文花座

歌舞伎、宝塚歌劇団、劇団四季・・・大好きな舞台の感想をつらつらと♪

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『猿之助夢見る姿 スーパー歌舞伎『新・三国志』のできるまで』

著者:海田悠/撮影 伊達なつめ/取材・文
発行所:中央公論新社
YahooブックスURL: http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31100827

澤瀉屋一門がスーパー歌舞伎『新・三国志』を作り上げていく姿を、企画段階から世界が徐々に形を整えていく稽古風景、そして本舞台までを追いかけた写真&関係者の証言で綴ったご本です。
強烈に印象的だったのが、公演を映した一枚、役者さんの後ろに写り込んだ客席の姿でした。
そこにいる誰もが強烈に楽しんでいて、ただの一人たりとも平常心を保ってないのが良くわかる。
この舞台がいかに熱を孕んだものだったか、この観客達が劇場に何を求めに来ていたのか、そして欲しいものをたたきつけるように与えてもらっているその嬉しさが、満ち足りた喜びが本当に良くわかる。

なんていうか、猿之助丈の―この一門の偉大さは、この舞台の芸術性とか演劇価値とかじゃなくて・・・観客が欲しがるものを、喉から手が出るほど欲しているものを死に物狂いで与えたことだって、そんな風に感じました。

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