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その保育園がとってもすばらしかったので、ぜひ書き残しておきたい。
実は私は、正規の就職試験や資格試験に受かったことがなく、というか
若い時はどうもこらえ性がなくて、喫茶店のウェイトレス、ランチ作り、麻雀や、
高校の非常勤教師・・・職を転々としたあげく、今のの仕事(手描きやパソコン
で印刷物のデザインをする)だけは細々と30年以上続いているのだが・・・
短い期間ながら一番リキを入れてやったのが保育士(保母)という仕事だった。
この保育園(グリーンコープ 松島りすの森保育園 福岡市)の
園長の林伸子さんは、長年の保育生活で積み上げた理念やエキスやノウハウの
すべてをぶち込んで、理想の保育園を作った。
体に安心な建物
建物から家具にいたるまで すべて木やしっくいでできていて、シックハウス症候群
の原因になるような化学物質は使われていない。電気のコードも塩ビじゃないという。
寝転がって空を見てたりする。
まだ植えたばかりの木がどんどん大きくなって木陰を作るようになれば
木登りさせたりハンモックを張ったりしたい、と林園長。
たて割り保育
多様な価値観のなかで支え合い・助け合い・ともに育っていくことを願って、
異年齢交流を重視している。
3・4・5歳児は広いワンフロアーで混じり合いながら遊び学ぶ。
「絵本」「積み木」「お絵描き」「あと何だっけ?」などのブースがあって
異年齢が混じり合って遊ぶこともあれば、クラス単位で行動するカリキュラムも
組んでいる。
食・眠・遊を分けたレイアウト
子どもたちの気持ちが集中できて一日がスムースに流れるように、
「食 もぐもぐルーム」「眠 すやすやルーム」「遊 わくわくルーム」を
分けている。 下の写真 奥の部屋では3・4・5歳児がお昼寝まっさいちゅう。
2歳児は特別扱い。自我が目覚める反抗期
たて割りの異年齢交流を重んじているけど、2歳児はひとり一人をきめ細かく見て
いなければならない大事な時期なので、特別にいちばん奥に2歳児室を作っている。
食べることは生きることの根幹 安心の材料をおいしく楽しく食べる
給食室は「ランチルームもぐもぐ」より70センチ低く作ってあり、子どもたちは
自分の目線の位置でできあがる食事をまだかまだかと待つのだ。
(食材はすべてグリーンコープ生協のものを使っている)
カウンターの向こう 70センチ低い位置で保育士がそってくれる ごはんやおかず
を自分のプレートに受け取るセミバイキング形式。
量を「多い」「中ぐらい」「少ない」の3種に分けてよそい、自分で選ばせる。
残飯の量が驚くほど少ないといって、林園長は片手の平を丸めてみせた。
写真をベタベタはりつけて長々と説明してしまいタイヘン失礼しました。
見学者のおばちゃんたちは、すっかり感激してしまったのです。
家具調度に「うわ〜、かっわいい〜!」 「木の香りがすてき〜ぃ!」
「子どもじゃなくて私たちが入りたいよ〜」
「私たち反抗期だから、あの端っこの部屋で2歳児みたいに大切に扱われたい!」
「こんな老人ホームを作ろう」「そうだそうだ!アイデア出し合って作ろう!」
と気炎はとどまる所を知らないのでした。 ちゃんちゃん。
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グリーンコープ
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連合)の総会に出席した。
ワーカーズという耳慣れない働き方については 以前拙ブログで書いたことがある。
今日の総会で一番ぐっときたのは特別決議だった。
「世界、つまり、人間の生活と経済は実は「言葉」で構築されています。ですから
人間が「言葉」を軽んじ、その「言葉」が「嘘」に転じますと、世界は崩壊する
ことになります」という書き出しは・・・
現在のバーチャル経済(金融資本)の破綻〜世界経済の連鎖的な破綻は、貨幣が
「信用」を失った現れであること、日本の原発事故の情報隠しや嘘の発表などで国民の
「信用」を失ったがゆえに国家として体をなさなくなって崩壊に向かっていること
などを示しているんだと思う。
それで、
「私たち市民も子どもたちのいのちを守るために、共助の仕組みを生み出しエネルギーや
経済や金融の問題についても応分の責任を負うべきです。
すなわち、私たち市民が国や東京電力などの業界にエネルギーや金融などの問題の
すべてをゆだね、その足らざるところを指弾するだけであったことが、国や業界の
「言葉」が「嘘」に転じざるを得なくなった根拠のひとつです」
そうした自責の念にもとづいて、市民として電力の問題でも責任の一端を担っていく。
●「いのち」と相容れない原発に反対していく
●市民と市民の連帯を表すひとりとして電力問題解決の先頭に立つ
と一歩踏み込んだ決意をしたのだ。
具体的にいうと、市民の手よる発電(風車など)を呼びかければ、
ほとんど無利子で銀行に預金を預けている市民の力はほとんど無限であり、
具体的な一歩を踏み出しさえすれば「脱原発」を願う市民が必ずこれに呼応して
くれるはずだ というものであった。
この下りを聞いている私はほとんど泣きそうになった。
私は、巨大エネルギーとしての風力発電や太陽光発電を絶対視はしていないけど
町村、施設、ビルなどの小さな規模で完結する 複合的なエネルギーのかたちが
イメージできれば良いと思ってきたのだ。
14の生協の連合体であるグリーンコープは、3.11東北地方北陸沖大地震の直後に
理事会を開き、2日後には緊急支援物資を積んだトラックを北上させた。と同時に
組合員・生産者・取り引きメーカーにカンパを募り、
その額は 2億 6046万8302円 (2012.3/19現在)
以来 継続的な支援、人的な支援を続けてきた。 そして、志を同じくする東京(〜関東以北に展開)の「生活クラブ生協」と
NPO法人「ホームレス支援ネットワーク」の3者で「共生地域創造財団」を作って、
現地の人と共に働き共に歩む“伴走型支援”を さまざまな形で展開している。 その様子は、現地報告会や取材報告などで何回も見聞きして追体験したものだ。
このブログはグリーンコープには責任のない まったく個人的な発信であるが
私は、自分が属している生協グリーンコープの活動を愛し、評価し、この先
どこまでラディカル(本質的)に進んでいくのか、とっても注目している。
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非常勤で通っている職場の大きな集い(約1,000人参加)が催され、
途中、藤田祐幸氏(科学者 チェルノブイリ調査報告で有名)の講演があった。
藤田祐幸氏の悲痛な叫び
●これ以上放射能汚染を広げない!
●安全迷信がまた復活しようとしている!
●もう原発はいらない!と固く 決意しなければならない!
ところで、
私たちの生協(グリーンコープ)は、早々に他の2団体(生活クラブ生協、ホームレス
支援全国ネット)といっしょに「東日本大震災被災者支援恊働事業」を立ち上げた。
組合員と生産者・メーカーからのカンパ 2億3千万円以上(7/30日現在)を
物資に変え、震災直後から今日まで、トラックと人材(瓦礫撤去支援、
介護施設支援など)を派遣して応援を続けている。
街を走り回るリスのマークのトラックは人気者だそうだ。
支援活動の中で何かのご縁があった蛤浜(宮城県石巻市の小さな漁村)には、
小屋を建てて常駐。小舟を送ったり、瓦礫撤去などで漁業再開の手助けをしている。
その甲斐あってやっとカキ養殖を再開するところまでこぎつけた。
これからは、そのカキの販売の手伝いが始まり、
遠く九州の私たちも食べて応援するわけだ。長いつきあいになりそう。
その蛤浜から、区長の亀山さんご夫妻が壇上に立った。
「みなさん、ありがとうございます・・・」胸が詰まって声にならない。
苦しかった日々がどっとよみがえったのだろうか、とぎれとぎれに
お礼のコトバと現状報告をされて、
聞いている私たちも皆ズルズルともらい泣きした。
岩手の支援活動事務局からの報告もあった。
地元で立ち上がった支援をコーディネートして連携をすすめている。
「支援の格差が広がっています。在宅被災者、例えば1階は全壊したけど2階は
大丈夫だった人たち。避難所を出て家の2階で住んでいるが、こういうケース
は法的にも支援から漏れるんです。物資の援助もありません。」
コレからは、こういう人たちを重点的に応援していく、ということだった。
東北の冬は駆け足でやってくる。もう凍結が始まっているそうだ。
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今日は福岡へ出勤日。
私はグリーンコープ生協でワーカーズとして働いている。
仕事の内容はおいおい書くとして、約20人余りのチーム。
ワーカーというのは「パート」とはちょっと違う働き方だ。
勤務時間や賃金や待遇(休暇・保険・年金)などは、ほぼパートと同じ
だけども、大きく違う点は
●運営・経営うをチームの自己責任でやる
●上司.部下の関係と役職手当はあるが、役割分担で運営されている
●月1回の企画会議でアイデアや思いつきを出し合う
●月1回の全体会議で運営上の問題を出し合う
●何事もみんなの総意で決める
●細々とした問題は、そのつど短時間の運営委員会(約1/3の人数)で話し合う
●運営委員会の報告は、共通の議事録をベースに、運営委員が受け持ちの2〜3人にソク下ろす
週1回しか出勤しない非常勤の私のもとへも、そのつど報告がファックスで届く。
チームの動きや外部の情報をタイムリーにチャッチできるから、自分の立ち位置がよく分かり
「チームの一員だ!」という当事者意識と「こんな提案をしよう」という意欲がわいてくる。
運営のことを本来の仕事の合間にやるんだから、「大変だ!」という時もある。
ややこしいことに頭を悩ますより、仕事時間だけを売るパートの方がラクでいい、
という考え方もあるだろう。
私は「ワーカーズ」という働き方が性に合っている。
すべての情報が入り、自分が組織の単なる歯車でないことを実感できるのがうれしい。
「いい仕事をしようや」「いい仕事をして注文を増やし、賃金を上げようや」という
分かりやすいスタンスもすっきりしている。
何かと揉めていた過去を乗りこえて、3年たった今は運営がどんどん洗練されてきた。
「ワーカーズ」という働き方は、不況下の現在、ワークシェアリングの一方法として
企業も取り入れたりしているようだ。
グリーンコープでも、いろんな業種のワーカーズの面接に、
おじさんたちも応募するようになってきた。
玖珠の役場や道の駅で「ワーカーズ」という働き方を取り入れたらどうだろう?
以前「楽農家さん」が「これからは女性の発想や働きを無視できない。道の駅の
スタッフにそれぞれのブースをまかせたら、きっとすばらしいアイデアや工夫が
生み出され、売り上げにもつながるだろう」というようなことを書いていた。
あの時私は「ワーカーズ」のことを思い「そうだ」と共感したのだった。
意欲をもって働けるということは一番の強みで、
生み出す価値は計りしれないと思う。
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