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ここのところ、日経平均自体はやや安いのですが、いまいち欲しい株が安くないのであまりやることがありません。大方1万円くらいが妥当だとしていた年度初の決算予想から、下方修正を全体としてした分が10%くらいだったかと思いますので今の9000円強は理屈で言っても全く妥当な水準かなと思っています。
その時々で上がり下がりはあるものの、結果的にみると株式市場は非常に理屈に近いものだと言えますね。
根本的な普段株などをやる時も、根本的に価格を形成している理由を積み上げて、どの部分が動いているのかが分からないと、全然思っていることと違うことになります。
例えば円相場などはまさにその通りでしょう。常に短期的な上下に注目しているとすると、しばらく前だと100円には過去の推移からみれば戻るとか考えていたのかもしれませんが、動いている土台が違うわけですからしばらく前の理屈で考えても同じようにならなかったわけです。
基本的には、ドルが安いということが問題なのであって、円が高いという問題は二の次ということになりますし、土台としてドルを買っていた中国などが、金を引き出したら下がった分戻らないのも当然です。逆に最近では、その中国が円を買っているとのこともあるので、難しいものです。
株に戻ると、いまいち安い良い株は無い。安い株は安い理由がある株ばかりです。
今選ぶのは難しい株が多い。
なぜ難しいかというと、株価の判断が、赤字だとか未来が妙に不確実な企業が多い。
単に安い会社は多いですが、弱い企業で株価が暴落しているとか、万年増資会社みたいな会社は論がいなので安かろうが当然無視です。しかし同じ感覚で安くても少し違った特徴があるタイプの企業もあります。
それは、財務良好、決算不良、未来不透明というタイプの企業です。
こういった企業の特徴は、ひと昔前は主力事業が強く借入もほぼなく、金はあるが、事業の賞味期限が切れつつありリーマンショック後立ち直りきれない企業です。
例えばこれは目をつけていない会社なので、イメージとして捉えてもらいたいだけですが、理想科学という会社があります。この会社は、プリントゴッコ(年賀状プリント)の会社です。パソコンが普及する前は相当儲かっていたはずですが、その事業は完全に賞味期限が切れたと言っていいでしょう。ただし現在でもそこそこの会社として活動しています。コピー機をやっています。かたやライバルはキャノンリコーゼロックスと超優良企業ですが、それでもやっていけています。
なぜかといえば、コピー機自体の利益率が高い事業であることと、そういった優良企業が上から商売するのに対して、中小企業から攻めたのでとりあえず実際の競合はしていなかったから儲けが出たということ。
もうひとつは、そのやや難しい分野であるが、前の時代に蓄えた金があるからその事業自体を維持できたことが理由になるかと思います。もし、金がないのに同じことをやってもより良い製品は作れませんのでやはり金があったからこそできたことだと思います。
考え方としては、金があればある分野に参入はとりあえずできる分けです。それを維持できるかが勝負になります。ただ、投資する対象として見る場合ポイントとしては、そういった企業の全部が金だけ持って徐々に地の底に沈んではいかないことです。いくつかの企業は体勢を整え次の時代に競争力を持って突入できるということです。逆に金がなくて競争力の無い企業が、無理に投資をして次の時代に突入した場合ほとんどが勝ち残れません。ここが違います。
なので株価が現在安くても、未来は高くなる可能性を十分含んでいます。少しニュアンスは変わりますが、任天堂だってこういった部類の企業であるとおもいます。スーパーファミコンまではキングとして君臨していたが、ソニーに参入されいったん非常にまずい状況になりました。過去の競争力をほぼ失った感がありました。ただし、豊富な資金と経験(ゲーム会社としての本来の競争力)があったので、巻き返して前に進みました。
逆にソニーは、無敵の強さだったAV機器が無敵ではなくなり、ゲームの競争力が落ちた時点で、資金的にやや窮し任天堂に対して対抗措置しきれなかったし、ソニーはすべての分野でチャンピオン企業と闘っており難しい立場の企業になりましたね。
同じように、古くは紡績などは儲かる時代に設けた資金を用い今では紡績企業ではなくなってもきちんと競争力のある企業もありますし、昔の資金や土地を使い不動産企業的になって体を維持している会社もあります。
いま目を付けているのはそういった企業ですが、当然そのまま万年赤字でどんどん地の底に落ちていく企業もあるので、難しいわけです。ただしこういった場合でも、中途半端に考えず、悪い場合どうなっていくか、悪いのだけど景気回復があればどのくらい一息つけるのか、いい場合はどのくらいの株価になるのかきちんと考えて、ある程度思惑通りにいかなくても、何とかなると思える株価になれば買い出動をするという判断をすればよいわけです。最悪、次の多少株価が上がるべき時に売れるような株価で買えば、それでいいのかと思います。
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