来た道行く道通りゃんせ/風にのって花ひとひら

のんびりしたブログですがよろしくお願いいたします。

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やまと まほろば

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今年は以前やっていた墨絵をまた学び直したいと思います。字も練習しなけらばと思います。今年の抱負。(松と福寿草)
 
日本の原典〜古事記物語〜 (11)
 さあ〜〜いよいよ須佐之男命から数えて六代目「大国主命」(オオクニヌシノミコ
ト)のお話です。
須佐之男命の八俣大蛇退治や大国主命と因幡の白兎の話は誰でも一度は何処かで聞いことのあるお話だと思います。ところが、これが古事記の中の話だと知らない人が多くありとても残念です。
古事記は「国生み」に始まり、沢山の神々の話、そして初代天皇の神武から始まる恋と冒険の人間世界。神も人も古代の天地を心のままに駆け巡り、笑い、怒り、戦い、愛し合う、壮大な日本の原典なのです。 
 
      国主命(因幡の白兎と大国主神の冒険) 
今回登場の大国主命には多くの異名があります。大穴牟遅神(オオナムジノカミ)は、大国主命の若い頃の名前です。八十神と言われるたくさんの兄弟神の中でも、目立たない神様のようでした。たくさんの神様の中にもいろんな神様がおられ、そんな神様の末裔が我々(人)ですので仕方がないですが、古事記などを教えとして学び、そこからどれが神として正しいか、どれが人として正しいかを学べることにも役立つように思います。
 
 さぁ〜、大国主命が大己貴神(大穴牟遅神)(オオナムジ)と呼ばれていた頃のお話、大冒険の始まりです。
 
ご兄弟の神様たちでこんな会話が弾みました。 「因幡の国(鳥取県)にヤガミヒメ(八上比賣)という絶世の美女がいるそうだよ。」 「そんな美女を是非とも妻にしたいものだなぁ〜。」と言えば 「お前じゃ無理だ。ヒメの夫にふさわしいのは私だ。」「いや、私だ」「いやいや私だ」とその喧しいこと。そして 「それならば皆でヤガミヒメに会いに行って、誰がふさわしいか決めてもらおうじゃないか。」と言うことになり皆で因幡の国へ出発しました。
 「おい、オオナムヂ。おまえは俺たち全員の荷物を持って来い。おまえも付き人として連れていってやる。」オオナムヂは「有り難うございます」と喜んで、兄弟たちの荷物を大きな袋に入れ、一緒に因幡に向かいました。その大きな荷物はオオナムヂの背丈を隠すほどで、袋が歩いているようで、あまりパァッとしない風情でした。
 手ぶらの神々は身軽ですので、足早にヤガミヒメのいる因幡に気もそぞろで向かいます。オオナムヂは大きな袋を肩に、ヨロヨロノロノロと、でも愚痴一つ言わずニコニコと付いていきました。
 「おい、アレは何だ!」鳥取県の気高の岬を通りかかったとき、一行は丸裸のウサギがうずくまっているのに気がつきました。
 「丸裸のウサギだ」 「ちょっといたずらをしてやるか?」神様たちは と悪巧みをめぐらせながら丸裸で震えているウサギに、優しげな顔をして近づいていきました。
 「どうしたんだい。大丈夫かい?」 「可哀相にそんな丸裸では痛いだろう。」
ウサギはしおれて言いました。「痛くてしかたがありません。私をお助けいただけないでしょうか」「よしよし、いまから言うことをちゃんと行えば、痛みはなくなるぞ。」親切そうな声で言います。「 本当ですか?是非教えてください!」(風が気をつけたほうが良いよと吹きましたが、ウサギはとにかく痛いのでそれには気がつかず早く痛みから逃れたいと、急いで頼みました。)そんなウサギを見て、ニヤリと笑う神々でした。「まず海水を浴びて風によくあたることだ。風がよく吹く高い山の尾根に登って伏せると良いだろう。」(おい、風よしっかり吹いてやれよと、風にまで頼んでくれました。) 「有り難うございます。どこのどなたか存じませんが、さっそく試してみます。」と 勢いよく海のほうに駆けていき 「ドボン!」とウサギは飛び込みました。 潮水に体が少しピリピリしましたが考える間もありません。「あとは風にあたればすぐに良くなる、ほら 急げ、急げ。」、ウサギは大急ぎで 海水を滴らせて風がよく吹く山に駆けていきました。 「早くこの痛みがなくなればいいなぁ……」風が強く吹きました。「ん? イタイ、イタイ助けて〜〜〜」(丸裸の皮膚に海水を浴び、風に当たり、皮膚に皹が入ったのです。その痛いこと)あまりの痛さに身をよじって泣き叫んでいるウサギを残して、兄弟神たちは「さぁ〜美女のところへ急ごう」と意気揚々と進んでいきました。
沢山の荷物を背負い、急げないオオナムヂが「フウフウ」言い、汗を拭きながらやってきます。風が汗を飛ばして涼しくしてくれました。「気持ちのよい風だ。疲れが取れる。風さん有り難う」とオオナムヂが言いました。
風は兄神の言うように強く吹いて、ウサギにますます痛みを与えたことに少し気が咎めました。そこでウサギの泣き声がオオムナヂに届くようにしました。
「イタイよ〜」ウサギは泣くとその涙までが体に痛く沁み、声も弱くりましたが、風が届けてくれました。
 聞きつけたオオナムヂが「どうして泣いているの?」 と聞きました。そこでウサギはいままでのいきさつを「イタイ、イタイ」と体をよじりながら話し始めました。
 「私は隠岐の島の出身で、島から本州に来ようとしたんですが、本州に来る手立てがなく、いろいろ考えた末に名案が浮かびました」「とても良い考えだったのです・・・」がと下を向いてしまいました。オオナムジが先を促すと名案とはこうだったのです。
「サメさん、サメさん、お願いがあるんだけれど。私は、君たちサメさんと私たちウサギのどちらのほうが多いか調べているんだよ。それに協力してくれる?」 「協力しても良いよ。どうやって数えるんだい?」ウサギはニンマリしました。賢そうな顔で「エヘン」と咳払いをして、賢そうに言いました。
 「もうウサギの数は数えてあるんだ。あとは、サメさんたちの数を数えるだけなんだ。それでサメさんがこの隠岐の島から本州まで並んでくれない?そうしたら、数が数えられるだろう。」「なんだぁ〜、そんな簡単なことか。すぐみんなを呼んできて並ぶからね」「有り難う!」ウサギはニンマリして白い手を口に当て「クックッ」と笑いました。
「1・2・3…………356357358…………」「サメさんたち凄いね、沢山いるね。凄い凄い」と褒めながらピョンピョンサメの背中を渡っていきます。波も静かでサメたちは自分たちの数をしっかり数えてもらおうと隙間なく、綺麗に並んでいますので、それは歩きやすく、ウサギは「フフフ、騙まされているとは知らないで。 私ってなんて賢いんだろう」と鼻歌まで出てきます。 「671672673…………よし、あと少しで本州だ!」「カウントダウンだ!5・4・3・2・1」と声を張り上げました。しかし、サメの数などウサギにはどうでも良かったのです。ウサギはあまりの嬉しさに勝ち誇ったように「0」と言う前に「 やぁ〜い、まんまと騙まされたね!。私は本州へ来たかっただけなんだよ。君たちの数を数えるなんてどうでも良かったんだ。バカなさサメさんたち、おかげで本州に着きました。ワハハハハハ〜。」と大きく「0」と本州に飛び移ろうとしたとき、サメたちは驚きと怒りで大きな波となりウサギを海に引きずりこみました。
 「よくも騙ましたな。バカだと言ったな。許さん、こうしてやる!」ウサギは一瞬に皮を剥ぎ取られました。
「こうしてもうちょっとで本州へ行けるところだったのに、あまり上手くいったので調子にのってサメたちを欺していることを喋り、怒ったサメ達に捕まって私は皮をはがれ丸裸にされたんです」と弱弱しく言うウサギでした。
「それは当然のむくいだね。でも、それだけじゃぁさきほどの、あんなに大きな悲鳴をあげないと思うけれど。まだなにかあるのでは?」と優しく聞くと、「そうなんです。その後、丸裸になって泣いていた私のそばを、たくさんの神さまが通りかかり痛いのを治してやると、海水を浴びて風にあたればすぐに治るよと教えてくれたのです。その通りにしたら、もっとひどくなったんです。」と顔を歪めて言いました。酷いことを教えるものだとオオナムヂは思いました。
「それを教えたのは私の兄弟たちです。ごめんなさい。お詫びに私があなたの傷を治す本当の方法を教えますよ。」「良いです。もうこれ以上痛い目はしたくないです。私が悪かったんです、サメを騙した罰があたったんです。」
 「そんなことを言ってあきらめないで。川へ行って水で体を洗って、近くに生えている蒲の穂(花)を取って、その粉の上に転がり休んでおれば治りますよ」「本当? ウソじゃないですよね?」「本当だよ。可哀相に信じられなくなっているだね」 (ウサギは半信半疑でしたが、先ほどの神様たちの荒々しい目でなく、優しいオオナムジの目を信じることにしました。) 川に行き川の水で体を優しく洗って、蒲の穂の花粉の上で寝ました。 「本当だ。痛くなくなったよ。もう痛くない」ウサギは大喜びでした。
(風も今度は強く吹きませんでした。ウサギに優しく子守唄を歌うように吹きました。)「良かったね。それじゃあ、僕は行くよ。」 「有り難うございます。 あなたはとても良い人ですね。先にいった神々は、ヤガミヒメをお嫁にするとか言っていましたが、きっと駄目です。アナタはたくさんの袋を担ぎ従者のように卑しくみえますが、きっとヒメはアナタを選びますよ」と言いました。
蒲はガマ科の多年草で、日本全土の池や沼に分布しており、水の中に地下茎をのばして生長し、葉の高さは12mになる植物です。雌花の熟したものは綿状になり、穂綿と呼ばれて花粉は蒲黄(ほおう)と呼ばれ、生薬として用いられます。外用では傷薬、内服では利尿作用、通経(とどこおっている月経を通じるようにする)作用があります。大国主命は蒲黄(ほおう)が傷薬として効果があることをよく知っていたのですね。
懐かしい唱歌があります。
 
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今年初詣に伊勢神宮に行ってきました。そのとき、孫のお土産に七福神のお手玉を買いました。大きな袋と打出のこづちを持つ大黒様ですね。大黒様は外国から入ってきた神様、大国主命は日本古来の神様で大黒を訓読みにすると『おおくに』になることや、両方とも大きな袋を肩から掛けているので混同されていると言われます。また恵比寿様は(いざなぎのみこと)の第3子・蛭子尊(ひるこのみこと)で、お母様は(いざなみのみこと)です。やまとまほろば(4) http://blogs.yahoo.co.jp/hanahitohira06/52640897.html

    唱歌「大黒様」        作詞:石原和三郎
                     作曲:田村虎蔵

 1.大きな袋を肩にかけ 大黒様がきかかると
   ここに因幡の白兎 皮をむかれて赤はだか
 2.大黒様はあわれがり きれいな水に身を洗い
   蒲の穂綿にくるまれと よくよく教えてやりました
 3.大黒様の言うとおり きれいな水に身を洗い
   蒲の穂綿にくるまれば 兎は元の白兎
 4.大黒様はだれだろう 大国主のみこととて
   国をひらきて世の人を たすけなされた神様よ
 
 気がはやり、先へ先へと進んだ兄弟の神たちは、ヤガミヒメ(八上比賣)と会っていました。そして誰が一番好きかを聞きました。
「私はあなた方とは結婚はいたしません! オオナムヂ様と結婚いたします!」
ヤガミヒメの拒絶の言葉に驚きを隠せない兄弟神たちです。 「どうしてまだ会ってもいないオオナムヂを選ぶのです。我らを差し置いて許せません」
 「そうだ、そうだ。オオナムヂがヒメの夫だと。そんなこと許せるはずがない。」 「どうしてくれよう。」 「このままでは気が収まらない。「殺してしまおう!」
 ヒメに振られた腹いせになんとオオナムヂを殺す相談をしたのです。伯耆国(鳥取県)手間の山のふもとで後から遅れてくるオオナムヂを兄弟神たちは待ち受けました。そんなこととは知らないオオナムヂは預かっている荷物が遅くなってと懸命に追いつこうと歩いていました。

 さぁ〜大変なことになりなりましたね。
 
 この続きは   またふることに云ふ

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