あるバリュー投資家の株ブログ

目指せ年率20% ・・・投資判断は自己責任でお願いしますね。

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相場がこう着気味で特に言いたいこともないので、本の紹介をせっせとしましょう。

この本は、豊かさ・・いわゆる付加価値でしょうか、その歴史を紐解いたもので、なにも感じずに読むと単に産業とか技術の歴史をひたすら追い綴ったもののように読んでしまうかもしれません。しかし!そうではありません。感じるんです全感性で。働いた付加価値が、どうやって保蔵されて、通貨などに乗り移っていくか、私たちがほしくて欲しくてしょうがないお金の価値がどこから来たのかを考えられる内容です。お金が何なのかの本質や、経済発展ってなんでしょう?ってことを感じ取ることができます。

ローマ時代のコンクリート製法が失われて、18世紀だか17世紀位に再発見したとかいうくだりが確かあったかと思いますが、技術や富というのは絶え間ない努力により達成されて、その努力は案外個々人たちがになっていたものです。この本のキーワードは、私有財産でしょう。私有財産を社会が達成して個々人の働く動機が大きくなるにつれて爆発的に経済が成長したわけです。これを見ると、自由というのはなんて素晴らしいものであるかがわかり、その節度を保ち守っていくことが経済発展にとって最も重要なことだとつくずく感じます。まずこの部分で、今の経済活動がどれだけ自由だから効率的に行われていてそれが経済成長のエンジンであることを再確認します。
だからそれが株とどう関係があるといわれれば、それを意識することで自由に規制がある場合、私有財産に制限がある場合の国、業種だとかの非効率性を見つめなおして投資対象としてそもそもどうなのかが判断できるようになります。

それ自体でも十分読む価値はありますが、さらに意識してほしいのは、経営だとか株の上級者が考えていることになりますが、超過利潤だとか剰余価値だとか株価を上げる要因になるものが何なのか。そこでクローズアップすべきは、そのローマ時代から現代になるまでなぜそのコンクリート製法ができなかったか・・これが株に応用するポイントです。

中世では封建的な社会で一般人はほぼ農業をし、上納をし、ただ生きているだけです。それでは超過利益もあがらずに、その人自身が企業だと考えれば、まったく株価は上がらずに、一生を終えることになります。それを社会全体でみると、中世ヨーロッパは株価にすると1000年近く全く横ばいであったと言えるでしょう。超過利益がないんですからよくよく考えればその人に投資しても結局農業しかできないので、同じようなことしかできないわけです。だから出資者の利益もゼロです。巷では長期投資という言葉が安易に使われますが、ミレニアム(1000年)分の長期投資をしたってなにもなければ株価も上がらないってことです。これを言いたいわけではありませんが、ひとまず長期投資ってよくよく考えればこういうことですので、それを理解せずに長期投資だとかいう人は大嫌いです。・・・それは置いといて。

非常に株に応用した場合に重要なことです。なぜ新日鉄は30年も同じような株価でしか居られないのか?なぜシャープは所詮700円なのか?ってことにもつながりますし、じゃあなんで武田薬品は5000円なのか?ってことです。そこで投資すべきは何なのか。私有財産が確立した社会で、経済システムもある程度土台があり、意欲やインスピレーションにあふれた人に投資すれば超過利益が上がるんだということを感じ取れます。エジソンの電球会社を買い取った人はそれは素晴らしい投資になったわけです。単にこの本を読んだだけで基礎的な学習をしていないとこういったことは全く意識されないでしょうけど、結局株価を上げる要因は囲い込んだ他の会社が踏み込めない、自分の縄張り、自陣での商売はどうやって生み出せるのか、どうやって進歩していくのかってことを考えてほしいものです。全体的にこの本が理解できると、何が成長して何が超過利益で今後あり得ることは何なのかだとか、まともに使える未来地図の見えない部分が少しでも見えるようになります。

その未来地図ついでに言いたいのは未来はわかるってことです。安易な初心者はわかるわからないにかかわらず単に他人の書いた未来地図をたんに騙されて信じて失敗します。さらに中途半端なわかったような投資家は、未来はわからないみたいなことをいいます。

答えはどちらでもありません。わかる未来と分からない未来が単にあるだけです。私が来年ノーベル賞をとれるかといえば、100%無理でしょう。来年にならないとわからないでしょうか?いや違いますね。間違いなく私はノーベル賞をとれません。という議論と全く同質で、わかることと分からないことの区別がつくかつかないかの問題なんですね。ウォーレン・バフェットの投資法の極意は伸びるとか伸びないとか、安く買うとかどうだとかそういうことではなくて、単にほぼ未来にもらえると考えられるお金より安いか高いか割がいい代わりが悪いか、で判断しているということとなじです。それを自分がどれだけ分かれて、どれだけ区別できないかを意識できるようになると、そろそろ一人前の投資家になってきたなって感じなんでしょう。

という、ある一部分に関する的確な地図を描けるようになれる(かもしれない)非常にいい本です。書店でこの本を見かけました。結構大きい本屋さんで経済に関してもいろいろなジャンルが並んでいます。なんとこの本は、経済の特にジャンル分けされてもいない隅のほうに静かにありました。前回の国債の歴史も一番下段の、メイン棚におかけないのでしょうがなくそこにありました。パッと見には、暴落だとか中国だとかテクニカルだとか、儲かる!みたいな無駄な本が目立つように置かれていますが、本当に役に立つ本は静かに売れなさそうだけどなぜかそこにあるんですよね。それを手にできるかどうかでも重要な未来が変わるんですけど、自分が何がわかっていて分かっていないか、ついでに自分のレベルが把握できていないとそんな本にも巡り合えません。

書籍紹介・国債の歴史


一年以上前に読んだものですが、この本ほどペースに乗るまでに読むのが苦しかった本は記憶にありません。しかしペースに乗ってくると非常に興味深く面白いものでした。1ページに上下2段構成になっていて字が小さいので、同じ厚さの本の倍の内容かと思います。しかもそこそこ厚い。

この本は、国債の歴史・・を知るために読むというよりは、近代国家経済のファイナンスの歴史、近代経済の土台とはどのように出来上がっていったのかといった部分について学ぶことができます。結局のところ、戦前の国債は資本の蓄積がない場合においての、長期投資資金の調達をどうするかというファイナンス論であって、今でいうちょっとした安全資産としての貯えみたいな感覚ではありません。発行国にとっては、列強との戦いに勝つための必死の行動でもありますし、今のように投資システム、投資対象があり振れている時代でもありませんので非常に重要なことだったと考えられます。

なぜここでこんな本が出てくるかというと、結局は本質、根本がわかっていないと株で儲かることは多分ありません。ファイナンスの必要性や、投資、国家経済についての土台がわかっていないとすべて無意味です。よくここでも書きますが、土台を理解せずに、金利が高いから通貨高で、金利を下げたら株高でだとかいうくだらない経済学はカモになるだけです。その時々、土台が全く動いていない平時の理論で通用するのか?逆に最近のように、土台が動いていて土台の理論が必要なのか?、基礎ができていないときっとわかりません。

そういった基礎的な部分を学ぶには、歴史的に全部体系を学んでいないといけないかと思います。たとえばTVの組み立て方が分かっていても、根本的な映像の映る理屈について分かっていなければ、組み立てはできるけど、新たな製品は生み出せないみたいなものです。体系を理解していると、何が問題で何が起こる可能性があって、何がだめなのかという想像もできます。

そういった意味では、歴史的な成長部分を理解することが一番近道です。特に経済学は歴史全部を学ぼうとした場合、経済学はまだまだ幼少で、時代が短いのでそれが可能です。ちょっと前の時代に遡れば世界的には固定通貨制度だったわけですし、まだ少しさかのぼるだけでもうイギリスが戦費を賄うために発行していた国債についての話になります。国債の歴史はそんな案外近い時代に確立した土台で今はある程度当たり前として受け入れられるものですが、その発展はまさに現代経済の土台といえるものだと理解できるはずです。

日本もその昔は新興国として高い金利を設定していたり苦労もしたようです。そういったものが理解できると現代の新興国にも当てはまる行動も多く見られますし、地道な国家成長を飛ばして単に資金を国内に流入させる政策をとった国の失敗も結局は現代的だと思ってやった表面的な政策が原因かと思います。

根本的な知識、経験をを体に得られる体験や書籍はやたらと多くはないかもしれませんが、この本は確かに読み終わったときに経済の一つの骨組が見えるような気がしてくる本です。

えー、ちょっと相場もあれそうですが、なにか起こればそれがある意味催促みたいなものですから、時期何か手を打ってきてくれるかとは思いますが、景気変動が激しいもの、指数との連動性が避けて通れない銘柄、買い手がいなくなると値幅が出すぎるものは再起不能になる値幅もあり得るのでここから注意が必要です。日経平均1万円くらいになっても死なないような対処がある意味必要かもしれません。
さてさて、この本は2004年くらいの本かとは思いますが、弱い相場だと債券が面白くなるので久しぶりに読み返してみました。ビルグロースはピムコの債券マネージャーです。ピーターリンチみたいなイメージかと思います。たまに日経新聞だとかにも専門家へのインタビューだとかで名前が出ることがありますが、ここ半年くらいでもみた記憶があります。
この人が面白いところは、ギャンブラーってことです。以前ブログに書いたことでギャンブラーはわかっているから勝負するって様なことを書いたかと思いますが、まさにそういったタイプの人ですし、実際仕事を始める前はブラックジャックを有名なディーラーをうちまかせって本を実践して稼いでいたってことらしいので、本当のギャンブラーです。しかし仕事に関しては見通しさえ聞けばその考えにきちんと賭けるし、その判断力もすばらしいようです。
本を読んでみると、長期・趨勢的判断という言葉がよく出てきます。ある程度考えられる常道的な見通しを常に基本に置いているってことみたいです。さらにそれに短中期の見通しもきちんと考えているようで、それを常に委員会形式で開いていて各分野の専門家から意見を聞いて決めているということです。私も一番の基本は一番当たり前のことが何かで、その影響がどうなると激しくなるか、そうでないかだとかを気にしています。現状当然として、インフレドル安ですし、日本に関しては長く見ると弱い。中期的には円高があり得るし、アメリカが何か手品の仕掛けを見つければそうならないだとかを考えています。それに期待値的な確率論でもうけが出やすいことを意識しています。
以前の発行のものなので、ちょど当時考えていたことの結果が出ています。サブプライムローンだとかについてはほとんど内容がありません。ただし、それまでの新興国が強かったり、ややカリフォルニアだとかに不信感が何となくありそうだとかなんとなく間違っている気もしませんし、きっと間違っていてもきちんと対処したのでしょうけど。
ここ10年くらい前の学生は、香港返還あたりでみんなこれからは中国の時代だよと言っていたのに、アジア危機だとかがあって、ひとまず見向きもしていませんでしたが、結局そういっている間に中国がいい投資先に変貌してしまいました。そういった例からも多少景気だとかで上下してそれがとん挫するかどうかも判断しなければなりませんが、見通しが一番大切だというのが結論でしょう。

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相場は勉強するより実践したほうがいいといいますが、確かに実践しないと経験できないことも多いです。
実際バーチャル取引といのは、指値の出し方とか成り行きの意味だとかを知るのにはいいですが、実践で儲けを出す出さないとなると全く無意味でしょう。
安い時に、どうなってもいいなら買えるけど、自分のお金ではたぶん買えないからです。怖くて。

しかし、損する勉強をわざわざ全部実践することはありません。
数学を勉強するのにいちいち、公式があるのに、自分でその公式を考える必要はありません。
公式については理解しなければなりませんが。
暴落が来た場合だとか、暴騰が来た場合、あの時買ってればよかったとか、売ってたら良かったとかって当然誰でも経験することですが、多少でも学んでいれば、少しは売っていたとか、何もしていないよりは結果はいいでしょう。

ここで紹介するバブルの歴史っていう本は、オランダのチューリップバブル、アメリカの黄金の20年代、日本のバブルなどの中身をかいつまんで書いてあって参考になります。
チューリップバブルは、みんながきれいだと思うからにんきになったチューリップの球根を投資対象にしたバブルでした。そのこと自体は有名ですが、何がどうなってバブルになったのか。
チューリップの球根は花が咲かないと、どんな花が咲くかわかりません。
が、こんな種類だとかいう情報はあります。
実際は品のいい希少種の球根は、お金持ちはそもそも欲しいと思っている嗜好品でしたので、お金持ちは実際欲しいと思っているものです。
で、その値段が上がっているということを聞きつけた一般人が球根を買うと儲かるんだと思って買うようになったようです。上がるんだったら買うってことです。
しかし球根は季節が先にならないと手に入らないので、その権利をみんな買いました。
ただし、一般人が売買しているような球根を誰もその球根の実物を手にして、花を咲かせて楽しもうなんて思っていません。誰かに売るために買っていたんです。
さて、どうなるとバブルがはじけるか。
実物の受け渡しを意識した瞬間です。
対して珍しくもない球根を凄まじい高値で買って、その球根を手に入れようなんて誰も思っていないので、時期が近づくにつれて、買い手がいなくなりました。
そうなるともうババ抜きのババでしかありませんので、わかっていない後乗りの人がどんどん受け渡しの意味を知っている人にまた売ってどんどん売って、最後までいくと、たとえば今の価値でいうと1000円の球根を100万円で引き取らないといけないような状態になってしまうんですね。

現在の株式市場もほぼ構造は同じです。インターネットバブルで、結果がすぐにわからない間は別にその値段で転売するつもりで株は上がっていきますが、結果を求める時期になっても見合う業績じゃないと下がるってことです。
Yahooジャパンが、1億円を付けたという時話題になりましたが、実際のところ20年くらいたてば当時の換算では割はあっていたのかもしれません。
しかし、3年後にその結果を求められても高すぎるにきまってます。結局下がってしまいました。
20年後の収益水準を織り込んだ値段だったからです。
Yahooはまだいいほうで、たくさんあった投資案件の中で勝ち組として大企業に成長しましたので、それでもその時の1億円がまったくのウソだったとは言えません。
だけど、ほとんどの銘柄の値段はたぶん2度と上がることはないでしょう。

他には日本のバブルの時のある価格形成。これは投資としては有名な話ですが、大阪のおばさんが占った銘柄をみんな買った。どの証券会社にもその情報は入るのでいち早く買っていれば、もっと馬鹿な人が買ってくれるので、占いは当たるってことです。
しかしそれも暴落にあい、信用取引にまみれていれば担保が間に合わず破たんするわけです。

国でも企業でも個人でも、いくら借金があっても、回転させて債務を履行さえすれその状況は正当化されます。
しかし、今までの王様の支配した国っていうのは全部ほろびました。上手に経営していれば永遠に回せますが、徐々に借金が溜まっていって、債務が不履行になるころに、国が乱れて崩壊するわけです。
なので、企業でもうまくまわせれるんなら、借金はあってもかまわない。だけど、ハプニングというのはいつでも起こるもので、地震だとか飢饉だとか、ホリエモン逮捕だとか。
ハプニングを通過できないといけないんですね。
アメリカの銀行は全部ハプニングというか、あれも借金を債務能力が低いところに詰め込んで、支払いの時期が来たら払えなかったので、システムが破たんしました。まったく同じです。
なので、結局きちんと経営されていないとだめなんですね。

昔とは同じことは起こりませんが、似たような状況で避けるべきことは結局同じですから、そういったものから得られる他人の経験は大いに役立ちます。
現在インフレになりつつありますが、比較的30代以下の人にはインフレの経験はないでしょうから、適当なことを言っても太刀打ちできません。
私もいろいろ勉強してきましたが、インフレを恐れる歴戦の勇士というのはたくさんいました。そういった人はずっとその対処の準備をしてきています。その人たちは今相当なもうけが出てるでしょう。
これから起こると思っていることも、少なからず得られますので、ぜひ役に立ててくれるといいですが。

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