来た道行く道通りゃんせ/風にのって花ひとひら

のんびりしたブログですがよろしくお願いいたします。

エッセイ(夏)

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広島原爆被災の日

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百日紅の花、凌霄花。  花ひとひら(花逕)



原 民喜  「夏の花」。
「このことを書きのこさねばならない、と、私は心に呟いた」



水を、  水を、  水を下さい、  ・・・ああ、・・・お母さん

被爆時の惨状を記した短編「夏の花」 新潮文庫より



 1945年8月6日8時15分、広島に原爆投下。

 2006年8月6日。広島の原爆投下のことはあまり取り上げられない。

どうして?私は日本人として、忘れてはいけない日だと思う。

いろんな記念日がある。それとは別に、次の世代に伝えておかなければいけない日はある。



「猛暑に浮かぶ原爆の悲惨さ」     2004.08.05.京都新聞「窓」投稿

 今夏は「暑い」を通り越し、「煮えている」ような猛暑が続く。いつもなら、大げさに冷蔵庫に頭を突

っ込んだり「なんとかして、この暑さ!」とわめいているが、今年は黙ってこの猛暑を感じとろうとして

いる。

今夏の初め「暑い暑い!水!」「のどから手が出るどころか体中から手が出ている。水が欲しい!」と帰

宅するなりわめくと、夫がボソッと言った。「原爆の時はみんなそう言って死んでいったんだな」。

 広島生まれ育ちの夫から「水遊びをしていると、遠く西の空が真っ赤になり、次の日市内に行くと太田

川が遺体で埋まっていた」とよく聞かされていたが、いつも興味なく聞いていた。

 あまりの猛暑に「水!」と自分が心から叫んだ今夏、原爆を思った。あの時、人々は、手どころか髪の

毛一本一本もが「水!」と叫んでいたのだろう。燃え、焦げている体。

「水、水、水」「水が欲しい」と亡くなっていった時代があったのだ。

 原爆の日がくる。今夏の私は、暑さを感じて「戦争をのろう」。うんと汗を流し、そして生きているこ

とを実感して。


(私はどこにでもいるごく普通の主婦。朝起きると家族の食事をつくり、空いた時間にパートに出かけ、少しの趣味も有り、それを楽しむ。少しは友と語らい食事をし、お喋りを楽しむ。孫の成長を楽しむ。普通の平均的な主婦と思う。しかし、忘れてはいけないことはある。)
投稿した2004年は40℃近い日もあった。今年も暑い。しかし・・・。


  木の芽    木村徳太郎   「夕暮れ」ノートより


            木の芽はのびる ずんずんと

            森にも街にも どこにでも

            雪にもめげず 伸びてゐる

            木の芽は賢(さかし)い 少年だ

            木の芽は凛々しい 少年だ


            さうだ木の芽は ぐんぐんと

            森にも街でも どこにでも

            伸びて大樹と 仰がれる

            大樹ももとは 小さい芽だ

            大樹ももとは 小さい芽だ。

            木の芽は伸びる ずんずんと

            山にも街にも どこにでも、

            風にもめげず 伸びてゐる

            木の芽は優しい 少年だ

            木の芽は正しい 少年だ。


            さうだ子供は ぐんぐんと

            山でも街でも どこにでも

            伸びて祖国を さゝへる樹

            子供は尊い 国の芽だ

            子供は尊い 国の芽だ  
 昭和17年6月26日作詩


2006.08.06



          

閉じる コメント(9)

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暑いですね。ゆっくりとお休みもしておれませんね。今日は広島に原爆が投下された日です。あの日の暑さを私は知りません。しかし、少しでも その日のことを思ってみることはしたいです。忘れてはいけない。ニュースからも消えている。いたたまらず、ブログのお休み中ですがアップしました。

2006/8/6(日) 午後 3:08 [ 花ひとひら ]

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「生ましめんかな」──原子爆弾秘話──栗原貞子:こわれたビルデングの地下室の夜であった。/原子爆弾の負傷者達は/ローソク一本ない暗い地下室を/うずめていっぱいだった。/生ぐさい血の臭い、死臭、汗くさい人いきれ、うめき声/その中から不思議な声がきこえて来た。/「赤ん坊が生まれる」と云うのだ。/この地獄の底のような地下室で今、若い女が/産気づいているのだ。/マッチ一本ないくらがりでどうしたらいいのだろう/人々は自分の痛みを忘れて気づかった。/

2006/8/7(月) 午前 5:12 [ 道草 ]

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と、「私が産婆です。私が生ませましょう」と云ったのは/さっきまでうめいていた重傷者だ。/かくてくらがりの地獄の底で新しい生命は生まれた。/かくてあかつきを待たず産婆は血まみれのまま死んだ。/生ましめんかな/生ましめんかな/已(おの)が命捨(いのちす)つとも//人間の命に軽重はありません。この時生れた赤ん坊は生きているのでしょう。きっと。

2006/8/7(月) 午前 5:12 [ 道草 ]

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お早うございます。「木の芽」本当に大切に育てなくては。昨今の事件に目を瞑っていられません。花ひとひらさま。去年八月、京都新聞こまどの「終戦特集」に投稿しましたところ久々に掲載されました。「千人針」です。後ほど見てくださいね。人間勝手なもので、雨が恋しいです。 」

2006/8/7(月) 午前 7:22 [ ささ舟 ]

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オハヨウ御座います。道草さま、あの時の8月生れの赤ちゃんも、61歳になって居れるのでしょうね。私はなんだか女の赤ちゃんではなかったのだろうかと思います。あのような過酷な状況の中で、我を忘れての気遣い。命には軽重のないこと。本能として持っていたいです。

2006/8/7(月) 午前 8:31 [ 花ひとひら ]

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ささ舟さま。有難う御座います。書かれたのが、S17年。ぐんぐん育つ子供たちも戦場に行ったのでしょうね。この詩は決して、戦争に役立つ子供の成長を待っていることを、詠った詩ではないと思います。宝の子供を戦争に駆り出し、亡くして行く悲しみの心を隠していると思います。子供は国の宝だ。ほんとうにそう言える国であって欲しいですね。1

2006/8/7(月) 午前 8:39 [ 花ひとひら ]

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「千人針」素敵な文章に出会ったような思いもするのですが。なんせ、記憶力は零。ぜひぜひお手数をおかけしますが読み直したいです。送っていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。水遣りを蚊の餌食になりながら「あ〜〜夕立ちこないかな〜」「太郎さん次郎さんお願い」なんて・・・。でもそんなことを言えるのが幸せなのかもしれません。

2006/8/7(月) 午前 8:45 [ 花ひとひら ]

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こんにちはおむすびです。 毎年毎年来る日だけれど、世間の意識が少しずつ遠のいていくようで悲しい日でもあります。あしたは長崎ですね。気持ちをおちつかせてすごしたい日でもあります。凌霄花・・・絵はのうぜんかずらですよね。こんな字を書くんですね。ひとつかしこくなりました。ありがとうございます。

2006/8/8(火) 午後 10:30 [ ma_*ha*040* ]

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おはよう御座います。おむすびさん。昨夜は「つる紫と豚肉の炒め物」食べました。なかなか美味しいですね。花の名前はカタカナ表記らしいですが、漢字だとまた別の花のように感じますね。ひらがなにしたら又違う感じ。こうやって楽しめるのも亡くなっていった沢山の人の上にある事を忘れないでいたいです。

2006/8/9(水) 午前 7:28 [ 花ひとひら ]


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