来た道行く道通りゃんせ/風にのって花ひとひら

のんびりしたブログですがよろしくお願いいたします。

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ヤマノイモ

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(1)山芋を臨床美術の量感画で描きました。
(2)冬空に山芋の種が揺れています

  いろいろ
  黄葉、紅葉に吹き押され、雑踏から一筋だけはずれた横丁に入ると、驚くほどの静寂で町屋が並んでいた。
山芋がその一軒の表口に、二、三個無造作に置かれている。そして、「お好み焼き」の写真が、背丈の半分ほどもあるパネルで立て掛けられていた。知人とその前を行き過ぎる。
「!!!」。
二人して顔を見合わせた。あうんの呼吸である。同時に声が出る。
「美味しそうなお好み焼きやね。食べよか」急いで引き返す。
薄暗い町屋の奥からお好み焼きの匂いが漂ってくるようだった。
「お好み焼きを・・・」と、声をかける。
「うちは山芋を売ってますんや」「お好み焼きは、山芋で、こんなに美味しいお好み焼きが作れるという見本写真だすがな」と笑われた。
「なあ〜んだ」。そうと分かるとよけいにお腹が鳴ってくる。どうしても山芋を買って「お好み焼き」を作りたくなってくる。山芋に興味は無かったのに、数個大小の山芋を買ってしまった。「商売がお上手ですね」と、店番の人と笑い転げてしまった。
 頭上に、小さい「丹波特産 山の芋」の看板が揺れていた。
偽装表示ではない。ちゃんと看板に「山芋」と書かれている。食いしん坊の私たちは、大通りの紅葉のように赤くなってしまった。
 その山芋で「お好み焼きパーテイをしょう」と知人を誘った。台所に差し込む小春の日差しが暖かい。
「昔はこんなに暖かくなかったね」と、お好み焼きを裏返す。美味しそうな匂いが鼻をぬけていく。鼻がこそばゆい。あの寒い日の山芋事件?を思い出した。
今年は、「霜降」「立冬」「小雪」「大雪」とやり過ごしての初霜日だったが、以前は10月末(霜降)には霜の朝を迎えた。
 愛犬との散歩コースに、モミジバスズカケの街路樹が赤々と続いていた。真赤な落葉が、霜をつけ粉砂糖をまぶしたように光っていた。霜の結晶が葉の上に躍っていた。街路樹に平行して小山がある。斜面は葛の葉で覆われ、不意に吹く寒風に葉が裏返る。白く裏返る葛の葉とモミジバスズカケの赤い葉は「寂」と「照」を映した。
歩道は落葉で埋っている。私は、わざと「がさごそ」と音を立てて歩く。愛犬も同じように音をたてる。私の大きい「ガサゴソ」愛犬の小さい「カサコソ」音が重なって秋のシンフォニーを奏でていた。
どこからか、それに加わるように「ガサガサガサ」と別の音が聞こえてくる。
「オマエか?」と私は愛犬に聞く。愛犬が「イイヤ」と首を振る。(そんなわけなかろうが)
音は山の斜面奥から聞こえてくる。恐る恐る音に近づいていった。所々に穴ぼこがあり足を取られそうになる。山芋を掘った後の穴だ。「猪はもっと礼儀正しい堀り方をする。作法のない人間の掘り方だ」と思った。
掘り起こすだけ掘り起こしそのままにしているのだ。私の夫は、破竹筍を掘った穴も埋める。http://blogs.yahoo.co.jp/hanahitohira06/6748498.html
そんな影響もあってか、無作法な人を許せない。
「ガサガサガサ」音をたて、長い棒のようなもので山芋を掘っているジャンパー姿の男が見えた。
私は思わず「穴を埋めてください!」と大きく叫んだ。
「なんやて」と男が振り向くや、棒を振りかざしながら斜面を滑り降りてくる。
驚いた。逃げるしかない。愛犬は少しでも走る機会を見つけたら、全速力で走る癖がある。私が走ろうとするのを察知してか、ロープを目一杯に張り走り始めた。私はそれに引き摺られるよう走る。穴も紅い葉もあったものではない。蹴散らして走る。鈍足で、走ることが苦手だったが走った走った。(愛犬に引き摺られて走った)
街路樹が遠くになった。まだ走ろうとする愛犬のロープをたぐり寄せ、肩で息をつく。愛犬と私の息は、白く激しく波のように吐き出された。鼻がつんつんして痛かった。
「お好み焼き」の匂いが鼻腔をくすぐる。あの時の鼻の痛さがよみがえった。

この話を聞くや知人は、返しヘラでお好み焼きを連打して、「それは穴違いや。穴を埋めてなんて言うから追いかけてきたんや」と笑い転げる。「掘った後は丁寧に、穴をもどすのが当たり前やないの」と、私はむきになる。
知人はますます笑い転げる
しばらくして、知人の笑い転げる意味が分かった。私は紅葉のように赤くなっていた。お好み焼きがすっかり熱く焦げていた。

どうも、最近の世の中は勘違いが多すぎる。倫理観、金銭感覚、政治・・・・。
困ったものだ。
勘違いはなぜ起こるのか。それは未熟が、原因かもしれない。


 芋のかたちから、長形のものを長芋、平たいものを銀杏芋、塊になったものをつくね芋という。私がお好み焼き屋?から買って来たのはつくね芋?
子供のころ褐色になった山芋の種を「天狗の鼻」と唾液で自分の鼻先に付け遊んだものだ。葉は黄金色に輝き、房状の山芋の種を光らせていた。花は白く小さい。雄花は天を見上げ、雌花は垂れて咲く。種以外にも山芋と同じ味のするムカゴが出来る。なかなか奥深い野菜?である。
「ヤマノイモとナガイモを混同して販売しているものを見掛けるが、ナガイモはヤマノイモと異なり日本原産の野菜ではなく、また山野に野生化することも無い。ヤマノイモとナガイモとでは染色体の数も異なる」の記述を見かけた。
「あ〜〜。ややこしい」。

勘違いをしないように・・・・・。
2007.12.11
 
木村徳太郎の未発表の詩は別枠木村徳太郎(現在『伝書バト物語掲載』)に移動しました。ご愛読下さい。

木村徳太郎

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伝書バト物語(9)マウスを画像上に乗せてください。拡大します。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

小さい子どもが対象の可愛い詩を集めました。 木村徳太郎作詩

「日向の編物」

            
       ある日の事で 御座ゐます。


       光線(ひかり)の編棒に 樹の毛絲
       葉っぱの柄を 編みまぜて


       おやつの時間の 事でした。


       春の日向が 門のそば
       とてもでっかい シャツを編む。


       僕は窓から 見てました。



「日暮の舗道」

       並木の枯葉

       かけてゐる。


       日暮の鋪道

       風のみち。


       小犬が一匹

       かけてった。

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