来た道行く道通りゃんせ/風にのって花ひとひら

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雨が良く降りますね。アジサイがとても元気です
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アジサイとネムの花が競演しています。アジサイは日本から生まれたお花です。
 
更新が遅れています。やまとまほろば(6)です。ゆっくり読んでくだされば嬉しいです。
 
 
日本の原典〜古事記物語〜 (6)  
上巻 伊邪那岐命の禊祓
 
前回は大八嶋国(日本)で、初めての夫婦げんかのお話でした。神様の夫婦喧嘩はやはりダイナミツクなものですね。
少し付け加えれば、伊邪那美命を冥界の大王「黄泉大神(ヨモツオオカミ)とも、また伊邪那岐命に追いついたので道敷大神とも言います。その道敷大神をふさいだ石は邪霊を防いだので道反乃大神と言い、坂の名前は黄泉比良坂で、現在の出雲の伊賦夜坂だと言われています。
古事記に出てくる名前は難しいようですが、なかなかどれも上手に付けていると思いませんか。
また、黄泉の国は横穴式石室だったと考えるといろんな想像が容易いですね。
私はまだ見ていませんが、九州にある西都原古墳の出土品の鎧に、干からびた蛆のあとがあるそうです。「蛆たかれころろきて」(蛆がころころわき集まって)のあのくだりの蛆です。こうして読み進めていくと、表現の豊かさ、面白さも際立つのが「古事記」だと改めて思います。
また、稗田阿礼さまは「今までの愛を忘れたように憎悪で罵り合う黄泉比良坂の話」は「愛は憎悪との両面神」だともお話しされたかったのでしょうか。
稗田阿礼さまの芳しいお声がまたしても聞こえてきました日本語の「よみがえる=蘇る・蘇る」は、「黄泉の国から返る」という意味が元になっているのですよ」
 
前回(5)は「このあと逃げ帰った伊邪那岐命が海で禊をすると、お祓いの神(住吉三神)が生まれました。 」まででしたね
 
黄泉返りと禊ぎ(よみがえりとみそぎ)
 
「私は何と汚い国に行っていたものか。禊をして清浄にならなくては」伊邪那岐命は身を清めるために、筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原(そこは清涼な河の水が大海へとそそぎこんでいる入り江でした)へ行かれ身に付けていたものを脱ぎ捨て裸になられました。するとそれらの物から次々と神様が誕生しました。
杖は、魔をよける道しるべの神。帯は長い道をふさぐ岩の神。袋を投げ捨てると、ものを解放する神が、衣を投げ捨てると、疫病神が、袴からは二又に分かれた道の神が、冠から餓鬼が、左の腕飾りを投げ捨てると三柱のたたり神が、右の腕飾りを投げ捨てると、三柱のけがれ神が現れました。(十二柱トオマリフタハシラが生まれたのです)
 今度は水の中に入って体を洗い清めようとされました。「上流は流れが速過ぎる。下流は遅い」と中瀬で体を洗われます。黄泉の国で付いた垢から、二柱の禍の神が流れていきました。黄泉の国で触れた汚れの髪が浄化され、汚れを払い戻し神禍を直す三柱の神(神直毘の神・大直毘の神・伊豆能売の神)が産まれ、その禍の神を追いかけていきました。
さらに深みへと伊邪那岐命は潜っていきます。海底で体をぶるぶると震わせて濯ぎますと、底津綿津見の神と底筒之男の命が生まれ、中ほどでぷるぷると震わせますと、中津綿津見の神と中筒之男の命が、水面で震わすと、上津綿津見の神と上筒之男の命が産まれました。
綿津見神は龍宮の守り神で、筑紫(九州)の海人族の祖先になられ、筒之男の命は航海の 神様となられ、これが先のお話の難波の墨の江に居られる住吉の三神です)

「つつ」とは、潜水中に吐く息が泡つぶのようになって「つつ……」と昇っていくさまを言います。夜空にきらめく星も泡粒のように見えるので、古代は星のことも「つつ」と言っていました。そうして星をたよりの航海に、かかせない筒之男の三神です。
また、海や川の中に入り水の霊力によって、体に付いた汚れを払う「禊」の風習は、力士が土俵に塩をまいたり、葬儀の後に清めの塩をまく形に変えて伝わっています。
稗田阿礼さまの芳しいお声がまたしても聞こえてきました。「日本語はこうしてすべて言霊からなっているのですよ。」
 
伊邪那岐命は最後に顔を洗われました。左の目を洗うと、太陽の神の天照大御神が、右の目を洗うと、月の神の月読の命が、鼻を洗うと嵐の神の建速須佐之男の命が産まれました。
この三柱の神々は、いままでに産んできたどんな神々よりも光り輝き、生命力にあふれておられ伊邪那岐命は「わたしはたくさんの神々を産みつづけてきたが、最後に三人の貴い子供を得ることが出来た」とたいそう喜ばれました。
こうして伊邪那岐命と伊邪那美命の産んだ神様の合計は八十一柱(九×九)となり国造りが完成したのです。かけ算も九九=八十一で完成しますね。この、神様と数の不思議な関係は数霊(かずたま)という学問にもなって日本に伝わっています。)

高天原の 神々から命じられていた国造りの役目がやっとすみましたので、伊邪那岐命はご自分が身につけていた美しい玉の首飾りを取りはずし「「これからのことは頼みました」と天照大御神に譲りました。それは、ゆらゆらと揺れていい音色を奏でました。首飾りの名は「みくらたな之神」と言い、稲の霊が宿っておりました。「瑞穂の国」が生まれたのですね。そして光り輝く天照大御神に、「あなたは、高天原を治めなさい」もの静かな月読の命には、「あなたは、夜の国を治めなさい」須佐之男命には、「あなたは、海原を治めなさい」と命じられたのです。
しかし、この言いつけに須佐之男命だけが不満顔でした。
さぁ〜どうなるのでしょう。
 
この続きはまた「ふることに伝う」
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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