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十月の献立

十月の献立  思い出の引き出し レシピ
 
 秋はやっぱり食欲の秋
 我が家のミニ農園でもサツマイモが収穫できた。
ヒラタケ、シメジも収穫、柿も少しだけ(烏に盗られず)良い色になった。朝露の中、大根の間引菜を摘み味噌汁に入れる。とても美味しい。
と言う訳で、また「○月の献立」を復活させました。
よろしくお付き合い下さい。
 
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頂き物のマコモタケ、ムカゴもぽろぽろとギンナンもゲット。
 
 十月の献立 
私は『故郷』の歌の「兎追いしかの山」は、「兎美味しかの山」で、『荒城の月』の「巡る盃」は「眠る盃」と随分大きくなるまでそう歌っていた。そして高齢になった今は「兎追いしかの川」「小鮒釣りしかの山」などと逆さに歌って失笑を買ってしまう。思い違いや勘違いに冷汗をかくことが多い。
 そしてまたも大きな勘違いをしていた。その勘違いがキラッ! と光った。
静かな流れの水面に何かの拍子に魚が飛び跳ねる。光の雫を落としていくことがある。その雫のように私に一つの記憶が飛び跳ねた。

 まだ暑さの残る秋はじめ、知人からマコモ(タケ)をいただいた。初めて見るものである。タケといってもマッタケの種類ではない。
「ねぇ〜マコモって知ってる? 」植物に詳しい夫に聞いてみた。「マコモって『船頭小唄』に、出てくるあれか」。「おれは河原の 枯れすすき 同じお前も かれすすき・・・」夫が、音程を狂わせ歌いだす。
私「それは『昭和枯れススキ』て言う歌やないの。ボケたらあかんで」
私は“小唄”とつくものは、もっと艶っぽい歌であると思っていたので、この暗い感じの楽曲が『船頭小唄』とは思えずに反論をした。

ところがところがだ。

   『船頭小唄』      野口雨情作詞・中山晋平作曲

       おれは河原の 枯れすすき
       同じお前も かれすすき
       どうせ二人は この世では
       花の咲かない 枯れすすき(一番)

       枯れた真菰(マコモ)に 照らしてる
       潮来出島 お月さん
       わたしゃこれから 利根川の
       船の船頭で 暮らすのよ(三番)
 
三番にマコモが出てくる。飛び上がった。魚が跳ねた。

 昭和四十年初め父娘二人の侘しい暮しだった。
破れもしない張替える必要もない、ただ黄ばんでいくだけのビニール紙の障子がみすぼらしく、裸電球に鈍く映しだされて二人で杯を酌み交わす。
 父は「泣いたら燕が笑うだろう〜」と、『サンドイッチマンの歌』が十八番。私は藤圭子の『夢は夜ひらく』を口ずさむ。そして最後に、必ず二人で

     おれは河原の 枯れすすき
     同じお前も かれすすき
     どうせ二人は この世では
     花の咲かない 枯れすすき

と歌うのだった。
そんなある時父が言った。
「オマエ、そんな暗い歌ばかり歌ってたらアカン。明日からは枯れススキの歌を歌うのを止めよ」と・・・。
それ以後私はこの歌を歌ってはいない。「泣いたら燕が笑うだろ」と、父は頑張っていたが・・・。

 この歌を、私は『昭和枯れススキ』だとばかり思っていた。しかし、あのとき歌っていたのは『船頭小唄』であり、歌詞にマコモも出てくる。夫が正しかったのだ。

 父は、私の嫁いだ後、寂しさを紛らわすためにと尺八を嗜んでいた。そして再婚もした。「いつか虚無僧姿で尺八行脚をしたいんや。虚無僧衣裳を揃えた。これは本物やでと」と天蓋(深編笠・コモカブリ・薦被)を嬉しそうに見せてくれた。
 そのごろ、私はオカリナとケーナーを友にしていた。そこで、尺八にも興味を持ち「私も吹いてみようかな」と冗談で言うと、「これで練習したらエエ。わしが一番大事にしてる尺八やけど、貸してやる」と数本ある尺八の中から一本を私に手渡した。
 私はそれを大事に胸に抱え帰りかける。その後ろを、「アンタ、その尺八いくらするか知ってるの。百万円はするのんやで。練習するんやったら、自分で練習用の安価な物を買ってしたらええやないの」と父の後妻が追いかけてきた。私は驚いた。そして揉めることは厭なので尺八を胸から離し返した。

 それ以後、あの尺八も、あの「天蓋」も、どうなったかは知らない。
 
 マコモは、万葉集、古今集、新古今集にも歌われ、山家集にも歌われる古来からの植物で、稲の伝来する前から縄や敷物に使われており、縄文文化の特徴の縄模様もマコモだった。
マコモの意味は、コモカブリ(薦被)の材料でコモを作る真の植物という意味で「虚無」
とも書き、薦僧(こもそう)薦被(こもかぶり)の略である。大型の多年草で沢に大群落で自生し、秋、茎頂に穂を出し上部に雌花、下部に雄花をつけ、果実と若芽は食用になる。
 
 父が昔、私にあの天蓋をわざわざ「ほんもの」と私に見せていた。いつも机
上には万葉集や古今集が乗っていた。マコモが「枯れた真菰(まこも)に 照らしてる」と歌ったことのある、あのマコモだと知っていたのだろうか。
 
 あのときの笑みは、マコモのことを充分過ぎるほど知っていた笑みだった。そう思えてくる、思い出引き出しだ。

いただいたマコモの乳白色の茎は、柔らかく淡白な味でとても美味しかっ
た。剥いた皮を湯船に浮かべてみた。マコモの皮は、体から出る老廃物を分
解し体内を浄化すると言う。私は湯に浸かりながら「船頭小唄」を何十年ぶ
りかで歌った。一筋二筋、涙が頬を伝っていく。急いで、マコモの湯を手の
ひらにすくい顔にかけた。湯は遠い昭和の匂いがした。父の匂いがした。
そして「喜」「怒」「哀」「楽」は浄化され、「心の宝物」に変心していく
気がした。マコモは思いがけず、私に思い出と浄化(心)の幸を呉れた。
飛び跳ねた光の雫はダイヤモンドだった。
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マコモダケの食感と甘いサツマイモがピッタリ。りんご酢も効いて美味しいこと 
 
マコモタケとサツマイモの甘酢炒め
材料
マコモダケ 2本 サツマイモ細いめ 2本 りんご酢 大匙2 醤油大匙 1 オリーブオイル 少々
 
1)マコモタケの皮をむき斜め切にする
2)サツマイモは皮ごと輪切りにする
3)フライパンにオリーブオイルを引き1,2を炒める
4)水を加え蒸し煮にする
5)サツマイモに火が通ったら醤油、リンゴ酢を加え水分を飛ばす
6)味を調える、(少し砂糖を加えても良い)
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サツマイモは細いでしたが、イモ蔓は沢山収穫出来ました。
 
  飽食の時代だから    
 畑を始めた。今夏は自家製のキュウリ、トマトが毎朝の食卓を飾った。トマトは収穫しながら口に入れると太陽の味がした。キュウリは刺があり痛いことを知った。サクサクと包丁が気持よく入る。。

 サツマイモは「粘土質だから、収穫は期待しない方が良い」と言われたが、私は芋でなく蔓が楽しみだった。サツマイモの蔓が大好物だ。随分昔から大好物だった。
 蕗に似ているがアクがなく調理もし易い。大正生れの父はどれだけイモ蔓を薦めても「戦時中を思い出すから嫌だ」と食べなかった。私はなんだかイモ蔓を食べることに肩身が狭かったが、最近は八百屋にも並ぶようになった。蔓は煮浸し、佃煮。ベーコンと油炒めにも、かきあげ天婦羅にも彩り良く加える。庭のスダチを絞ってポン酢で食べる。食料のない時の蔓は確かに惨めな物だったろう。いま飽食の時代だからこそ、私は平和をかみ締めながら蔓を食べる。そして困難な時代だったことも考える。
平和を願い季節の生り物に感謝する。そんな心に繋がる。
 
 サツマイモの蔓の煮びたし 
 材料
サツマイモのツル 1にぎり アゲ 一枚  だし汁 1カップ 砂糖 大匙2/1 みりん 大さじ2/1 醤油 大さじ1
1)鍋にお湯を沸かしてイモの蔓をゆでる。(湯で汁で、アゲの油抜きもしておく)
2)ゆで上がったイモ蔓を2〜3cmの長さに切る
3)出汁、調味料を加え、アゲとともに煮びたしにする。

オカリナ吹こう(33)
 
大津ライオンズクラブさま
ご招待 「ありがとうございました」
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秋風にあと幾つ花が咲くでしょうか。もうすぐ種になりますね。すっかり秋の音になりました。
 
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ライオンズクラブの例会によんで下さいました。ありがとうございます。「案」を出してみました
 
 今年もオカリナ演奏をさせていただきました。オカリナは自分の楽しみに続けています。乞われるとボランティアとして喜んで何処へでも行かせて頂いている。でもときどき「こんな私の演奏で良いのかな」と思うことがある。
謝礼やお土産や会食までいただく場はなおさらだ。「なんだか申し訳なくって」と、ふと次男のお嫁さんに漏らした「お母さん。そんなことないですよ。最初は知り合いと言うことで呼んでもらったとしても、まづければ再度の招待はありませんよ。卑下しないでも良いのでは」と言ってくれた。彼女はドジな私にいつも「まぁいいか」とひらきなおりと自信をごちゃ混ぜにした思いで満たしてくれる。飛鳥鍋のときもそうだった。 http://blogs.yahoo.co.jp/hanahitohira06/52425116.html。また思いがけず同志社大学の教室で講演させてもらったときも「母校で懐かしいから、私も行ってみます」とさりげなく着いて来てくれ、ドキドキとする私の保護者のように来てくれ、どんなに安心したことか。 http://blogs.yahoo.co.jp/hanahitohira06/50439976.htmlいつもこうして、目立たないがさりげなく支えてくれる。それが私の心を軽くし勇気もくれる。家族て良いなぁ、そして「有り難う」と思う。
 
 今回もそういうわけで堂々と?招待を受けることにしてきた。
筋力アップのせいだろうか、最近は息切れもあまりしなくなりロングトーンも気持ちよく出る。そして音楽も臨床美術と同じで下手上手はないだろう。
しょせん私はプロではない。自分の心を少しでも届けられれば幸せではないかと開き直ったのだ。
そして、楽しく過ごさせていただこうと厚顔でリピートに答えた。
 
「案」を出しておいた。自分の好きな曲を選んだ。みんなで歌ってもらおうと、歌詞カードも用意した。前回「あなたもピカソ」と題してで自画像を描いたのを楽しんで下さったので、童心に返り、鋏や糊を使って遊んでみようとオリジナルの起き上がり小法師もつくることにした。
 
 例会はいつも国旗奉礼に始まり、国歌斎唱で始まる。どんな会合にしてもこれで幕が開くのが当然と私は思うのだが、最近はそれはなされないことが多い。しかしライオンズクラブではそれがあるのがとても嬉しく背筋が伸びる。背筋を伸ばし、贅沢な会食を体験し、気持ちよくオカリナが吹け、そして皆さんの楽しそうな姿を見られてとても嬉しい楽しい一日だった。
 
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「オレ不器用やねん。」そんなことないですよ。普段持ちなれない鋏を持っていただき申し訳ありません。
           
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仕事で肩こるのにこれも肩こる。イイエ普段のストレスを発散して下さいね。
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なんや面白いものが出来た、丸い起き上がり小法師が「三角お結び」みたいになった。これがまさしく小法師ですね。
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どんなに怒った顔から転がしても、どこから転がしても、最後は笑顔でとまる。
転げても転げても笑顔、笑顔です
 
 有り難うございました。楽しんでいただけたでしょうか。ゲストにお招きいただきほんとうに有り難うございました。
これからも自分のオカリナを楽しみ、精進いたします。
 
 
 
 
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ネコジャラシ、ミゾソバ、サクラタデ、チカラシバ、ノギク、カラスウリ、アケビ、アカマンマ、カヤツリソウ、メヒシバ・・・・野には秋の草花がいっぱいです。
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みなさんの秋が掛かりました。
 
いきいきふれあいアー<59>
秋草の墨絵
今月の「脳いきいきふれあいアート」は秋を楽しみました。
 
どんな秋草が好きですか? 今日は野原で力強く咲いている草花を描きましょう。力強いと言うと、どれも茎がしっかり背を伸ばしてますね
(ネコジャラシ、ミズヒキソウ、メヒシバ・・・どれも雑草と言う名前ではありませんよ。昔これらで遊びませんでしたか。メヒシバはこうもり傘に、ネコジャラシは毛虫にしたり・・・)
 
       制作過程
朝露を踏んで沢山の草花をいただいてきました。これを活けてみましょう。(オアシス=水が含んでいて自由に活けられますよ)まず活け花を楽しみましょう
1)                          今日はこれを描きますが写生ではありません。描くことより花との対話を楽しみ、花の周りの空気も感じてね。
2)                          薄墨をつくり、筆と割り箸ペンとで力の入れ具合で線が変わること、花が成長するように下から上へ何本も線を練習して表情の違いを楽しんで下さい。
3)                          練習が終わると割り箸ペンに薄墨を付けて、短冊用の紙に秋草の茎の印象を線描きして下さい。
 (短冊に秋草を描き=観察画ではないです=細長く野の風景を切り取る画面を楽しみましょう
4)                          野草の持っている茎の力強さ、線の表情の違いを楽しみましょう。(茎や葉は繊細に見えて力強いです)秋風に揺れる動きも感じらて絵に乗せられれば良いですね。
5)                          筆も使って筆の穂先で葉も描きましょう(葉は筆の穂先を生かし、一筆で描きましょう(細部にとらわれず葉の印象をのびのびと)
6)                          太い穂先(ねこじゃらしなど)は指先に水をつけ描きたいところを湿らせ薄墨をさします。(滲みが面白いですよ)
7)                          割り箸ペンで穂先の表情を加えても良いです。
8)                          水彩絵の具で彩も加えてみましょう(多いめの水で溶き、薄墨とのバランスも楽しんでね
(足らないと思うと描き足しても、色をところどころにおいても良いですよ。バランスよく仕上げてください)
10)サインを入れましょう(落款風が良いかもしれません)何枚でも描いてみましょう。
一番お気に入りに描けたものを短冊に仕立てましょう。 
 
秋の野原が手の中に来ましたね。ばんざ〜〜〜〜い!
 
 画材を求めて野原へ出ました。おりしも108日は「寒露」すっかり朝晩が冷んやりして気持ちの良いこと。そんな中、草花はどれも露でお化粧をしていました。陽の色を映して、風を映して、空を映して・・・どれも最高のダイヤモンドで着飾っていました。
 
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清らかな綺麗な露で野は覆われていました。
 
朝露をのせ野原に影もありました。
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草の中にエノコログサも。影と風と草のコラボレーションです。晩秋になればこれに落ち葉が敷き詰められ、その上で影が寝るのでしょうか。
 
 
 
        木の影    木村徳太郎
 
      木の影 なんだか
      生きてゐる
      うすうす地面に 呼吸(いき)してる。
 
      鐘の音 夕焼け
      かけるから
      木の影なんだか 聞いてゐる。
 
      すずめが 落ち葉をつゝくから
      木の影なんだか ふるへてる。
 
      木の影 なんだか 生きてゐる
      うすうす地面に 呼吸している。
 
 私はこの詩を読み違えていました。この詩の影は木陰(緑陰)と思っていたのです。が、朝早く野の影を見て、緑の大地に落とす影は、小さな秋の花や草を抱いて落とす影だったのではと思い直しました。影は秋の影だったのかなと気がついたのです。
そうして、もうすぐ影も裸木を映しスマートになります。夏の荒々しい影ではない。この詩の作者(木村徳太郎は花ひとひらの父です)は秋が好きでした。きっと影は秋の影だったような気がしてきたのです。
 
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 秋の墨絵、花ひとひらの試作です。今回は試作を参考にしないでのびのびと自由に秋を描いてもらいました。みなさん小さな秋を持って帰られました。「脳いきいき」、野原の草花と一緒になれましたね。みなさんの顔が輝いて見えました。
 
いきいきふれあいアー58
ふれあい
 
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脳いきいきアートを実施している「おしどり」さんの10周年式典に参加しました。
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甲西文化ホールのロービーが賑やかになりました。
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展示の時間が余りありませんでしたが、おしどりのスタッフが楽しんでやってくれました。忙しいのに有り難う。こういうところがおしどりの良さですね。
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来場の皆さんが「脳いきいきアート」にとても興味を持って下さり、観ているだけでも「脳いきいきして来る」と楽しく観て下さいました。
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私も「紅葉屏風」を出しました。これは宝物ですから。http://blogs.yahoo.co.jp/hanahitohira06/49370111.html 
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沢山の方に画材は何かとか、画法とかを聞かれましたが、それは「ふれあい」です
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「参加者の能力を引き出せている」と褒めていただいたり・・・すべてふれあいの力ですね。でも改めて皆さんの作品の素晴らしさに感心しました。アートは人を育てますね。
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青野さんの素晴らしいお話と天使のような声。学校教育では音楽や美術の時間が削られてきていますが、人間の底力はそれらから養われるようにも改めて思う一時でした。
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「おしどり」が設立されたときはまだ大学生だったE君。相手を思いやれる素晴らしい若者になりました。彼の弾き語り「マイウエイ」は感動ものです。
オカリナボランティアで関わったのが始まり。私もここで随分色々学ばせていただきました。ふれあいのとても楽しい一日でした。台風で十五夜は生憎でしたが、今朝明け方に見た白い満月。とても爽やかで凛としていました。昨日の余韻のようでした。
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花々も神や人の心を乗せて咲き続けます。 鎮魂歌のようなタマスダレとオショライトンボ。
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猛暑にも関係なく彼岸花が咲き出しました。
 
日本の原典〜古事記物語〜 (8
 古事記物語を進める前に少しお話したいことがあります。
孫に古事記を語るつもり・・・・。子供の頃、心躍らせて読んだあの楽しさ、わくわく感を伝えたい気持ちと、自分自身があの時の感動を再確認したい、日本の成り立ちを再確認したい、そんな思いで自分にも分かりやすくと古事記を紐解いています。 そんななか、目に留まった記事があります。
 
「これを築いたのは誰なんだ?」
オレたちではない。こんな裕福な今日(こんにち)の日本があるのは、先代の人たちの頑張りのおかげだと思っている
オレたちは、彼らが頑張って汗水たらして残していってくれたもののおかげで生活できていると思う。先人の財産を使ってきただけ。感謝して、今からもう一度、頑張らないといけないんじゃないか。( サッカー日本代表MF 本田圭26歳ブログより)
 
そうです。日本の国の成り立ちを知り、素晴らしい日本国を守り頑張ってきた先代に思いを起こして下さい。そしてそれは古事記に繋がると思うのです。
私の子供の頃は、「古事記は天皇崇拝を導くために書かれたものであり、あんな荒唐無稽な物語が日本の祖とは恥ずかしい」と学校で教えられました。生まれ育てられている自分の国を否定し、貶める教育がなされていました。その教えを受け大人になった世代がいま国を背負っています。なにもかも古いことを否定し天皇を否定し、自国を愛せない大人がなんと多くなったことでしょう。でも本田選手のように世界に飛び立っている若者には日本の素晴らしさ、そしていまそれが危機にさらされていることがよりよく見えるのでしょう。
私は思うのです。11月の「古典の日」に源氏物語を読む人は多いでしょう。が、古事記も是非読んでみて欲しいです。
 
発掘作業中スコップの先に古墳時代の地表が現れ、見ぬ世の人が踏みしめていた大地に、私たちは今、豊かに平和に暮らしています。しかしそれは本田圭選手が言うよう、先人のお陰、この国を生んでくれた神様(宇宙)そしてそれを民と共に守って下さっている天皇さま(古事記は天皇崇拝のために書かれたという説は間違いと思います)を改めて感じていただければと思います。 
京都国立博物館で「大出雲展」がありました。猛暑の中行ってきました。古事記は稗田阿礼が謳い太安万侶が書き記したものですが、歴史から姿を消していた時代もあったようです。それを本居宣長が40年間もの研究で「古事記伝」44巻が結実され、また命が吹き込まれたのです。それは寛永版の古事記を購入したことから始まったそうです。その1冊が会場に並んでいました。付箋や書き込みがいっぱいでした。胸がいっぱいになりました。古事記にもいろんな歴史と波があったのですね。私たちはいまこうして先代たちのお陰で簡単に歴史を知ることが出来ます。それを無駄にしないで先人たちが命を吹き込み、今に息づいているその息遣いを繫げていけることを願います。日本の原点である古事記には物語としてだけでなく、宇宙のこと、その宇宙の一滴がいかに成り立つかまでもが記されています。「大出雲展」には<時を超え、先人とつながる流れを絶やさぬよう、せめてその一滴ならんや>とありました。秋の夜長を紐解いてみましょう。
日本の原点を一滴の雫となって。そして一滴を汚濁させないよう歴史を守って行きたいと思います。
 
日本の原典〜古事記物語〜 (8)  
須佐之男命(すさのおうのみこと) <天の岩屋戸>
 前回は、高天原が真っ暗になってしまったところまでしたね。
 
「ギギギィィ……」と天の岩屋戸が閉められました。辺り一面真っ暗になってしまいました。「どうしたんだ、真っ暗だ!」神々は驚きました。神々が住まう高天の原だけでなく、人々の住む葦原中國(アシハラノナカツクニ)も突然に闇におおわれてしまったのです。
そして太陽のない闇に包まれた日が続きました。闇につつまれたのをよいことにして災いの神々が動きを始めました。このままでは、わざわいの神々に乗っ取られてしまう。さぁ〜大変なことです。
神々は考えました。一刻も早く、「天照大神に天の岩屋戸から出てきてもらわないといけない」そして八百万(やおろず)の神々は、天の河原に集まり、知恵の神、思金神(オモヒカネノカミ)を中心に作戦を練りました。どうしたら天照大神を天の岩屋戸から出すことができるか。岩戸を開けるにはどうしたら・・・・・
「そうだ!ありったけの長鳴鳥(ながなぎどり)を集めて鳴かせよう!」」名案の閃いた思金神は、すぐさま実行に移しました。その案をすぐに理解した神々も「合点承知の介」と長鳴鳥を集めに走りました。
 思金神が言います。「伊斯許理度賣命(イシトリドメノミコト)は八咫鏡(ヤタノカガミ)を、玉祖命(タマノヤノミコト)は八尺勾玉(ヤサカノマガダマ)を作って下さい」「おぉ! 承知の介」と、神々は一致結束、この難事に立ち向かわれました。
(これらの、八尺鏡は伊勢神宮に、八尺の勾玉は宮中に、そして須佐之男命が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したときに、その尾から出た天叢雲剣は熱田神宮にと奉斎され、三種の神器として保存れています)
布刀玉命(フトダマノミコト)は、天の香山へ行って、鹿の骨を使って占いをし、榊の木を取って、上の枝に八尺の勾玉を、真ん中の枝には八尺鏡を、下の枝には木綿と麻をつるしたものを用意するのだ。さぁ、皆の者急ぐのだ。早く高天の原に光を取り戻そう!」「布刀玉命は榊を持ち、天児屋命が祝詞を唱え、天宇受売命(アメノウズメノミコト)は笹を持って踊るのだ。そして天手力男神(アメノタヂカラヲノカミ)天の岩屋戸の脇に隠れている」最後の手はずを指示する思金神です。
「準備はよろしいか。では、頼んだぞ!」
 天の香山から取ってきた笹の葉を持った天宇受売命は裸になり一心不乱に踊りだしました。ステージがわりの大きな桶伏せてその上に乗り、とんとんリズムをとりながら面白おかしく踊り始めました。桶は打楽器のように大きな音を鳴り響かせて、調子に乗った天宇受売命はしだいしだいに神がかり状態になりますます踊り狂い出します。乳は左へ右へ、上へ下へと揺れ動き、裾はめくれて女陰(ほと)はあらわに見え隠れします。それに合わせて八百万の神々は大いに笑い囃します。「あーはっはっは」「いいぞー、もっと踊れや、歌えや、大いに騒ごうぞ!」「アッハッハ、愉快愉快」八百万の神々も立ち上 がり思い思いに体をゆすって踊り出します。岩戸の前のにぎやかさは大そうなものです。宴たけなわです。
 その楽しそうな笑い声は、岩屋戸に隠れている天照大神の耳にも届きます。
 おかしいなぁ〜、何事だろうと思った天照大神をが天の岩屋戸をほん少し開け、外の様子をうかがいました。天宇受売命が裸で踊り、神々は大笑いでなんと楽しそうなことでしょう。天照大神は天宇受売命に聞きました。「何やら騒がしいようですが、高天の原は私がいなくなって闇につつまれているはず。どうして、歌い踊り、笑っているのですか?」「いいえ、どうしてどうして、あなた以上に貴い神がお出でになられたのです。だから、私たちは喜び笑っているのです。」とよけいクルクルと舞い踊り、答えました。
布刀玉命が「こんなに素敵な神ですよ」と天照大神に鏡を差し出すと、その鏡には光り輝く神の姿が映っていました。天照大神は、本当に自分以外にもっと素敵な神が現れたのかもしれない。ここから出てよく見ないと・・・。
自分の姿を別の貴い神だと勘違いした天照大神は、不安になってもっとじっくりその神を見ようと、天の岩屋戸をもう少し開けました、そのとき、「パシッ」岩屋戸のそばに隠れていた天手力男神が、天照大神の手をつかみ、一気に岩屋戸から引き出したのです。
「それっ! 今だ!」天照大神が天の岩屋戸から完全に出たその瞬間、布刀玉命は、天の岩屋戸に二度と入れないようにしめ縄で封印し、そして天照大神に懇願しました。「これからは、二度とこの中には入らないでください。」
 天照大神天が岩屋戸から出てくると辺り一面に光が戻り、隅々まで明るくなったのです。神々は、天照大御神のすばらしさを前にも増して褒め称え敬いました。
天照大御神は太陽であり昔から、暗いときには楽しく笑い遊ぶことが最良の方法(笑う門には福きたる)だったのですね。そして天宇受売命の踊りは現在のストリップの始まりでしょうか。お手柄の天宇受売命は、このとき以来、芸能の神、お神楽の元祖となりました。また、しめ縄には「もう二度と太陽が隠れませんように」という願いが封じ込められ、新しい年の初めに太陽の復活を祝ってしめ飾りをする習慣が神代からずっと続き「今年も太陽の恵みをいっぱいいただけますように」という思いを込めて初日の出を拝むのです)
古事記はとてもおおらかです。陰部(ほと)や便や、尿や、嘔吐やゲロやそれに殺めたり戦ったり、性情にもとまどいますが、それは生命の基本であることに気づきます。同じ古い書物として源氏物語があります。源氏物語には、便やゲロは出てきません。そして空想することには欠けていると思います。同じ男(神)と女(神)のことにおいても、私は空想したり、そこから生と勇気の湧く話に夢中になります。残酷、不浄、そのなかに「生き返り」「再生」を教えてくれるからです。だからワクワクするのだと思います。荒唐無稽といわれ、とっぴょうしもないところがまた面白いのです。そえはほんわかとした気持ちになり辛くならないのです。先人とつながり、生、宇宙に繋がり、上から目線(決して天皇の話は上から目線ではないのです)ではなく、神代から人に続く基本が書かれているように思います。
また続きは ふることに伝う。

 

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