら勉強している。そういう生活が8
年も続いている。
その中で辺見庸さんの言葉が出ていた。
辺見さんが山谷で活動している神父さんに会ったら、その
神父さんが独り言のように『今の世の中ってゼンマばっか
りだ』とつぶやいたのだという。
ゼンマって何だろう。知らない言葉だと思っているうちに
「善魔」だとわかった。自分を棚上げにして善を語り他人
の悪ばかりを言い募る人間を指すらしい。
神父さんいわく『善魔っていやですね。厄介ですねえ。
辺見さん、まだ悪魔のほうがいいですよ。悪魔の方がよほ
ど魅力的だ。』
辺見さんはそれを聞いて思わず膝を打ち、こう考えた。
善魔は今は宗教界だけでなく日本全域を徘徊している。
マスコミはいうに及ばず、オウム評論家の過半も善魔たち
だ。彼らは自分の欲、自らの薄汚さを隠して、他者の悪を
言い募り,一山いくらのチープな善を語る。この善魔たち
が世の中をファッショ的に覆い、新たな国家主義と連携し
ながら人びとの内面にまで土足で踏み込んできている。
だからこんなに息苦しいんだ。チープとは安っぽいという意味。
この話はオーム真理教の頃の話である。現在でいえば、原
発問題やモリ・カケ騒動、安倍首相の国難的存在の話であ
ろう。そういう安倍自公民を支持している人たちも国難的
存在だということである。
間違っても「福島の青い空」の話ではない。当ブログはい
かにも人の悪口が多いが、すべて自分の当面している利害
関係ばかりで、いわば身に降る火の粉を払っている、自己
防衛的なものである。
「善魔」とは遠藤周作の造語である。
今日の朝刊を読んでいるが、ことさら眼新しいこともな
く、「原発関連死」も去年以来増えていない。
したがって伝えたいニュースがないんです。
他の人のブログでは早野龍五東大名誉教授の被爆者データ
の不正流用、データの意図的な改ざんで、被曝の実態を過
小評価し、世界に発信したことなどが取りざたされてい
る。善魔。
この早野龍五教授や取り巻きの糸井重里などデタラメを言
い散らしている手合いの背景、思想などいまだに不明だ。
どんな意図を持って、そういうことを言ってまわっている
のかよく調べてみたい。
彼らには福島の高校生たちを原発見学に案内したりして無
用の被曝を積極的にさせていた疑いがある。
未だ原子力非常事態宣言が解除になっていない中で、何の
ために原発の中を案内しなければならなかったのか、今で
も不可解である。
さらに、6号国道沿いはすでに安全だとして、沿線の中高
校生たちをそそのかして、道路清掃を行なわさせた前歴が
ある。何のためにそういうことを考えているのか実態を知
りたい。
そういうことに必ず早野教授たちが絡んでいる。
早野教授たちがインチキデータを集め、改ざんして放射線
の影響を少なく見積もり発表していたのだ。
6号国道は安全だというデータはそういうことで下された
評価です。
早野教授っていったい何なんだ。
だから清掃運動を主催した人たち、参加させた学校教育
者、関与した人びとは放射線被ばくの責任をとってもらい
たい。
ヘンテコな、怪しい人たちはいろいろなことがバレはじめ
ている。善魔のことである。
相馬中央病院にいた越智小枝医師、現在も在籍してるが、
ほとんど福島に来ていない南相馬総合病院の坪倉昭治医師
など、この8年間福島に何食わぬ顔でやってきて、科学的
なデータを集めると称して、人々を診療してきた医師た
ち、さらに放射性物質の安全性、放射線の安全性などを口
から出まかせを講演会等で言ってまわってきた医師たちは
いつの間にか福島から姿を消している。
今そういうことを調べている。ほんとはマスコミの仕事だ
が、マスコミは独自の取材をする気がなく、県発表を鵜呑
みにした情報の垂れ流しばかりで、実際に耳に入ってくる
情報とのかい離は最近特にはなはだしい。
たとえば南相馬総合病院のこの7年間の患者数の変遷など
を見ると、おびただしく増えている。これは実際の南相馬
総合病院だけでのデータである。
白血病は4人➡46人に、
甲状腺がんは1人➡29人へ、
肺がんは64人➡227人、
肝臓がんは12人➡47人へ
とそれぞれ大幅に増えている。
詳しくはここをクリック
こういう情報が出ているのに福島のマスコミは後を追って
取材をしていない。
この傾向は17年4月の参議院での厚労省の小児甲状腺手
術数の実際の数字の発表の時もそうで、福島のマスコミは
すべて無視した。1082人も甲状腺を手術した患者がい
るのに、県民健康調査検討委員会での発表だけにこだわっ
て、厚労省から発表された5倍もの数字を完全に無視して
いる。この辺の事情はどうなっているかもわからない。
それはマスコミの仕事だ。福島県の小児甲状腺がん数は疑いを含め
て現在のところ204人だ。県発表。
かねて岡山大医学部の津田敏秀教授の甲状腺患者の想定を
荒唐無稽な異常な数字だといって一蹴した論文を公開して
いた、相馬中央病院に在籍していた越智小枝医師は今では
影も形もない。
事故が起きると突然姿を現し、ほとぼりが冷めるころ退場
している。
あれは一体全体何だったのか。これもマスコミの仕事だ。
私の取材力ではヘンテコさは分かるがそれ以上は霧の中
だ。
さらに疑問なのは、最近出版された、
『幸せになるための「福島の差別」論』という本だ。
筆者は番場さち子、開沼博、早野龍五、越智小枝などなど
の15氏である。すごいメンバーである。
番場さち子は東電の副社長と不適切な関係となり、手切れ
金として5千万円を要求した。切なくなった副社長は週刊
文春に逃げ込み幕引きを図ったが、成功せず、週刊文春に
載ってしまい、前代未聞の醜聞が明るみに出てきた。
福島復興本社代表を兼ねていた東電副社長は東電をやめて
今どこに行ったかわからない。
副社長の相手は番場さち子という人で南相馬で復興支援団
体を主宰している。表では復興だ、支援だと騒ぎながら、
裏ではスケベの限りを尽くしていたのである。こういう支
援団体などはすべてがそうなのであろうか。
こういうのは善魔どころではない。性魔というべきだろ
う。
復興支援などを押しつけていることからやっぱり善魔か
な。
他人の懐をあてにして、善をおこなうのだなどという手合
いはみなインチキである。
番場さち子のやってきたことは、東電の復興本社と組んだ
東電の下請けで、復興支援と称することをやってきていた
のではなかろうか。確かに復興支援など東電には似合わな
い。マッチポンプになるからだ。東電の復興支援などいか
にも空々しい。
復興支援に携わっている人たちは、すべてがカネとスケベ
で成り立っているようで信用なりません。一事が万事とい
うでないですか。
開沼博という人も同じで、この人はいわき市の人で、福島
の人の立場で、つまり被災者側に立って、活動していると
言われてきた。そういう立場の著作も種々出している。
しかし裏では、経産省資源エネルギー庁総合資源エネル
ギー調査会原子力小委員会の委員だという。つまり政府の
一員である。
さらに復興庁の生活復興プロジェクト委員でもある。
そういう人が被災者側に立って何を語ろうとしているのか
見当もつかない。善魔であろう。
私が感じたことは、こうした人たちの主張はすべてその真
逆が正しくて、主張していることをすべて裏返せば正しい
ことが判明するのではなかろうか。
これらの人たちはすべて地位や名誉、金やスケベで真逆の
ことを宣伝してきたのではなかろうか、ということを懸念
している。
コメント