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弘ちゃんは生きている(1)

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弘ちゃんは生きている(52)木村徳太郎作(未完)
伐採の争いから桧牧区と自明区の敵対感情が目に見えて現れている。
発言がない。私語がそうぞうしいだけだ。感情の対立が総会に持ち込こまれているのだ。
「会長に一任」
西側の自明区から声がとんだ。
会場を見つめていた楠田さんが、その声に救われたように、
「工事請負人は、一任願うとしまして、寄付が個人割り当てか、どちらにするか、お協議願いたいと思います。」
「賛成、賛成」
自明区民が、一勢に叫び盛んに拍手を送った。が、拍手が弱まった時、山田さんが再び立った。
「工事請負人の一任は承認できません。賛成は、明らかに自明区の方が多く、桧牧区の方々は、得心しておられません」
自分の言葉に了解を求めるように近くを見回した。
「そうだ」「そのとおり」
座ったまま大声で数人が答えた。
そのとき、歩きの前田さんが、のっそりと立ち上がった。
「これは初めに仕組まれていたのと違いますか。この前見ましたけど、校長、会長、遠藤さんが、昼から学校で酒を呑んで、おまけに自動車で、町の料理屋へ行きはりました。学校の用事かと思いますが、遠藤さんまで一緒はおかしおます。遠藤さんに工事をさせる打ち合わせを、料理屋でしはったのでしょう。タクシー屋に行き先を聞きましたら、そしたら、九重ヘ三人が行きはりました」
先日の校門前の事を思い浮べているのだろう。目をしょぼつかせて自明区民の方に目をやって言う。
前田さんの育友会場らしからぬ、とんでもない発言に会場の私語が一瞬途切れた。が、石が池に投げられて波紋が広がるように、私語のざわめきがすぐに広がり、玩具箱をぶちまけたかのように会場がどよめき始めた。壇上の楠田さんは、怒りを顔に表して前田さんを睨んでいる。心は恥ずかしいのだろう。
校長は豆鉄砲をくった鳩のように、腕を組んだまま、目が宙に浮いている。
遠藤さんが立ち上がった。
「今の発言は、私が工事をひきうけさせてもらうために、事前に打ち合わせが行なわれていると言うふうにとれます。」
ここまで一息に言って、息を切った。と、その瞬間
「その通りと違いまっか」
前田さんが、また立って半畳をいれた。
「私が、参考のため見積もりはしましたが、工事引き受けの工作の覚えは有りません。それを、本日皆さまに協議していただいているのです。それを個人的な飲食にかこつけて、何事か企んでいると言われる発言は、個人の行いを誹謗される事、はなはだしいと思います」
遠藤さんは、弁解でもなかろうに顔がまっ赤だ。
遠藤さんの言葉で、楠田さんは元気を取り戻したと見える。
「遠藤さんのお話通り、決定ではなく協議をしているのです。誤解のないようお願い致します」
早口で喋った。
騒ぎが少し落ち着くが、誰の発言もなく時間がたつばかりである。暫らくして、過ぎる時間を取り戻すように、
「仰る通り協議でありましょうが、一会員が水道工事について、事前になにか打ち合わせが有ったと言う説が出ました以上、協議を行いましても、疑惑がつきまとってまとまりそうに思えません。そこで提案します。協議は後日に改め、本日は閉会とされてはどうでしょうか」。
山田さんが、最後の決をとるふうに提案をした。
「賛成」「賛成」
桧牧区、自明区からも、数人の掛け声がとんだ。それに引き摺られるように、壇上で顔を強張らせている楠田さんに関係なく、多くの人々が拍手をうったのである。

弘ちゃんは生きている(51)木村徳太郎作(未完)
「今日は何かありましたんか」
昼から自動車で出かける、校長、育友会長、遠藤さんに心が惹かれたのか前田さんが言葉をかけた。
「学校の用事で一寸、町まで行くんや・・・」
終わりをにごして、遠藤さんが答える。
校長も、育友会長も、歩きをしている前田さんを軽く見て、目もくれない。知らぬ顔の半平である。
前田さんはその場に立ちどまり、車が辻を曲がって見なくなるまで見送っていた。
その夕刻
平田先生、梶野先生が家庭訪問から戻ってきたが校長がいないので、用務員さんに聞くが、要領を得ない。平田先生は椅子にもたれ家庭訪問の疲れを休めて煙草を喫っていた。
梶野先生は家庭訪問先のほとんどから、児童間の争いを聞かされたのを思い返し、茶を飲みながら、憂鬱な顔をしていた。とりわけ喧嘩大将の奥田君が、学級委員に選ばれた事を、学校の教師は無責任だと言った意見が思い出される。重い気持で校長が帰ってくるまで、学習指導要録を書類棚から持ち出しペンを走らせていた。
「今日もまた、児童間の不平を聞かされました」
と、伊藤、田中先生も家庭訪問から帰ってくるなり、持物を机の上に放り出し椅子へ腰も降ろさず、平田先生に向かって言う。
「僕も聞かされました。ことの起こりは村の問題かららしいですね」
田中、伊藤先生の話を予期していたかのように平田先生が受けて言う。
平田先生が村のことから起こっていると、村の事に触れたので梶野先生は、指導要録に書き込む手を休め、
「今朝、仰ったように校長に話して、対策を考えるのが良いと思いますが」と、
改めて切り出した。それをきっかけに、桧牧区と自明区の児童間の争いが再び取り上げられて、話がはずみ始めたその最中に、町に行っていた校長、育友会長、遠藤さんが帰って来た。
何処で呑んで来たのか、校長の顔は酒で金時のように赤く腰がふらついている。
校長と育友会長なので、先生方は知らぬふりをしているのが良いと思ったのか、
「お帰りなさい」
と、言葉をかけただけで黙ってしまった。
校長、育友会長、遠藤さんも先生方を無視して、校長室に入って行く。
田中先生が、三人分の茶を用意して持って行った。
遠藤さんが言ったのか、用務員さんが菓子をたくさん盆に盛って教員室に持って来ると
「会長さんのおごりです。これを皆さんで食べて下さいとおっしゃっています」
と、なぜかにやりと笑って先生方の真ん中の机に置いて行く。
児童間の争いを、校長に話をしようとしていた先生方は、きっかけを外されて菓子に手をつけた。
そこへ、校長と育友会長が教員室にやって来て平田先生の横に腰を下ろすと、
「水道の件は会長さんが、見積り額は役員会で話をしてあり、育友会のほうは責任を持って下さる。必要金額を、総会で個別割り当てか、自由寄付かに決めるだけの事で済みそうだ。早く具体化するために、総会の日を早い目に決めたほうが良いだろうね」
と、自分の意思を押し付ける風に先生方みんなに聞こえるように大きく言った。
突然のことなので、先生方は答えも出来ない。
「平田君。十日ほど先に総会を開いても、差し支えはないだろう」
横にいた楠田さんと目を見合わせ、校長は総会の日を決めることを再び急いだ。
「異議はありませんが、他の先生方はどうでしょう」
黙っている先生方を見回して、助言をうながすが、先生方は矢張り黙っていた。と、
「どうだね」
校長が梶野先生にむかって尋ねてくる。
「異存はありません」
水道工事や総会の事より、児童間の争いを校長に話したかったが、酒の勢いで強引に自分の意志をおっかぶさせる問い方と、育友会長がいる手前、校長のペースにはめこまれて答えてしまう。伊藤、田中先生も同じだった。
先生方の返事を聞いて、校長は壁に掛かっている黒板の予定表に目をやり、
「じゃ、四月二十日としょう。決定として記入しておいてくれたまえ」
と、指示を出して、
「楠田さん、それでよいでしょう」
と、育友会長のご機嫌をとるように言った。
「校長先生の決めなさる事。私になんの異存がありましょう。嶽登りも終わり、時期的に忙しくなります。早い方がよろしいでしょう」
と、にやりと笑って答える
               ☆
四月二十日。育友会の総会。
一時限の授業参観が終って、父兄たちは仕切り版を外して広くなった、新校舎の会場に集り、新年度の役員を選ぶ。が、総会の事前に役員が打ち合わせられていて、すでに決まっている。それを認めるさせるためにあるようなものだ。進行係りに選ばれた平田先生が壇上に立ち、
「只今から役員の選挙を行ないますが、投票紙の整理の都合上、例年通り推薦された方々の名を読み上げます」
役員名が読み上げられた。そのたびに賛成の拍手が鳴り、役員選挙はあっけなく終る。
卒業児童の二父兄が、新入学の父兄に代わっただけで会長も同じだ。選挙でなく、事後承認の形で役員が就任した。その後、予算の審議が始まる。
壇上をおりた平田先生に代わって、再選された楠田さんが上がり再任の挨拶をすませると、
「本年度の予算について審議を願います。ついては、皆さんにお配りしました予算書を、会計の山口さんに一度、読んで頂きましょう。山口さんお願い致します」
すべて形どおりだ。山口さんはその場に立ち、謄写版刷りの予算書を手速く大声で読む。
読み終わると楠田さんが言った。
「昨年と同様の予算で変わったところはありません。新校舎が出来まして、清掃具の予算を少し増しました。これについて、なにか異議はありすか」
賛成の拍手が鳴る。
「では、予算は可決と致します」
いっそう盛んな拍手がうたれた。楠田さんは壇上で満足そうに笑っている。その後、水道施設の議題が審議される。楠田さんに代わって福井校長が登壇した。
「増築されて、学級の複式も単式になり、山の学校ですが県内でも充実した学校と言われるようになりましたのは、育友会及び学校区内の皆さま方が、教育に深い理解がおありだからこのように向上したものと敬服しています。学童に代わり皆さま方に感謝しましてご挨拶とします。さて、ご相談したい事ですが、学校はお承知のように、大変水が不便で清掃衛生の面からも不備で残念です。今年度、新校舎の出来ましたこの潮時に、会長、役員の皆さまから水道設備の賛成を得ましたので、皆さまのご意向をお伺いしたく、学校区内で水道工事をしている遠藤さんに便宜上、参考のために見積もりをお願いいたしました。」
そこまで言うと校長は話をきり、平田先生に向かい
「平田先生。見積書を読んで下さい」
と、壇上から指示した
平田先生が読み終わると
「育友会長さんから、皆さんのご意見を伺いましょう」と、
壇を降りて楠田さんに入れ替わり、それを受けて再び楠田さんが壇に登った。
「みなさん。私たちの子供が通っている学校が、更に充実することなので、是非お力添えを願いたいと思います。ついては費用を個別割り当てか、任意寄付にするか、ご意見がおありの方は御座いませんか」会場を見回して言った。
会員の私語が多くなり、しばらくざわめきだした。
と、私語を沈めでもする風に
「はぁい」
と、遠藤さんが手をあげた。
かねての打ち合わせなのか、会長の承認も待たずに早速喋りだす。
「私も育友会の会員ですし、利益をみていません。そのところを特にお含み下さって、ご配慮のほどを願います。」
と、立て板に水を流すように喋る。
間を合わせるように、壇上から楠田さんが、
「遠藤さんは商売としてでなく、会員として実費の見積もりをして下さったと言う、良心的なお気持を伺い感謝いたします」
と、育友会員に遠藤さんの言い分を得心させるかのように言った。
その時である。
「工事は遠藤さんが施工すると決定しているのですか」
座ったまま尋ねた人がある。それに合わせて
「工事は入札なのですか。伺います」
と、立ち上がった。桧牧区の山田さんだ。
壇上の楠田さんは、とまどってすぐに答えがない。が、落ち着きを取り戻すと
「遠藤さんが施工するとは決まっていません。入札にするか、皆さんの意見どす。然し、学校区の人で、育友会員でもありますので、見積書をいただきました。出来ることなら遠藤さんに引き受けを願がったらと思っています」
なぜか、校長のほうに時々目を流し強い口調で言う。
校長も何か言いたげだが、立場上発言出来ない。じれったそうだ。
「学校区の人と言う説がでますと、桧牧区の松川さんの親戚にも、町で水道工事をやっておられる方があります。工事は公の事なので会長さんのお説のように、簡単に決められる物では有りません」。
会長の言葉をまぜかえして山田さんが、区民の親戚者を持ち出した。
「その通り!」
間髪を入れず、大声で叫んだ者がある。それにあわせて、会場の西寄りから盛んに拍手が打たれた。
それが鎮まると、東寄りから自明区の小城さんが立ちあがった。
「只今、山田さんの説を伺いましたが、親戚だと言うと日本中の水道工事屋さんが、全て親戚だと言うことになり話は進みません。このことは会長に一任としたほうが我々会員としましては結構なことです」
と、力んで山田さんの説を打ち消さぬばかりに早口で喋った。
東寄りから盛んな拍手が起こり、ひとしきり会場が騒がしくなる。
山田さんに拍手が打たれた西側は桧牧区の人たち。東側は小城さんに拍手をした自明区の人たちが集っている。
例会にはいつもは女親が多いが、今日の総会は男親が多かった。

弘ちゃんは生きている(50)木村徳太郎作(未完)
桧牧区と自明区の学童の対立感情が、事を起したのだろうが金銭にまで手をつけるのは酷い。山間部の貧しいことに頷けるが、今まで人情がそんな事を起こさせなかった。それだけに感情の対立を見ると、常識では考えられないことに発展して行くのだろうか。
平田先生も梶野先生も、この学校に来て四年。その間にこのような悪質なことは起きなかっただけに、処置の判断に苦しんだ。
田中先生、伊藤先生が弓子たちと戻ってきた。
「鍵は掛っていて異状はありませんでしたよ」
田中先生の報告を聞いて、
「古川君。何処かに落としたんじゃないか。よく捜してそれでも見つからなかったら、もう一度言ってきなさい」
と、弓子に言い
「よく届けてくれました。校長先生にもお話を申し上げて、そのような悪戯が起こらないようにします。今日はお帰りなさい」
と、平田先生は児童たちに下校を促した。
 鍵のなくなったことを、先生に知ってもらって心が落ち着いたのか、児童たちは、古川弓子を中にして教員室を出て行った。
児童が去っても、遠藤さんがいるので先生立ちは問題にふれたくなさそうだ。が、遠藤さんが詮索心をおさえることが出来ないと見えて、
「桧牧区の子に、性質の悪いのがいまっせ」
と、事件の続きを話たげに口をきる。が、村人をこじらせるようなことには、口出ししないようにと心がけているのか、先生たちは返事をしなかった。
先生たちが話しにのらないので、遠藤さんも気まづくなったのか、来客用の丸テーブルに置かれていた朝刊を手にとり、
「校長先生、遅いですな」
と、一人ごとのように言い、新聞に目を落としている。
先生たちは、校長先生を待つ遠藤さんがいる上に、盗人事件が出てきて教員室を素直に出、家庭訪問に行けそうにもない。各自の机の上の教材や書類をなんとなくいじっていた。
スクーターのエンジンが、校門のところで止まった。
「みなさん。どうも遅くなりました」
校長が、慌しげに教員室に入ってきた。
「先生。水道の見積書を持って来て、待たせてもらってました」
「それは、ご苦労さん。こちらに来ていただきましょう」
遠藤さんを誘って校長室に行きかけた。と、平田先生が
「ちよっとお話がありますので」
校長のそばに寄り、先ほどの事件のあらましを耳打ちした。聞き終わって、校長室に遠藤さんを案内して待たせて、平田先生から、再び詳しく聞いた校長は、児童間の対立に気付いていないから、
「甘やかすから、ろくでもないものが出る。教師をなめよる。朝礼の時、児童に話をしましょう」
自分が無視されたとでも思い怒っているかのような、口調で荒く言い
「諸君はこれから家庭訪問ですね。よろしく願いますよ」
と、言い残して校長室に戻った。それを機会に
「みなさん、出かけましょう」
そそくさと仕度をして、田中先生が訪問に出かけるためにたちあがった。
梶野先生は、児童間の感情の対立が、区民の事から起きている事を知っている。だから、校長と遠藤さんが話している水道工事に、このさき起きるであろうと思われる障害が気になって、他の先生方のように、気軽に外へ出て行く気持になかなか、なれなかった。
   ☆
「二十二万五千円とは、費用がかかるものですね」
校長は見積書を見て。平田先生とおなじようなことを言う。
「校長先生。新しい井戸を掘り、郡内で一番の水道施設を持てばそれ位はかかりますよ」
「至方がないか」
いくら金が掛っても自分の腹は痛まない。それだけの金を集める事が、可能か不可能かの問題だが、校長は集められると思っているのかおうように頷く。
「増築校舎も出来て、おまけに郡内一の水道施設校となれば、先生も鼻が高く名誉なことでしょう」
遠藤さんが、校長をおだてるように言う。
「そう。わしの手柄になるなぁ」
と、言いかけて
「いや。生徒がかわいそうと思うからのことで、遠藤君も村の一員として、工事費用を集めるために、努力してもらいたいね」
と、慌てて児童のことに話を持って行った。
「応援しますとも。仕事を貰って不景気が消えて、大助かりですわ」
「この学校に来たうえは、親戚のお前さんに、よい仕事を持っていってやろうと努力している。この気持分かるだろう」
「分かっていますよ。その印に菓子でも買いましょうか」
笑顔で冗談ごとのように言って、立ち上がった遠藤さんは、用務員さんのところへ行き菓子を買って来ることを頼んでいる。
しばらくして、とりどりの高級菓子が二人では食べきれぬほど用務員さんが買って来た。
「お裾分けや」
遠藤さんは菓子を取り混ぜて、一つの紙袋へ詰め用務員さんに渡している。菓子を食べながら、校長先生と遠藤さんの話が続いた。
「今日、教育委員会へ話しに行って、早急にかかれと力付けられてきた。後は経費の問題だが、上手くいくだろうか」
校長の心配気な言いぶりに、
「何を言うてはります。学校のことやおまへんか。すぐ集りますがな。区民一軒の割り当てが千五百円ほど。そのうちには大口も有りますから、一軒千円にもなりまへん。可愛い子供があがっている学校のことですから、誰も反対はしませんよ」
校長が不安げに言ったことを打ち消し
「どうです。育友会長の楠田さんにも来てもらって話をしておけばどうです。よい機会やおまへんか」
と、つけ加えて言った。
「なるほど、育友会員に話すとしても、先に会長に話してご機嫌をとっておいたほうがよろしいですな。電話をしてみましょ」
遠藤さんにハッパをかけられて、校長は教員室へ電話をかけに行った。
かけ終わって校長室に戻ってくると
「すぐ来てくれるらしいわ。飯がまだやが、後回しにして先に来てくれと言うてる。わしも先に来てくれと頼んだ。」
「それは、都合がよろしいわ。ちよっとやりながら話しまひょか」
遠藤さんは手で酒を呑むかっこうをして、校長の返事もまたずにやりと笑って、また用務員さんの所へ行った。
用務員さんは、遠藤さんからお礼をもらったのか、いつもむっつり顔だが学校の用件でもないのに、手早く皿にアラレを盛り、数本のビールをにこにこと愛想良く運んできた。
「コップをもう一つ頼むわ」
校長が用務員さんに催促する。
コップが届くと同時に育友会長の楠田さんが顔を見せた。
「お忙しい所を恐縮です。水道施設の事で、遠藤さんの見積書を会長さんと一緒に、ご相談しょうと思いまして」
楠田さんに椅子を勧めながら校長が言った。それに合わせるように遠藤さんが
「会長さん。お昼はまだやと聞いて、これを取っておきました」
と、お愛想を言って、机の上に置かれているビールを指差した。
「これは、これは。でも、昼から学校で酒を呑んでは、ちよっと悪い気もしますなぁ」
と、言うものの言葉とうらはらに、にっこり笑って椅子に座りなおした。
遠藤さんがビールをコップに注ぐ。
「遠慮なくいただくとしますかな」
楠田さんの声で、校長も遠藤さんも、コップを持ち上げた。
アラレをビールのあてにして、ぐいぅと三人はビールを呑み、水道施設の話が弾む。
アルコールが入ると、人間は打ち解けるものらしい。
「校長さん。楠田さん。この工事は是非、うちにやらせてもらえるようにお願いしますわ。完成すれば、少しは儲かります。お礼はさせてもらいますよ」
三本のビールがほとんど空になっている。遠藤さんの顔がビールのせいで赤い。少し酔っているようだが、水道を引く話だけは、けじめをつけておきたいと見えそんなことを言う。
「大丈夫。まかしておきなさい。校長とお前さんは親類や。おれも同じ村の者に損はさせん」
楠田さんもアルコールが入って、気が大きくなったと見える。育友会の方は自分がどうにでも出来ると言った風に強気だ。
「礼よりも、気分良うに呑みとなったなぁ」
遠藤さんが言ったことを受けて校長が笑いながら言う。
礼とはどんなことをさすのか。水道施設工事で遠藤さんが儲けると、それを校長にも、楠田さんにも分けると言うのだろうか。三人は心が合ったのか話が弾み声高く話している。
「水道を引く現場を一度見ておこう」
楠田さんが、思いついたように言う。
「会長。見なくっとも大丈夫ですよ。私もしっかり見て、大丈夫だと思ったところですから」
校長は水道を引く事が、もう成功したように思い込んでいるのか、現場を見に行こうとする楠田さんを止めてビールを楠田さんのコップに注ぎかけ、ビール瓶が空なのを見て、
「もう終わりか」
と、残念そうに呟いた。その呟きをうけて、
「どうです。校長先生、楠田さん。もう用事も済んだしこの弾みで、町へ飲みに行きましょ。私がおごります」
と、校長と遠藤さんを誘った。
「何処へ行く?」
楠田さんが問い返す。
「まかして下さい。町でも私は顔がききます。」
自慢気に遠藤さんが答える。
「そうか。まかせておこか」
楠田さんは、遠藤さんに合槌を打ち、
「校長さん行きまひょか。水道工事の打ち切り話もここでは決まりまへんな。一杯呑みながら、けじめをつけておきましょう」
と、校長を誘った。
育友会長の誘いなので、校長もことわりかねたのか、
「自動車を呼びましょうか」
と、電話をかけに再び教員室に行く。
かけ終わって、用務員さんに
「一寸、町まで学校の事で打ち合わせに行く。日暮れ、皆が家庭訪問から戻るまでには帰って来る。留守番を頼むわ」
と、ビールを呑んでいたことなど、すつかりけろりと忘れ、真面目な顔で用務員さんに頼んでいる。
それを受けて、遠藤さんが
「おばさん。わしにまかせておき。後で礼はたっぷりするから」
と、校長を助けて横から用務員さんにご機嫌をとる。
電話で呼んだハイヤーが来て、三人は乗り込んだ。
その時、「歩き」で村人の雑用を引き受け、なけなしの賃金を得て生活をしている桧牧区の前田さんが、仕事の帰りか、校門前を通りかけた。

弘ちゃんは生きている(49)木村徳太郎作(未完)
二日目の今日も家庭訪問だ。
半日授業で、児童を帰らせた後、先生たちが教員室で昼食の弁当を食べながら話をしている。
昨日、梶野先生が家庭訪問で聞かされた児童間のまさつを
「この原因について、どなたか知りませんか」と、平田先生が心配げに訊ねている。
「このままだと、事故がおきるかもしれません」
と、伊藤先生もつけ加えた。
「今日もまたその話がきっと出るでしょう」
田中先生も困ったと言うようす。
「校長先生に、明日の朝礼の時に注意していただいたらどうでしょう」
と、箸を置いて雑談でなく口調改めて、伊藤先生が平田先生に申し入れた。
「それとも、校長のおられるとき、この問題の対策会議でも開らきますか」
弁当が終わり、指導要録を手にしていた平田先生が、声重く息をつめて提案する。
「学校内のことでしたなら、考えないといけませんが、学校外の問題に触れるのはおかしくありませんか」
区の対立が、児童の対抗意識を高めている事を、昨日の家庭訪問で知っている梶野先生は平田先生の提案がポイントをはずしていると思う。
「学校外の問題だと言いますと・・・」
平田先生は、自分の気づかぬ事を、梶野先生が気づいていると言った引け目を感じるような口調で、強くはねかえすように聞き返した。
「しばらく様子をみてみたらどうでしょう」町村合併で、区の山を個人持ちにして、伐採したことから、起こっている事情を他の先生方は知らない。そのことを話そうと思う。だが、学校内でまだ事故も起こっていない。話すとすれば桐久保さんのことにも触れなければならないので、話す気持が言葉をぼかしてしまう。
「でも、父兄がやかましんですもの」
伊藤先生が、梶野先生の言葉を打ち消すために甘えるような声を出し、目をくりくり動かして他の先生を眺める。それに合わせて、
「うちの学級もそうだけど、先生の学級委員の選挙だっておかしいですわね。喧嘩の強い子に投票をしあうありさまでしょう」
田中先生が伊藤先生に助言して、梶野先生に向かって言う。
「それは、僕も・・・」
よく気付いている、と言いかけて、梶野先生は適当な言葉がとっさにでないまま口ごもった。梶野先生の口ごもりで、他の先生も暫く押し黙ってしまった。
そんな所へ
「先生、泣いていよりまっせ」
と、遠藤さんが校長に頼まれた水道工事の見積書を持って教員室に顔を見せた。
「まだ残っている児童があったのでしょうか」
見積書を受け取って平田先生は得心が行かなそうに言う。それに応えるように
「見てきましょう」
と、田中先生が席を立った。
「喧嘩でもしたんでしょうか」
話し合っていた児童間の対立が、喧嘩でもやったのかと安気に伊藤先生が言う。
「喧嘩でもなさそうですよ」と、
遠藤さんは打ち消すと、空いている椅子をさげて平田先生の横に座った。水道工事の見積書を見ていた平田先生は、
「二十二万五千円もかかるのですか」
高額にちよっと驚いて声をあげた。
驚く平田先生に応えないで、「校長さんは、お留守ですか」
遠藤さんは尋ねる。
「教育委員会の事務所へ、水道施設の話で行かれました。昼には帰って見えるはずです」
「校長さん。熱心ですな。早よう見積書を出せと何度もやかましく言われるので、持って来たんですわ。それなら一寸、待たせてもらいましよう」と、
腰深く椅子に座った。
「今の井戸にモーターをつけて、水道に出来ないのですか」
少額を願う平田先生は自分の考えを言ってみる。
「鉄分を含んでいる水は悪く、浅くて量もないです。新しく掘って初めから良い物にしませんと、中途半端になります。」
「それにしても高くつくもんですな」。
平田先生は遠藤さんの話に誘いこまれたが、弱い口調で言ってみた。
二人の会話を耳にして、梶野先生は水道施設の資金集めを、福井校長がこれから計るのだが、「村人の争いがそれを邪魔するだろう」と、弘の父が話していたことを思い出した。
梶野先生の思いとは別に校長の意に従うのか、平田先生は井戸を掘る場所や工事のあらましを遠藤さんと話し合っている。
                    ☆
田中先生が、泣いていた古川弓子を伴なって教員室へ戻ってきた。四、五人の学童も一緒についてきた。五年生担任の伊藤先生が、弓子の担任なので
「古川さんどうしたの」
椅子から立って声をかける。
弓子は学級でも信頼をうけ、成績も良く喧嘩をするような児童ではない。弓子は泣きじゃくって、手の甲で目をこすっているばかりで返事をしない。
「古川さん。購買部の鍵とられはったんやて」
弓子に代わって、川合良子が答えた。
「盗られたって」
伊藤先生は驚いておうむ返しに聞き、
「みんなこっちにいらっしゃい」
と、児童を手招きした。
古川弓子と共に、児童達は伊藤先生の机の所に寄って来た。
平田先生も遠藤さんも話をやめ、弓子が何を言うのかと児童たちの方に目をむけ耳をそばだてている。
家庭訪問の準備を整え、遠藤さんと平田先生が話をしているのを幸いに、その間に学校を出ようとしていた梶野先生も、弓子達のことが気になり、なんとなく腰を落ちつけ座りなおすことにした。
「すみません」
と、ほそぼそした声で弓子は伊藤先生に侘びてから話し始めた。
「三時限の始まる前に、購買部を閉めて鍵を筆箱に入れておいたのですが、四時限目の国語の時間に筆箱を開けると、こけしつきのボールペンと鍵がなくなっていました」と、
購買部の鍵が無くなったようすを話す。 
「じゃぁ。四時限前の休みのときね」
「はいっ」
鍵は盗られたのだろうか。それを話して気が楽になったのか、弓子は泣くじゃくりを止めて明るく答えた。
「自分では筆箱に入れたと思っていても、入れてないで、どこか別の所に入れていて、知らないまに落としたんじゃないの」
横から田中先生が、おせっかいに口出しをした。
「そうじゃありません。ペンもなくなったのです」。
盗られたと確信を持って答える弓子につけ加え
「先生。この間は初ちゃんが、昼食に食べるパンとバターを盗られやはったんです」
「体育の時間には、辻さんがお金盗られやはったし。このごろ、おかしなことばかり起こります」。
弾んだ声で、弓子に付いて来た川合良子や、中谷智恵子が勢い込んで話し出した。
購買部の鍵、パンのなくなったことは悪戯かもしれないが、お金を盗られたということは聞き捨てならない。先生達の顔がこわばった。
「お金盗られたって?いつのことなの」
伊藤先生が、児童を叱りでもするように、強い口調で問い返した。
「辻さんが、学校の帰りにスリッパを買うお金や言うて、上着のポケットに入れておいた財布がなくなりました」
中谷智恵子が言った。言っている筋がどうも通っていないような話だが、その意味は分かる。
「いつの体育のこと?」
伊藤先生がきびしく問い掛けた。
「この間の火曜日の体操の時です。そうやね」
伊藤先生に答えて、そこに居る級友たちに相槌を求めるふうにみんなの顔を見回して答えた。
「四日前です」
指を折って、川合良子が日を数え、中谷智恵子の言っていることに間違いないとばかりに言う。
桧牧区と自明区の児童の敵対意識が、鍵や金を盗ったりする悪質な行いとなって出てきたのではないかと、先生達の心が騒ぐ。
女の先生達には手がおえないと思ったのか伊藤先生が
「どうしたものでしょうか」と、
平田先生に助言を求めた。
平田先生とてすぐに才覚はつかない。
「おまえはバカだ。盗られた時に、なぜすぐに先生に言わなんだんや」
遠藤さんが横から口をはさみ、
「四、五日まえのことやったら、調べ難いやないか」と、
その場の堅苦しい空気を助けるように言った。
「購買部の品物は、異状がなかったの?」
梶野先生が聞いた。
「見てきましょう」
緊張したその場から逃げ出すように田中先生が立ち上がって
「みんなも付いてきなさい」と、児童に向かって言った。
「私も行きましょう」
伊藤先生も一緒に教員室を出て行った。
「村にも性質(たち)の悪い子供が出て来よりましたなぁ。時がかわると、子供も悪うなりよる」
遠藤さんが時代にかこつけて、児童を悪く言って嘆きはじめた。
その言外には、昔の時代なら、他人のものを盗むような児童はいなかったのに、きょうびは教育も変わって、児童を甘やかせているようにしか思えない。だから、そんな児童が出るのだ、と言わんばかりである。平田先生、梶野先生もその言葉には、気が障ったが現実に事が起きているので、言い返す言葉もない。

弘ちゃんは生きている(48)木村徳太郎作(未完)
「桐久保さんがそのように理解のない人とは思えませんが・・・。弘君の欲しがった自転車を買ったりもなさっているじゃないですか」
梶野先生は、弘が自転車を買ってもらったことを知っているので父親の話を否定した。
その時、聞くともなく聞いていたおっ母が
「自転車を買って下さったのは考えあってのこと。そんな人情のある人と違います。桐久保さんがケチなのを知っている人は、働かせてもらうことをいやがっています。誰もきっちり働かないし、仕事が丁寧で気の良いうちの人が安うに使えるから、子供に自転車を買って、親切ごかしにつないでおこうと思っているんです。うちの人はアホやから、それが分からないで、桐久保さんに親切にしてもらっているように思っているだけです」
と、話に割り込んできた。桐久保さんの根性を、みすかしてでもいるように、ずけずけと言う。それほどにも梶野先生は思わないが、桐久保さんの家に行ったときに聞いた平野さんの借金のことを思い合わせると、うなずけないこともなかった。
「それが分からないで、弘まで自転車に乗って喜こんでいる。けがらわしゅうて、自転車をつぶしてやろうかと思いますわ」
桐久保さんへの憎しみが弘の上に飛んできた。あまりのきつさに梶野先生は黙って聞いているだけで返事も出来ない。
続けておっ母は話しかけた。が、そのとき菓子を買い出た弘が帰って来た。
おっ母は、弘から菓子を受け取り菓子鉢に入れ替えようと、食器戸棚の所に行ったので話は中断された。かわりに弘が、
「寿司をこしらえたの」
皿に盛られた巻きすしをみて父親に聞く。聞かれて
「熱い茶をいれますから、召し上がって下さい」と、
父親は出されている寿司に気がついて梶野先生にすすめ
「先生がもってこられたんや。家のもんではない」
と、弘に説明をした。その時、おっ母が菓子をもってきたので、梶野先生は
「お菓子を頂きます。弘君にすしを上げてください」
と、弘に寿司を手渡した。
父親は梶野先生に菓子を薦め、自分も食べながら、土間のはしっこに行った弘のほうに目をやり
「私が、桐久保さんに出入りしてますし、弘も自転車を買ってもらったりして、坊んとも、仲良くしておりますんで、親切な人だと思っているかもしれませんし、子供には深いことが分かりません。こんなことは聞かせたくないのですが」と、桐久保さんに逆からって、正しいと思うことを言うと、桐久保さんは頑固に周囲に持説を主張して、相手をこぼつ。その持説は全てが、山持ちと言われる旦那の体面を保つもので、本当の親切でなく自分を肥やすために、親切でごまかして他人を手なづけるそんなやり方が、桐久保さんだと声をひそめて話し出した。
梶野先生も桐久保さんの家を訪ねた時、平野さんの借金からそのようなことを感じていたので、弘の父親がひねくれて人をみているとも受け取れなかった。
「伐木のことが解決つかないかぎり、これからもいろいろともめるでしょう。学校の水道もその良い例です」
桐久保さんのことから父親は別なことを話し出した。
「水道と、言いますと・・・」
問い返す梶野先生に
「いままでは、何事でも、区の公ごとに金がいるときは、区の山の間伐で金を作りましたが、町村合併で区の山は個人持ちになり、おいそれとは出せないでしょう。何十万もの大金は、桧牧区と自明区を合わせて百軒足らずの村ですから、集りそうにも思えません」
「でも、区民の寄付はとにかく、町の議会で補助金も考えてもらえるでしょうし、よく分かりませんが、出来るのではないでしょうか」
学校経営は校長の仕事。梶野先生は経費のことには関心がない。思っていることをなんとなく言ってみる。
「区民のあいだに、いざこざのない時は寄付金もお付き合いで出すでしょう。だが、今のありさまでは、誰でも金を出すのはいやでしょうから、争いを口実にして、きっと出さないと思います。それに育友会の役員で金持ちの桐久保さんが水道を引くことに力をいれていないし、さっき言いましたように、もうけることには動くが、金を出すことにしぶい性質(たち)ですから、水道のできあがるのは、ちよっと難しいのと違いますか」
「増築校舎も出来たし、学童の衛生、用水、防火等の面からも水道は必要なのですがね」
学童と実際に日々を過ごす梶野先生は、出来上がりが難しいという父親の気軽なあきらめのような気持にはすぐになれなかった。
弘のうちに訪問して来て学童の間の対立は、区民の争いが影響していること、桐久保さんが財産家の立場だけで他人へのおもいやりのない、意固地な人と分かって村の事をいままで以上に知れたことの喜びと共に山村の因循姑息さを味わい複雑な思いになった。
外に出ていた美代が帰って来た。弘が寿司を食べているのを見て、
「兄ちゃん。お寿司を食べてる。私の分はないの」
真珠玉の糸通しをしているおっ母の傍へ行ってぐずりだした。梶野先生は
「美代ちゃん。これをあげよう」
兄弟喧嘩をさせまいと、先手を打って菓子の皿を美代に突き出し
「弘君。美代ちゃんにもあげなさい」
と、おっ母よりもさきに梶野先生は言った。
先生に言われて、弘は残りの寿司を持っていた箸と皿を美代に渡した。
「ゆっくり話が聞けて、学童たちの事が良く分かりました。長い時間おじゃましましたね」
梶野先生は弘の父親に言い、なにかをめぐらすふうに立ち上がった。





 

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