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盛夏 お見舞い
夏は早起きをして、散歩に出ます。
空気が清み草々に露が乗っています。
深呼吸をすると体にきらめきが入ってきます。
庭の木々や花、野菜にも水をあげましょう。
ホースの先にセルロース色の虹が出来ました。
蝉の抜け殻です。
変ですね。抜け殻がたくさんあるのに、あまり鳴き声が聞こえません。
ヒヨドリが蝉を食べているのです。
蝉の短い命を食べて、ヒヨドリは何年生きるのでしょう。
自家製野菜で朝食です。朝の香りがします。
蚊が腕についてきます。蚊は私の血を吸って生きているのです。
「生きている」それを強く感じる夏です。
太陽が熱い。汗がいっぱいです。
でも風が抜けると汗の気持の良いこと。汗が新陳代謝をしてくれるのでしょう。
身も心も引き締まり、五感の引き締まりを感じます。
私も「生きている」それが嬉しい夏です。
ありがとう 夏。
元気の出る木村徳太郎の「夏の詩」を集めてみました。
赫躍と燃えて匂ふ向日葵のごと 一心に水的落しを競ほうではないか。 木村徳太郎 昭和壱拾八年四月八日
金魚
鰭の動きに 尾が揺れる / 尾の動きに 水 揺れる / 水の動きに 藻が揺れる
ガラスの鉢の お庭です / 赤い振袖 日本娘 / 水藻の芝生 散歩です。
藻の動きに 水 揺れる / 水の動きに 尾が揺れる
西瓜堤灯
夕顔柵に / 出た月よ
提灯 / 西瓜のやうな月
背丈が伸びて / 大人になれば / 目、鼻を / 刻(く)つて吊ろうもの
夕顔柵に / 出た月よ
朝顔
おやすみの / 觀察文を / 書く今朝
うす翅を / 風に吹かせて / またもどる
――朝顔の / 花を數へる / やんまかな。
ミズアソビ
ヒデリツヅキノ/ アツイゴゴ / オニハデ タラヒノ / ミズアソビ。
オモチヤノオフロ / キノ オフロ / ギヨウズイ サセテル / オニンギヨヲ。
オツムモ キレイニ / アラツテル / スメバジヨレンデ / ナガシテル。
キレイニナツタ / オニンギヨヲ / オフネニノセテ / ウカバセタ。
ヒデリツヅキノ / アツイゴゴ / ゲンキナ コドモノ / ミズアソビ。
朝の広場
トマトなってる / 朝の広場に / ラッパが響く
やぁい / 寝坊助子供はいないかい
良い子ばかりだよう / お早う お早う
あの辻この辻 / 出席表(カード)ふりふり / 笑って子供
やぁい / 弱虫子供はいないかい。 / 強い子ばかりだよう
体操 体操 / 旗もあざやか / 街の広場に / 号令響く
山のキャンプ
小鳥の声で / 夜が明ける / 山でキャンプの / 朝あけよ
霧が薄れて / 朝陽がのぼる / 光りが木の葉 / すけてくる
タオルをさげて / 清流に / 顔を洗へば / 岩魚ちる
小鳥の声で元気よく / ラジオの体操 始めます。
雲のヨット
白いヨットの 白い雲 / 山のてっぺん 海のまんなか / 風をはらんで
まっすぐに / 走れつらぬけ ぐんぐんと
光りに光って輝いて / ツラヌケ世界 世界の空を
空のヨットの 白い雲 / なににもひるまぬ / 凛々しい艇だ
キャンプの朝
タオルをさげて 渓流に / 顔を洗えば 虹が散る
朝は虹をこさへてる / 噴霧器みたいに こさへてる
朝の空気は 歯磨粉みたい / とてもこゝろを すっきりさせる
朝は小鳥をなかせてる / 口笛みたいに なかせてる
小鳥の声で 日焼けの子 / 朝の体操 始めてる。
飛込み板
切符なんかは ゐりやしない / 街のプールの 飛込板
そうれ ずぼんと 飛び込んだ / 人間魚雷だ 足を張れ
そうだ その意気 / しぶき波 太平洋なんか へいちゃらだ
そうれ ぴしゃんと 腹をうつ。 / 打ってもひるむな やりかえせ
雲もむくりと / 見ろ 上る / 街のプールの飛込板
街のシヨーウインドウ
そうら_ / 水着だ 浮袋(うき)だ 海水帽だ
街のショーウインドウに 海がある
そうら_ / ランプだ テントだ リユツクサックだ
街のショーウインドウに 山がある。
そうら_/体鍛える あかるい夏が / 街のショーウインドウにいっぱいだ。
バッタ
バッタを掴もう / バッタは嬉しい / 大きなバッタ 小さなバッタ
バッタは手の中でむぐむぐしてる。
バッタは掴まれても悔いない/ バッタは脚をぐうんとつっぱる
バッタは手から弾けようとする。
バッタは小さい昆虫だけど / バッタはいつもいきいきしている。
あ々、バッタは嬉しい昆虫だから / 滅入った心を こんなに弾ませる。
風の道
ここは四辻 風のみち / 光りに焼けたカンカン帽子 / からんころんと ころげます。
おかしいおかしい みんなが見てた。
風に駆け足 カンカン帽子 / 橋の上からジャンプする / ここは四辻 風のみち。
真昼
明るく土に / 花の影絵が/ ちんまりと / 滲んで真昼。
エッセイ
ばぁちゃん の 朝顔観察日記
連日猛暑が続いているが朝方は涼しい。早起きの楽しみがある。朝顔の花の数を数えるのだ。
我が家では、元は赤や青色の朝顔だったのが、零れ種で毎年花を咲かせ、それは年々一つづつ色を忘れて行ったのか、いつのまにか真っ白の朝顔ばかりになっていた。そして几帳面に毎年零れ種で花を咲かせ、それは、白く煌く朝露の化身のように美しかった。
私は種を蒔くことも、苗を植える事も花の数を数える事もしないで、楽しませてもらっていた。ところが、小学生になる孫が朝顔の種をくれたのだ。彼の学校では、朝顔を育て種を採集し、それを次の学年に譲っていくのが慣習らしい。そして余った種は希望者にも分けられる。孫はそれを私にプレゼントをしてくれたのだ。
孫は朝顔の観察日記をつけ、育て方もしっかり学んでいた。私はいままで、世話もせずに花を楽しんでいたのだが、孫の教えに従い新しく種を蒔き苗に添木もした。それが赤や青の大輪の花を咲かせ、朝顔のカーテンを作ってくれた。例年の白い朝顔に混じり彩の光る朝が眩しくきらめく。
私も小学生のとき、朝顔の観察日記をつけた。花に懐かしさも咲いて行く。種を順送りされた次学年の子供たちにも、色取り取りの朝顔が咲いているのだろう。
生き物を育て、それを順に送っていく。これに私は嬉しさを感じた。
「おばあちゃんの『朝顔観察日記』」をつけた。
花の数をノートにつけ、暑い一日の始まりの「日記」を朝顔に乗せる。
「さぁ〜今日も暑さに打ち勝とう。」と元気を記録する。
画像は、先日小豆島へ出かけホテルの朝食バイキングで、サザエやホタテを食べました。その殻を頂いて帰り、夏休みの思い出に「脳いきいきアート(ふれあいアート)」手法で描いてみました。次回の教室で、これを活用してみようと思います。
わいわいお喋りしながら海辺の物語を、筆を使わずに貝のザラザラ感が誰にでも出せるように、サンドペーパの上にオイルパステルを乗せて行き、手で千切って構成してみました。みんなの驚く顔が楽しみです。
まだまだ猛暑が続きます。ご自愛下さい。八月七日はもう「立秋」です。空に、風に、ふと秋を一筋感じる事でしょう。
♪お知らせ♪
私も夏休みを頂いて、孫たちの宿題の手伝いや遊びにはいりたいと思います。しばらくブログを夏休みさせて下さいね。
また訪問していただけるのを、楽しみにしております。
宜しくお願い致します。
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