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先日、民主党の東京の地方議員の勉強会で、NPO法人日本ソーシャル・マイノリティ協会の玄秀盛さんの講演を聴きました。家庭内暴力や金銭問題、DV、家出、ストーカーなどさまざまな問題を抱えた人々の相談を受ける「歌舞伎町駆け込み寺」としてテレビで見たこともある人もいるのではないでしょうか。どんな相談も体を張って受け、解決している姿が印象に残っています。
自殺したいと相談に来た人、不倫相手からDVにあって逃れようとしている人、ホストクラブの借金のために性風俗で働かされる人、非常に具体的なさまざまな相談対応事例などの講演を聞いたあと、質疑応答のなかで、自治体の相談体制ではできていないこと、できないことがある、ということ、また最後のセイフティーネットが機能していない、という話がとても心に突き刺さりました。
実際に政治・行政でも様々な相談に応じていますが、完全には対応できていないのが現状です。
この講演を聞いて以来、自治体の相談機能はどのようにあるべきか、最後のセイフティーネットをどうやって守るかということを改めて考えさせられました。
29日の渋谷のネットカフェでの新生児の遺棄事件など聞くと、なぜ救えなかったのだろうと思います。もしも仮に渋谷区の生活福祉課などに事前に相談に来られた場合どうなっただろうと、担当の職員にいろいろ聞いてみましたが、こういう場合、本人が冷静に誰かに相談できる心理状態になかったり、仮に命は救えたとしてもその後の養育には行政の支援だけでは簡単にいかないことも考えられます。
玄さんの講演では、最後のセイフティーネットは駆け込み「寺」と言うように本来は宗教が担うべき部分もあるとのことでした。
生死にかかわるところでは、倫理観や宗教観を抜きにして考えることはできません。そこに行政がかかわりにくいのも現実です。
たとえば実際にあった話ですが、家族が亡くなったときに生活保護ならば葬祭扶助である程度(20万円くらい)の支援があるのですが、これは簡素な葬儀・火葬くらいまでの費用は賄えるものの、埋葬となると都内で供養してくれるところはほとんどないようです。それでご遺骨を長く自宅に残してあるという方もいました。
どのように埋葬・供養するかは行政ではタッチしにくい問題です。
もしかすると、宗教のセイフティーネットが機能してないということなのかもしれません。
常に政治や行政がどこまでセイフティーネットを張るかという議論になりますが、私の考えとしては渋谷区の支援や相談体制も充実させなければならないし、このようなNPOや宗教団体、地縁、血縁など、民間の活動も必要だと思っています。政治の役割だけでは凄惨なニュースを無くすことはできないでしょうし、政治がこうした役割分担を改めて作り上げていかなければならないと、そう思っています。
○NPO法人日本ソーシャル・マイノリティ協会
http://jsma.jp/
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まずはお疲れ様でした。
今日のブログは私達も考えさせられる問題ですね。。。このような問題にも政治・行政の一生懸命な姿勢が必要であると思います。。。
そして、私達もまず現状を知ることが大切だと思いました。
浜田さんはとても勉強されていて、その姿勢は私の尊敬すべきところです。私も今勉強していることがあるのですが、頑張るぞ!
お体に気をつけて総選挙も頑張ってくださいね。
2009/8/2(日) 午前 8:30 [ gnd*k8*1 ]