来た道行く道通りゃんせ/風にのって花ひとひら

のんびりしたブログですがよろしくお願いいたします。

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自然の中で

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以前の投稿 http://blogs.yahoo.co.jp/hanahitohira06/49891275.html
 に使った挿絵です。あのときの椎茸の夢は今は宝物になりました。
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自然の中の宝物収穫
 
秋日和が続く。夏の俊敏さを無くしてはいるものの貪欲な蚊が襲ってくる。紫蘇の実採りの腕まくりした腕に容赦なく止まる。それが嫌で庭に降り立たないようにしているのだが、別の楽しみのために蚊に負けてはおられない。
私も貪欲である。捨て去られるものが大好きだ。実成りを終えた唐辛子の葉をむしり、甘辛く醤油で煮しめる。さつま芋のツルを集める。煮ても炒めても美味しい。土に落ち腐るヤマイモの実(ムカゴ)も落としてなるものかとエプロンを広げる。さつま芋や山芋はツルやムカゴを採るために植えているようなものだ。サトイモの芋茎も大好きだ。知人がこういうものを好んで食べる私を揶揄して「人の捨てるものばかり食べてお金が溜まるやろ」と言う。生憎お金は溜まらないが、好きなものを自分の手で収穫し料理できる幸せはお金に変えがたい。
例年に比べ暖かいせいか、蚊も多いが捨てるものも大収穫だ。天高く馬肥ゆる秋の実践だが、これらは本来捨て去るものかいくら食しても肥ゆることはなく、なおさらに良い。
芋のツルをたぐって茂みに入って行く。木の根元に椎茸の原木が無造作に置かれている。なにか大きな白いものが目に入った。昨年桜の木を伐採したときにモッタイナイと、シイタケを植える団栗の木と一緒に「ヒラタケやシメジ」の菌を夫が植えていた。しかし、キノコ類は植菌して一、二年は経ないと出ないし気温がぐんと下がらないと生えてこないはずだ。果たしてこれはなんだろう?。
鼻を近づけて嗅いでみると清らかなシメジの香りがした。店頭に並ぶキノコ類は僅かな香りしかないが、キノコ類は本来香りの強いものだ。マツタケがそうだ。シイタケも家で採れたものは匂いがキツイ。どれも人を惑わせそれでいて清らかな匂いがする。人を誘惑する匂いである。誘惑されて毒を食らうキノコもある。
戸惑ったが思い切ってその白いものを摘み採った。緊張して大きな息を吐き出す。そして、ふと横をみると大きなシイタケが出来ていた。キノコ類はもっと寒くならないと出ないとばかり思って油断をしていたら、びっくりするほど大きくなっていた。大きくなりすぎると味が落ちる。それに冷蔵庫には買い置きのシメジ、マイタケ、エリンギ、エノキ、シイタケ(キノコ類も大好きなのだ)が詰まっている。大きく朽ちかけたシイタケは煮出して、出汁にすることにし、他は干しシイタケにした。
問題は白いキノコだ。夫が帰宅しこれが何か問うまで、この香りには待っておられない。手で裂くと気持ちよく裂ける。裂くたびに鼻腔をくすぐる香りに誘惑される。
思い切ってバター炒めにした。香りよく、歯ざわり良く、味も良く、もし後でお腹が痛くなっても許されるような、うっとりした気分になる。これがキノコの誘惑だろう。
 
誘惑され食してからでは遅いのだが、白いキノコを調べてみた。シメジの一種でヒラタケのようだ。ヒラタケは今昔物語集では役人の強欲さを示す材料になり、平家物語では木曾義仲の野卑さを示す場面に使われたりしている。不浄説法した僧侶の変身した姿がヒラタケになった伝説もあった。 古くから日本では親しまれている食材のようだ。修行僧の間ではマツタケよりも珍重されたものらしい。手のひらの形に似ているところから名前がつけられ、免疫能増強、抗ガン、鉄吸収促進、動脈硬化、生活習慣病を予防。整腸、循環器疾患抑制、老廃物を排出、と良いこと尽くめのキノコだ。
我が家に捨てるものの宝以外に、新たに宝物が加わった気分がする。なるほど、
ヒラタケは私の手のヒラに宝物を包み込んでくれる。自然を包み込んでくれたようだ。
 

大収穫の献立

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いつもなら烏にみんな持っていかれる柿の実ですが、今年は大豊作。烏も食べ切れないのでしょう。私も沢山食べることが出来ましたザクロもクリの実もムカゴも沢山実りました。ザクロは「脳いきいきアート」に使えるように他の臨床美術士達に届けました。ムカゴも、クリもギンナンも新米と一緒になってもうお腹は大満足。自然の有難い恵みに感謝です。
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庭に思わぬものがなりました。
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臨床美術の量感画の描き方で「思わぬもの」を描きました。大きすぎて画面からはみ出します。量感画は中から描きます、種やワタから描き、形に囚われないで表皮の面白さを楽しみました。
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アケビはお店をしている知人に秋の風情を楽しんでもらえるよう、お店のカウンターに飾ってもらいました。
 
 
10月の献立 大収穫の献立

 エッセイ (テーマ投稿「収穫」2011.09.22産経新聞より)
生ごみの中から思わぬ野菜   上杉和子
 農作業は素人でたいしたものはできないが、庭の片隅に小さな菜園を作っている。残飯、野菜屑、米のとぎ汁などを畝と畝の間に埋め、ごみの減量も図っている。今年は植えた覚えのないカボチャのような茎が伸びてきて、薄黄色の花を咲かせ、柿やユズの木をはいのぼっていく。何か分からないが抜くのもおしいのでそのままにしていた。
 十五夜にハギとススキを供えようと草むらへ入ると、突然なにか大きなものにぶち当たりそうになった。長さ50センチばかりの白い粉を吹いた大きな緑色のものがぶらさがっている。孫ほどもある大きなそれは切り採ると、よろけるほど重たかった。ひょっとしてこれは「トウガン?」 私の大好物である。
 
しかしなっているトウガンをみたことがない。切り分けたものしか買ったことがない。こわごわ調理してみるとその美味しいこと。10センチほどの輪切りにして近所にも配った。みなさん美味しかったと大喜びして下さった。すごい収穫だ!
冬瓜好きも調理法も祖母から受け継いだ。祖母をしのんでトウガンをいただく。
なんだか民話の風が吹いてきたような気がした。。有難い成り物というだけでなく、祖母の思い出やいろんなものもが私の胸に大収穫のように実った
 
トウガンは冬まで持つと聞き以前農協で丸ごとを見つけ、買ったことがある。
冬までの楽しみとそれは台所に転がし、切り分けたものを買っては調理していた。トウガンが大好きなのだ。
久しぶりに海外から帰郷した長男が「食器棚の奥が水浸しだ」と教えてくれた。気が付かなかった。どうしてそんなところが水浸しになるのか?大騒動になった。なんと!それは食器棚の前に転がしていたトウガンから水が出てしみ流れていたのだ。冬にも食べようと楽しみに転がしていたトウガンの下側が腐り、そこから水がそれは大量に出ていた。トウガンは水(水分)ばかりと知った。大騒動を起こし水分ばかりのトウガンだが、懲りずに大好きだ。天からの恵み!?店屋にも売っていないような大きな大きなトウガンが我が家におでました。

トウガン(冬瓜)の栄養・効果
90%以上が水分で低エネルギーの野菜
冬瓜の利用法
生の絞り汁は、発熱、食あたり、暑気あたり、糖尿病の喉の渇きなどに効果がある。種子を煎じたものは、からだの水分の代謝が原因で起こるめまいにも有効。また、尿の出が悪いときには、とうがんの絞り汁にはちみつを少々加えて飲むと、効果がある。

多水分量の為、尿の量も増すので、利尿効果もあり、ビタミンCを含むので、カゼなどにも有効とされている。
淡白なので、うまみのあるものと合わせるとよい。
 含め煮や田楽にしたり、そぼろあんかけなどにする。淡白な味が引き立つ。
汁の実として使っても良い。十分にだしの出たスープを使うことがポイント。

トウガン(冬瓜)の調理

1)淡白ですから薄味に仕立てます。
2)皮をむいて、大きめに切って下ゆでしてから調理に入る。湯通しすると煮崩れしにくくなる。

祖母直伝のお揚げとたいたん
(2人分)
・とうがん 150g
・油揚げ 2/3
・えび(殻付き) 2匹(50g
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A
・だし カップ1+1/4
・酒 カップ1/4
・みりん 大さじ1
・うす口しょうゆ 小さじ1+1/2
・塩 少々
・しょうが汁 小さじ1
【水溶きかたくり粉】
・かたくり粉 大さじ1/21
・水 大さじ12

1. とうがんは種とワタを取り、ピーラーで表面の堅い皮を薄くむく。薄い緑色の部分は包丁でそぎ、5mm角に切り熱湯で柔らかくなるまでゆで、湯をきる。白い部分は一口大に切る。油揚げは34cm長さ、2cm幅に切る。
あまり厚くむかず、堅い部分だけを除く。
表面の緑色の部分は包丁でそぎ、刻んで使う。シャキッとした歯ざわりとひすい色が綺麗だ。
2.
 鍋にとうがんの白い部分と油揚げ、【A】を入れて中火にかける。煮立ったら落としぶたをして弱火にし、10分間ほど煮て火を止め、味を含ませる。
3.
 えびは殻をむき、背ワタを除いて粗みじん切りにし、熱湯でサッとゆでてざるに上げる。2の煮汁を6070ml取り分けて小鍋で煮立て、とうがんの緑色の部分を加えてサッと煮る。
4.
 2を再び中火にかけ、23分間煮て味をなじませ、汁けをきって器に盛る。
5.
 鍋に残った汁に3のえびとしょうが汁を加え、軽く煮立たせながら【水溶きかたくり粉】を加えてとろみをつける。4にかけ、とうがんの緑色の部分をのせる。
 
 
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アナログ自画像
いきいきふれあいアー<45>
オカリナを吹こう   (26)
  ゲスト出演してきました。 
 
 大津びわこライオンズクラブの定例会に、ゲストとして呼んで頂きました。以前にも2回、オカリナ演奏で参加させていただいております。
ライオンズクラブは、「友愛と感謝」をスローガンにかかげ社会奉仕に努められている団体です。みなさん、素敵な紳士淑女の方ばかりでそんな中に、入れていただき同席出来たことを光栄に思いました。
 例会の前に、琵琶湖ホテル特製のフルコース料理が出ます。最後に出る大きなケーキとコーヒーを男性の方も平然と召し上がっておられるのには少し驚きました。(ケーキ好きの私は多分男性は手をつけない、残ったら・・・・なんてさもしいことを思ったりしたのですが)
マナーも一流、話題も豊富の方々ばかりでドキドキしながらの食事でした。
 オカリナ演奏で参加させて頂くのも3回目になるので、別の趣向をと思い「脳生き生きアート」を入れさせて頂きました。初めての試み、また臨床美術という聞きなれないものに、なじんでいただけるかとても心配だったのですが、少しは普段の仕事や社会情勢からのストレスを和らげていただけたかなと思いました。
www.biwakolc.com/(大津びわこライオンズクラブ)
 
会の始まりは国旗に礼をし、「君が代」を歌います。日本人としての基本があるのがとても嬉しいです。みなさんの顔から真の「友愛と感謝、奉仕」に尽くされている輝きのオーラが放たれていました。
 
カリキュラムに何を選ぶか迷いました。とにかく第1戦で活躍されている方ばかり、きっとストレスも多いことだろう。そのストレスを少しでも和らげ、アートで遊んで楽しいときを過ごしていただければと思い「アナログ自画像」をやってみました。
最初「自画像描くの?」「顔?」「鏡は?」とか賑やかなことでした。ピカソやクレーの顔が出てくる絵を参考に見ていただきました。そして始まりです
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脳いきいきアート 「アナログ自画像」
1)喜怒哀楽に感じる線を4〜5本描いてもらう。好きな色を選んでも良いができるだけ体を流れる血をイメージした色を使ってもらう。
2)交差してできた空間を、自分の好きな色で埋めてもらう。
(皆さんもくもくと童心に返りりお絵かき遊びをしておられるようで嬉しいでした)
3)天地、左右自分の気に入った場面を見つけまた画面をよく見つめてもらい、好きなところに目を入れてもらう。
目はピカソやクレーの目を参考にしても良いし、自分の感じる目を入れる)
みんな違う顔が出来ました。でもなんとなく自分に似ているのが面白いですね。
5)サインを入れ、出来上がり。
(作品はどれもピカソと遜色のない絵になりました。)
 
オカリナを楽しもう
司会者の方から「{美術}の時間の次は{音楽}です」と紹介がありました。授業を楽しんでいただけ嬉しいです。
 
(埴生の宿・サリーガーデン・アニーロリー)をメドレで吹きました。(別の場所でこのメドレーをサリーガーデンから始めるより、最初は誰でも知っている歌から始めたほうが良いと言ってくださりなるほどと思い順番を変えました。こうしてみんなさんから、いろんなことを教えられていくのが嬉しいです)
祈りの曲として「アメージンググレス」を吹きました。
アメージンググレス
黒人奴隷を輸送する奴隷貿易で巨万の富を得た人が、この歌の作者です。当時黒人への扱いは家畜以下で、彼もまた拉致してきた黒人に対して当然のようにそう扱っていました。ある時、船が嵐に遭い危険な状態に陥り今にも海に呑まれそうになったとき、彼は目が覚めたのです。そして、必死に神に祈りました。彼が心の底から神に祈ったのはこの時が初めてだったと言われます。すると船は奇跡的に嵐を脱し難を逃れました。それ以後彼は奴隷を動物扱いすることを止め、勉学と多額の寄付を重ねて牧師となったのです。黒人奴隷貿易に関わったことに対する深い悔恨と、それにも関わらず、赦しを与えた神の愛に対する感謝が込められた曲です。和訳例(すばらしき恩寵)です。TV放映「白い巨塔」のテーマソングにも使われました。
故郷(ふるさと)
私はこの歌詞の「うさぎおいし〜」を子供のころ「兎美味し〜」と思っていました。これがあながち間違いでないことを赤とんぼはなぜ竿の先にとまるのか?」稲垣栄洋著で知りました。とても面白い本でした。何事もこのように科学するのは愉快ですね。
「昔の子供は単に兎を追って遊んでいたのではない。現在のように牛肉や豚肉を食べることのなかった昔は兎は貴重な蛋白源だった」また「勘違いも童謡唱歌の魅力の一つで分からないながらにも歌ったとしても童謡や唱歌が持つ美しい日本語のイメージや歌われる情景はなんとなく子供たちの心にしみこんでいくものだ」に同感せずにいられませんでした。
大人になり、またオカリナを吹くようになり、それぞれの歌詞を読み返すと当時の思いがぴったりときますし、どれもかも格調高く表現されている名曲ばかりだと思います。
私はオカリナを演奏するというだけでなく、曲の説明や歌詞の解釈を入れるのがますます面白くなってきました。
夕焼け小焼け
太陽が西の空に沈むとき空が焼けたように真っ赤に染まるのが夕焼けで太陽が沈み終わってしばらくすると沈んだ太陽に照らされ、空がもう一度赤くなるのが、小焼けです。
 
(字が読み難く申し訳ありません。どうしてこうなるのかPC音痴の私には????です)
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水溜りに映る月です
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いきいきふれあいアー<44>
空をみあげましょう    月とススキを楽しもう
 
今月の「脳いきいきふれあいアート」は月とススキを楽しんでいただきました。
中秋の名月は空が澄み切り素晴らしい月が見られました。初月、二日月、三日月も冴え、名月のあとの十六夜、立待月、居待月、臥待月、更待月、そして二十三夜と続いた月も綺麗でした。月と言えば秋を言い、「月の秋、月夜、月白、月の出、月明、月の道、遅月、弓張り月、宿の月、庵の月、闇の月、夜夜の月、待宵、夕月、良月、無月、雨月、明月、望月、満月、月今宵、芋名月、栗名月、月の友、月の宴、月の客、月見船・・・・」随分と月の季語が多いです。
 
ススキも出始め、そんな秋の月を皆さんと存分に楽しみました。
 
      脳いきいきふれあいアート
1)黒の色画用紙へ、自分の好きな位置に大きな円を描き、それを切り抜く。
 (教室は高齢者や認知症の方が多いので、カッターで切り抜くのは私がやりました。
2)裏から黄色(一色でなくとも良い)の紙を当て、切り抜いた円をずらすことにより、満月や三日月が出来る。好きな月を描き出してもらう
3)和紙を手でちぎり、空間に雲を乗せる
4)ススキをイメージで、オイルパステルで描き加える
 
脳いきいきアートには上手下手はありません。人とふれあい、ひと時をアートを通して皆で楽しんでいただく。それが脳活生化に繋がればと思います。
作品が完成すれば、作品の鑑賞会をしながら月の思い出や空のこと、秋の野山のことを語りあいました。そしてお月見団子をいただきました・
教室の始まる前と。終わった後ではみなさんの顔の輝きが違います。
これが嬉しくて、私は脳いきいきアートを続けられるのでしょうね。
 
同じことをしていても、上手下手なく、それぞれの方の個性の出るのがまた楽しい「脳いきいきふれあいアート」です。私の試作品は水溜りに移る月ですが、それを真似をされてもぜんぜん違う作品が出来ます。それが右脳活生化で、活力となること間違い無しだ思います
月を満月にされる方が多かったです。そして満月の中に兎を描かれる人もありました。自分の頭の中を表現され、表現して引き出す。その機会を持っていただければ良いのです。それが右脳活性化に繋がることが脳いきいきアートの醍醐味です。カリキュラム通りでなくてもよいのではと、思いました。
 
良夜でお月見を楽しんでいるとき、台風の大きな被害を受けられた地域があります。吉野の黒滝村にはもう身寄りは誰も居ませんが、訪問するたびに私に癒やしと慈しみをくれる大自然がありました。見覚えのある川、丸木の一本橋、猪や猿に荒らされていた田畑、どれもが悲しくTVに映し出されていました。中学校時代には伊勢湾台風があり、被害の大きい奥の村へ生徒会で山越えをして救援物資を運びました。そんなさまざまを思い出させる私の心のふるさとの大被害でした。
空はみんなに繋がっている。震災、原発災、台風災、みなさん月を、星を、雲を、太陽をみておられるでしょうか。
 
 私は空を見上げることが多くなりました。
 
 エッセイ  (幸せ運ぶ天体ショー)
私の所属している同人誌です。同人誌が100号以上も続いています。同人誌といえば元々は文学などの著述の分野で始まったものですが、現在では漫画・アニメなどの分野の市場のこと言い、純粋の文学のものはなくなっています。そんな中を、とても頑張ってい同人誌だと思います。私は3年ほど前から入れてもらい勉強をさせてもらっています。
そこに発表したものを掲載しました。
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 「月光」 木村徳太郎「日本の旗」ノートより 
         
        ぎんなんの梢の

      實が白い

      月光(つきかげ)


      地藏さまお笑ひ

      なさるような

      月光。


      線香の匂ひが

      流れてる

      月光。


      いつまで立ってゝも

      祈ってる

      月光。

父、木村徳太郎の詩です。私の好きな詩です

絵画を楽しむ

 
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絵画を楽しもう
       蘆花浅水荘
 
美術館や博物館めぐりが好きだった。行くと必ず図録を購入した。毎月少しづつ貯めたお金で、シリーズで出される美術書を買うのも楽しみだった。(手ごろな値段で購入できる河出書房の座右宝刊行会や講談社のアート・ルピナスは嬉しかった) 
 本が大好きな夫と一緒になり居は本で溢れた。私が持っていた本とダブルものも多かった。6畳二間のスタートだ。同じ本は処分し美術書などはダンボールに入れたままだった。 
 3人の子に恵まれ居も大きくなったが、育児に追われ美術書を見返すことはなかった。同じように展覧会めぐりの好きなお母さんと知り合い、首が座るか座らないかの子を背負い、両手に子の手を引き美術館へ出かけては図録を買って帰る。成人した子供と美術展巡りをするのも楽しみでやはり図録を買って帰った。
 そんな図録や美術書がたくさん溜まっている。子供たちはそれぞれの道を歩み、長女、次男は夫の影響か工学系に進んだ。長男は美術系を選んだ。私の美術好きが少しでも影響したかと嬉しかった。(美術とは関係のない道に進んでいるが、在学中絵を描いたり彫刻をしたりする彼を見るのは楽しかったし、ときたま戦わす美術論も楽しい思い出だ)
 老夫婦二人になり押入れや天袋を整理すると、若いごろに習っていた墨絵の用具、油絵の具、岩絵の具や顔彩が出てくる。子育てが終わり自分の時間が持てるようになれば、絵を描きたいと思っていた。いま、自己自我流で「絵モドキ」を楽しめるのが嬉しい。一から習いに行こうかとも思ったが、別のアート技法に興味が沸き、それに関われているのも又嬉しい。
そんな中、なんだかダンボールに詰まった美術書たちが囁き、見守っていてくれるような気がする。古い画集を取り出し眺める。至福のときであり参考になり、いろんなことに役立つ。私の時間を楽しませてくれる宝物としても詰まっていたのだろう。
虫の音を聞きながら画集のページをめくり絵の世界に入っていく、若いときに観た感想と又違う観方が生まれる。
絵だけでなく背景にも興味が湧いてくる。そして訪ねた。
 
日本画家のトリック蘆花浅水荘 
山元春挙旧邸−円融山記恩寺ー(国重文)
 
山元春挙(明治4年(1871)〜昭和8年(1933))が滋賀県生まれと知らなかった。画伯の絵は滋賀県の博物館や美術館で絶えず目にしていた。それもそのはず滋賀県出身の人だったのだ。そしてその旧邸が残っていると言う。円融山記恩寺で国の重要文化財にも指定されているらしい。
今は、ネットで検索してどこもミニ訪問した気にはなれるが、やはりその場の風を感じたいと出かけた。
いつも通っている交通量の多い国道からほん少しはずれたところにあった。それにも驚いた。
予約して行く。挙画伯の孫の山元寛昭さんが案内をして下さる。愛しむように丁寧に丁寧に自分の思い出もいれ案内して下さる。写真を撮ってよいとのこと。(写真を撮るのはあまり好きではないが、スケッチするのもおこがましく思え、帰宅後の楽しみに沢山撮らせていただいた)
 
 大正時代このあたりは別荘地で、隣が小倉遊亀さんの別荘だった。時代の移り変わりでそこはパチンコ屋になりマンションになった。蘆花浅水荘は「宗教法人記恩寺」として守られ、平成6年に国の重要文化財に指定された。宗教法人の無税がこんな風に役にたったことにも驚いた。小倉遊亀さんの別荘も残っていたらどんなに素晴らしいものだったろうにと残念だ。このように苦労し、日本の財産を守っていて下さることに感謝し感動する。感動はそれだけでなかった。別荘にはトリックではないかと思われる春挙の美意識が溢れていたのだ。
1歩跨げば大津市の領地、1歩戻れば春挙の遊び心とゆったりした時が流れている。それもそのはず、当時は眼の前が琵琶湖畔で、遠浅の水辺が広がり蘆が群生していたので蘆花浅水荘とつけられたのだ。大正ロマンや、手を伸ばせば蘆や浅瀬に触れられた風景を想像するとドキドキしてくる。
そこは国道の喧騒はなく不思議の空間だった。琵琶湖は埋め立てられ小さくなり沿岸は建物だらけになったが、たった1歩ここへ跨ぐことで、悠久の時に浸れる不思議さだ。
 挙は40歳頃、自分の画の師森寛斎と両親の恩を記す目的で別荘の建築を思い立ち、本屋意外に、離れ、土蔵、持仏堂を完成させた。そういう思いが現在に残る原点となり、こうして私たちにも、文化の財産を分けてくれているのだと思うと有難い。
【上村荘松園と春挙の会話がある。膳所の別荘は大変立派だそうですね」と言いますと、「あなたはまだでしたか、御所の御大典の材料を拝領したので茶室をつくりました、おひまの時はぜひ一度来てほしい」と言われて、それがもう去年の事になりました。そんなに早くなくなられるとは、とてもおもわれませんでした。(昭和九年松園記)】
ひよっとしたら、松園も訪問していない蘆花浅水荘の別邸を訪ねさせていただいているのかもしれない。
ふと湖風が耳元を流れていった。
画家の美意識は絵を描くだけでなく、家の築造や庭園設計も上手で粋なのだろう。和風建築の粋を集めた造りで、自分の美意識を余すところなく表現している。ここで春挙は数々の画業をなした。自分の美意識で溢れた空間、そしてふと見やれれば琵琶湖が広がる。制作力を豊かに溢れさせること間違いない空間だったのではないだろうか。「そりやいい絵が描けるわ〜」なんて不謹慎な言葉がでた。これは憧れと尊敬と感動の裏返しの言葉である。
 蘆花浅水荘は、偉大な日本画家の隠された美が集積されたところであり、それがトリックを紐解くように姿を現していく。 
 
門前の句碑には「魚つりやほめしもそしりもうき一つ」とあった。なかなか含蓄のある句だと襟を正して門をくぐる。
 
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春挙は竹が好きだったらしい。竹に凝っている。
:丸窓の桟は竹で外には竹がそよいで植えられ竹が見え、建物の外からは、部屋の中に竹影を映しているように見える。そして満月のときに月明かりに映し出されるように手水鉢が置かれている。
:床柱も竹であり、いろんな竹の収集品が並べられていた
:長い廊下の天井は竹のアジロで編まれ、渡されている長い支えの丸太はこちらから見るのと、向こう側から見るのと(丸太は先がほそいので)遜色がないように遠近法で計算をされていてトリックのようだった。
凝った桟がはめられている大窓とこの長い廊下を孫の山元寛昭は遊び場にしていたと言う。
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:竹の間、松の間、梅の間があり竹の間の襖には雀。松の間には千鳥が、梅の間には梅が、そして戸棚などはすべて竹で細工され、中に古文書が入れられていた。
:襖の取っても、満月、半月と作られ、天井には家紋の桔梗が施され、灯りの付け根も桔梗だった。
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:仕事部屋には数々の絵筆があり、顔料があった。仏間もあり大きな木魚がある。瓢箪などの細工物も好きで大きな干瓢の入れ物もあった。
:外からは見えない入り組んだ奥の天井を見あげると、竜の絵が描かれていた。
どの部屋にもなんだかトリックが隠されているようで、説明を聞き紐解くドキドキ感が楽しい。
:入り込む日差しの影までが奥ゆかしく感じられる。
:隣に設えられた客室ではどんな文人、画人が語りあったのだろう。
:窓から庭をみる。仕事に疲れた春挙が仕事場の二階の窓から雲を見、琵琶湖の夕焼けを見、そして木魚も叩いたのだろうか。いろんなことに想いを馳せる趣向が、庭にも施され見て楽しむトリックがやはりあった。
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建物の外に出てみる。
:名月が映るにふさわしい手水鉢が苔むしていた。
:ムベの木が入り口に植えられていた。我が家にもムベの木がある。なんだか嬉しくなった。
:庭には蘆が植えられ、別荘の名前のいわれが分かる。庭の半分向こうは大津市で個人宅ではない。草刈も手入れも、大津市と蘆花浅水荘で分けるらしい。庭の半分ほどのところに階段がある。地続きで庭は続いているのに、これもトリックか・・・・昔、大津市のところまでは琵琶湖の漣が寄せていて、和服姿の春挙が裾を濡らし漣と戯れたのではないかと想像すると楽しい。なんでも不思議に、そしてワクワクさせられるところだ。
:甘露門と呼ばれる門を持つ記恩堂は茶室にも使われるらしい。
 
 蘆花浅水荘では茶席も、コンサートも催されるらしい。その時にはまた訪ねたい。
帰りがけ見上げた建物の窓に秋の空が一面に映っていた。なんだか挙画伯が手を振ったような気がした。
 
丁寧な説明だった。丁寧な説明だったからこそ「蘆花浅水荘はトリックだらけ」が理解できた。素通りではきっと分からなかっただろう。
 
偉大な画家の偉大な美意識、偉大な懲りようが表現されてなるトリックだった。
蘆花浅水荘に会えて良かった。
 
秋の夜長、再度紐解く山元挙の画集がより楽しくなった。昔々の古い画集がいま息を吹き返したような、これもまたトリックに私は酔っている。

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