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- 雨樋の 雨水を 縦管に流すための 継ぎ手を 業界用語で「鮟鱇(あんこう)」というのだそうだ。 これは「水の道具誌」(山口昌伴著 岩波新書)の中に出てくる。なかなか 都会では お目にかかれない。 一度見てみたいと 思っていたところ、その機会が 先日の房総歩きで 実現した。(2009.04.03) JR外房線浪花駅から近い 大舟谷(おおぶなや)という 海岸に近い 集落の 古い土蔵にあった。 なぜ鮟鱇(あんこう)と呼ぶのか というと、大口を開けて 横樋の水を 飲み込む姿を、鮟鱇(あんこう)の 吊るし切りに見立てものらしい。 正面に 空洞が見えるが、これは欠落したか、あるいは 落ち葉などを 取り除く仕事中なのかは 分からない。 アンコウ以外も見てみると、どのパーツとっても、この土蔵に合わせて 細工したものであることが分かる。 よほどの腕の立つ匠が作ったに 違いない。「何でも鑑定団」ではないが、ほんとうに「いい仕事をしている」。 雨樋も扉も銅板作りで、緑青の緑が白壁にマッチして素晴らしい。どこを取っても手を抜いていない。 どうだ、と言わんばかりの仕事である。
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あんこうと呼ぶんですね、立派な工芸です。水の大切さが分かります.
2009/4/8(水) 午後 6:25
金さん、業界用語は面白いですよね。腐った柱を補修するための添え柱を大工さんは「従兄弟にする」などと話しているのを思いだしました。
シニアさんにタイの「あんこう」事情を訊いてみたいものです。
2009/4/8(水) 午後 6:35 [ senior style ]