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高校に進学したいだけで、私は、15歳で岩手から石川へと旅立った。
卒業し、そのまま石川県で結婚し、子供にも恵まれたのだから、
夫の転勤があったとしても、最終的には嫁ぎ先の地に収まるのが普通でしょ。
長女が生まれて、2年程してから
私は、“岩手に戻るんだ。”って思った。
思った・・・と言うより、夢の中で、何とか岩手に帰る方法を模索していた?
何でだろうな?と、思ったけど、その時の生活に、そんな可能性など微塵も見当たらなかった。主人の転勤先の方向は、あったとしても関西ですしね。
なのに、何れ岩手で一旗揚げるんだ。って、妙な感情に駆られ続けた。
岩手に何があるの?と、自分に問いかけても、分からない。
此れと言った、資格も特技も有る訳じゃ無し・・・。
それから、間もなく大阪に住み、2年後には青森に居た。
岩手を通り越して、青森だった。
そして、ある日、電車の中で、向かい側に座った人相視の占い師と名乗る人から言われた。
「貴女は、人を見送る為に動かされている人だ。33の数字を持つ人の運命ですよ。死んで感謝される人ですね。」
私が33の数字を持つだって?何なんこの人・・無粋にも程が有る!と、相手にはしなかった。
10年後、姉が亡くなった。衝撃的だった・・・。
死に水は、私が取った。と、言うか病院からのご指名でした。
「青森を出よう。他人だらけの中で、子供達を育てるにも限界がある。」
夫が口火を切った。
普通なら、夫の実家先に戻るのが筋なのだが、
宗教の川が流れていたので、帰るのを頑なに拒んだ夫。
色んな人の口添えが有って、結局岩手になった。
引っ越し先に一番近い今の会社を選んで20年。
越して来て8年後には、父が亡くなった。
15歳で離れた父との思い出を、8年間で一杯埋め尽くしたから
挫折感は半端無くて滅入った。
結局、思いは叶えたのよね?
でも・・・一旗って・・・アハハハハ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
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