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「あれえっ?」―――自分の異変に気付いたのは、お芝居が終わり、ショーに入ったあたり。
宝塚に興味を持ち始めてから日も浅く、初心者お決まりの通り自然に男役さん中心で見ていました。
それが、この時。何の意識もなしに舞台に向けた自分のオペラグラスが、一人の娘役さんを追ってしまっているのです。
気付いた時にあれっ?なんでかな、と思って別の方に焦点を合わせてみたのですが、すぐに目が勝手に彼女に戻ってしまう。
それほど、どかんと目立つ方じゃない。私は何で彼女を追ってしまうんだろう?
観劇が終わった後に気付きました。
今回の観劇、なんてあったかい気持ちにさせられたことか、心が満たされたことか、と。
それが、ふづき美世さんでした。
ふづきさんのちょっと独特な心地のいい声。
心のそこからふわりとわきあがるかのような笑顔。
そして何より寄り添う姿のなんと幸せそうな、満ち足りた雰囲気を醸していらっしゃること!
そして、舞台に対する誠実さを非常に強く感じました。
柔らかさの中に芯のある、しなやかな力強さや、春野寿美礼さんの傍らでポーズを決めた時の凛とした眼差しの中に、高みに上ろうとしている人の、尊いような「誠実さ」を感じるんです。
もう一つ。
とても親しみやすくてからかいたくなっちゃうような朗らかさと同居する、「精神の貴族」とでも言いたいような高雅な品のよさ――――
子供の頃から愛されていたんだろうなと思わせる、本質的な品の良さ。
この、「庶民」「貴族」の両方を一つの体に持ち込んだギャップが・・・(^^)
実は、その前に花組公演を拝見した時、ふづきさんに対する印象はとても薄かったんです。
可愛らしさ、わざとらしさない大らかな気品は他の方にはない魅力と感じたのですが、それが幼さや頼りなさ、個性のなさとも感じられたりして・・・
そして、トップ就任後2作目。
正直、さほどの興味を持たず(←本当に失礼でスイマセン!!)に観たふづきさんは、多分それまでももっていらした魅力を、華やかに花開かせていらっしゃいました。
トップになられてからも猛スピードで成長なさっている気がするんですけれど、昔からのファンの方に言わせるとどうなのでしょう?
貴公子の風が漂う春野寿美礼さんの傍らに、付け焼刃でない品をもったふづき美世さん。
「ロイヤル」と冠したいくらいの豊かな雰囲気をもった、本当に素敵なカップルぶりだと思います♪
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