|
『コヒルガオ』をブログに投稿しました(http://blogs.yahoo.co.jp/hanahitohira06/33303196.html)翌朝の新聞に、偶然ハマヒルガオのことが掲載されていました。いつもは、花を片手に絵を描くのですが、ハマヒルガオは保護植物で持ち帰ることは出来ません。新聞に掲載されていた写真を画像に使わせていただきました。
手描き画像の替わりに、絵本「星たちは花になりました」
から、7月(琴座*ホタルブクロ)
を掲げます。夏の夜空をお楽しみ下さい。
♪ オンリーワンの 花
朝に咲くのが朝顔。昼は昼顔。夕べに咲けば夕顔。その通りの呼び方で少しおもしろくありません。
昼顔は、植物分類で「ヒルガオ属」に入り、ハマヒルガオ、コヒルガオ、ヒルガオ、ヒロハヒルガオの四種類があり、良く似た名を持つグンバイヒルガオはサツマイモ属、花が似ているノアサガオは、アサガオ属です。昼に咲くから昼顔と一口に言っても、いろんな顔があるのです。一つ一つ違うのです。
その中の一種のハマヒルガオが、私の家の近くの浜に咲きます。遠景に比良山、中景に漣の光るびわ湖、その前景に湖風までを薄桃色に染めて、天女の羽衣を広げたように咲いています。
ハマヒルガオは海辺で咲くものですが、淡水のびわ湖が太古、海と繋がっていた名残で咲いているらしいのです。そのころはマンモスもいたといいます。マンマスが、ハマヒルガオを横目に歩いていたのでしょうか。そんなことを想像して、太古へのロマンを感じさせてくれる浜辺の花です。
今年もそろそろ見に出かけようと思っていました、朝の新聞(2007・06.16)にそのハマヒルガオがインクの匂いとともに、可憐な姿でトップ面を飾っていました。広がる湖、渡ってくる風や砂の感触を思い出しながら読み進めていくと、なんと!びわ湖のハマヒルガオは、自生する国内の他の海岸の個体とは異なる DNAを持ち、独自の進化を遂げているというのです。
「京都大学人間・環境学研究科の植物系統分類学の専門家たちで、昨年四月から一年をかけ、大津、彦根、近江八幡、守山、野洲、高島の6市の湖岸11カ所と、青森県から鹿児島県まで国内49カ所の個体を調査、5個体ずつ採取して、葉緑体DNAの配列を解析した結果」とのことです。びわ湖が海と繋がっていた証のハマヒルガオですが、長期間海と隔離されていたことで、遺伝的交流を持たずその隔離されていた期間に、独自のDNAを進化させ今に生き残っているというのです。私は驚きました。
DNAとは、人間が操作改良し、都合の良いようにつくるものだとばかり思っていたのです。しかし、ハマヒルガオは自力で環境に馴染むように、気の遠くなるような長期間を使ってDNAを変化させてきたのです。琵琶湖が誕生したのは400万年前。そして地殻変動で40万年前に現在の形になったと言います。そのころからハマヒルガオは咲き続け、DNAを変えつつ今に生きているのです。
人間も、DNA操作を行います。ハマヒルガオが体験した地殻変動は、人間では戦争でしょうか。ハマヒルガオはそれに打ち勝ち、生き残るために、自力でDNA変化をしてきたのです。私は人間のDNA操作に疑問を持っていましたが、大きな宇宙から見るとハマヒルガオと同じように、生き残りをかけてDNA操作をしているのでしょうか。宇宙の一つの生き物として、人間も生き残るためにDNA操作をしているのでしょうか。
今、人類はDNAを操作することができます。DNA操作で、人間自身を作ることも可能だそうです。なんだか恐い気もしますが、ハマヒルガオのようにこれは何十万年もの間を、ごく自然に生命として流れていくための作業、「生き物」の流れなのでしょうか。
宇宙や、自然の神秘さ、改めて人間の業(ごう)などを考えてしまいました。
考えすぎて、その日はハマヒルガオを見に行くことが出来ませんでした。
出かけないで部屋の掃除をしました。掃除機をかけながら鼻歌が出てきます。
人気グループ、スマップの歌う『世界に一つだけの花』です。
ナンバーワンにならなくてもいい
もともと特別なOn-Ly-one
花屋の店先に並んだ
いろんな花を見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけれど
どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて
争う事もしないで
バケツの中誇らしげに
しゃんと胸を張っている
(中略)
そうさ 僕らは
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命なればいい
ナンバーワンにならなくともいい
もともと特別なON-Ly-one
昼に咲くから昼顔といってもみんな違います。びわ湖のハマヒルガオは、びわ湖だけのもの。
DNA操作を私には出来ませんが、心の操作は、思いのままに出来ます。
私は私!「オンリーワン」
と、心の操作をしました。
♪ 「昆虫の世界 」 木村徳太郎
閉じた瞼に いつもある
光に透けた 蝉の羽。
バッタも蟻も 蜂もゐる
蛾の粉だろうか ちらちらと
小さい菌も 動いてる
閉じた瞼に うつくしい
昆虫の世界が あるのです。 2007.07.01
|