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新玉ねぎの量感画
玉ねぎの量感画
オリジナルカリキュラム、立体と玉葱の色合いをとても楽しんで下さり、素敵な作品が並び嬉しいです。
大成功!アートは楽しい。そして感じる心が溢れて脳いきいき!
脳いきいきふれあいアート<57>
玉ねぎの量感画
家庭菜園を始めていろんな発見をする。(私が無知だっただけなのだが)
春に玉ねぎを収穫した。前にも玉ねぎを植えたことはあるが「ラッキョを植えたの?」と聞かれるぐらい小さいものだった。現在はいろいろ勉強をして土つくり、肥料つくり、そしてなにより世話をかかさない。ミニ農婦に近づきつつある。土に触れる楽しさや、自分の収穫したものを食べられる楽しさは何ものにも代えがたい幸せだ。
今春は大きな玉ねぎが収穫出来た。土の中から白磁のような玉ねぎが現れる。まさしくこれは輝く真珠! 「パールオニオンだ」みずみずしさに匂いまで甘く感じられた。
そして知ったのだ。
この新玉ねぎを上手に保存しておくと、あの茶色の玉ねぎになることを・・・・・私は新玉ねぎとカレーに入れる茶色の皮の(皮をむくとき涙が出るしツーンと辛い匂いがする)玉ねぎは、別の品種だとばかり思っていた。春先は新玉ねぎを店頭で求めてサラダにする。夏近くになれば店頭に茶色の玉ねぎが並ぶ。別物だとばかり思っていたのだ。自分の手で収穫してそれは同じもの、言うなら新玉ねぎがひねたら(高齢になる)茶色になるのだ。
春に「新玉ねぎの量感画」を臨床美術でやった。新玉ねぎを穴の開くほど見つめた。そして茶色の玉ねぎにも興味を持った。あの薄い、薄い、吹けば飛ぶような皮。あれは新生児の肌からいろいろを包み持ってあの茶色になったのだろう。真珠から琥珀になったわけだ(と思う)。そう思うと秋にはぜひ「玉ねぎの量感画」もやってみたいと思っていた。
しかし、「新玉ねぎの量感画」のねらいは、その妖しげまでに輝く白色、それをとりあげているのだ。臨床美術のカリキュラムは協会から購入することになっている。カリキュラムに新玉ねぎはあっても玉ねぎの量感画はない。自分でオリジナルで作成するしかない。
量感画は、中(中心)に点を打つことから始める。そして色や匂いを感じながら作成していく。いろんな色を重ね色を生み出していくたのしみであり、決して写生ではない。そしてそのとき脳活性をするのだ。
教室の参加者は高齢者や障害のある人が多い。最初は「絵などよう描かん」とか、ひたすら私の試作画を模写に(昔の美術の授業は模写することだったらしい)専念していたのが、いつのまにやら「アートって面白い、自由になれる、気持ちが晴れる」などと嬉々として向き合って下さっている。が、抽象的なものや立体アートになると躊躇される傾向がある。それらの面白さをどのように理解してもらえるかが、最近の私の課題だった。
そこで玉ねぎの薄い皮に注目してみることにした。立体感にも興味をもち、それに集中してもらえないかと考えた。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
1) 玉ねぎをよく観察してもらう(薄皮の繊細さ、匂い、重量など)
2) 玉ねぎに関するそれぞれの思い出や、玉ねぎに関して知っていることなどを語り合う
3) 描画用画用紙の中心に点を打ち、少しず玉ねぎを成長させるように広げていきふんわりと描く(二 つ描いてもらう)
4) 一つには皮の色から感じる色をたくさん選びどんどん重ねて成長させる。
5) 皮の筋やヘタ、残っている根などを竹ペンでスクラッチしたり色鉛筆で描く
6) 玉ねぎの形を観察してそれを切り抜く。(白いままのものも切り抜く)
7) 皮が乗って描かれているほうを二つにちぎてみる。ちぎったものを白い玉ねぎのままの方に乗せ、玉ねぎの一部が見えているように する
8) 千切って残ったもの(皮)を玉ねぎのヘタや皮がめくれて千切れているところに貼る。(ここで立体感 を味わってもらう)貼ったり千切ったり、切ったりは皆さん大好きだ。
9) シッカロールをふりかけ磨いて、玉ねぎの光沢を出す。
10) 台紙に貼り、いろんな形に切ったり、合うと思う色を加え構成する
11) サインをいれ完成。
(下に白い玉ねぎを重ねることによって玉ねぎはこうして何重にも包まれていることを感じてもらいたい。また千切った残りを貼ることによって、皮の繊細さをより感じてもらえる)そんな思いを量感画にして、オリジナルカリキュラム「玉ねぎの量感画」を作成してみた。
たまねぎの茶色の皮はクエルセチンという成分。血管を丈夫にし、高血圧を予防する働きがある。皮自体は食べにくいので、皮からだしをとってスープなどに活用。お茶
我が家のタマネギ
などにして市販されている。油汚れのひどいフライパンや鍋に、少量の水とたまねぎの皮を一緒に入れて沸騰させ、そのたまねぎの皮で汚れの部分を拭くと、簡単に汚れが取れる。
玉ねぎってカレーに入れたり、肉じゃがにしたりの程度しか知らなかった。でも玉ねぎってすごい優れものだ。自分が育てたということもあるけれど、玉ねぎに大きな尊敬と愛情が湧いてきた。 |
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