旅は道づれ風吹くままに

ロングハイキングと地図と写真が好きなシニアです。

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正月明けに勝沼宿入口まで歩いて以来の甲州道中です。今年は雪の降ることも多くて笹子峠越えもなかなかタイミングがあわずにいました。

今回は2日間(3/30と4/6)かけて笹子峠を越えました。

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1日目(3/30)は笛吹市(山梨県)の「熱気球で空から桃の花を眺める」イベントに参加してから前回終点とした勝沼宿入口から笹子峠の登り口まで歩くこととしました。
熱気球が昇る河川敷会場は前回通過した笛吹橋のすぐ下流にあります。

午前3時自宅(千葉市)を出発しました。熱気球は風の少ない早朝が良いらしく搭乗受付は先着順の午前5時50分で、これに合せるためにはどうしてもこの時間の出発になってしまうのです。

満月に照らされた中央高速をひた走り笛吹市役所前の河川敷に午前5時すぎ到着です。
夜明け前の河川敷はけっこう寒いです。天候は快晴。しかし一時的に冬型の気圧配置になったらしく風があります。

河川敷の会場に行くと、「今日は中止を決定しました」と告げられました。なんとも残念です。しかし天候まかせの気球にあっては仕方が無いですね。

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笛吹川の河川敷からは桜の並木を前景に白根三山から甲斐駒ヶ岳のパノラマが見渡せます。

この景色を熱気球から眺めるはずであったのですが・・・。
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イベント会場から前回甲州街道歩きの終点とした勝沼宿入口近くに移動して、近くのぶどう園に駐車させてもらい甲州街道に戻ります。

付近は一面の葡萄(ぶどう)畑が広がり甲府盆地の背後に残雪の南アルプスが望めます。

ひときわ白く輝く連山が白根三山で右のピークが最高峰北岳(3192m)です。富士山についで日本第2の高峰です。

この付近は岩崎地区で葡萄栽培発祥の地でもあります。

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勝沼宿に戻り街道を歩きます。左は旧田中銀行の洒落た洋館。右は街道風景です。

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3階建ての土蔵も残っていますがかなり老朽化しています。右は本陣跡の見事な松です。

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街道を俯瞰(ふかん)したく上町の交差点近くの金毘羅神社に登ってみました。

ここには四等三角点(上町)があり隣接して水準点もならんでいました。

境内には芭蕉句碑などもあって奥秩父連山の眺めもよいところです。

ここにも球形の道祖神がありました。
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街道に戻りしばらく行きますと、右手にぶどう棚からたくさんの鉢がぶら下がって、何やら手入れをしているのが目に入ってきました。

訊ねると「ぶどう盆栽」を作っているのだといいます。これは枝を鉢の底から挿入して中に土をいれ房が出来ると出荷するのだそうです。価格は4千〜7千円くらい。デラウエアだと10房くらい、巨峰だと3〜4房くらい付くらしいです。テレビ取材が多いとニコニコ顔で話していました。

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ぶどう園を別れてすぐ国道20号に合流し数百メートル行くと左手に大きな山門が見えてきます。国宝薬師堂がある大善寺です。

この寺は伊能忠敬測量日記にも出てきます。また広重の甲州写生帳にも大善寺が描かれていて堂宇の配置は今も当時と変わっていません。国宝は右の写真の薬師堂と内部の厨子で拝観料500円を払うと厨子や仏像を説明してくれます。

昨年上野で奈良薬師寺の日光、月光菩薩を観ましたが、ここにも腰を優美に傾けた日光、月光菩薩がありました。大きさも薬師寺に匹敵する大きなもので大迫力です。残念ながらご本尊の薬師如来像は5年に一度のご開帳で今回は観ることができませんでした。

ここは「ぶどう寺」とも云われ、僧行基の夢枕にぶどうを手に持った薬師如来が現われ、これを基に薬師如来を彫ったことが大善寺の起こりといわれています。

薬師堂の欄干から遠くに残雪を反射させる高山が見えます。係りの女性に山の名前を訊ねましたが、不明でした。
帰宅して山岳同定してみたら南アルプス南部の三千メートル級の高山(赤石・悪沢岳)でした。左のかすかな白いピークは聖岳(ひじりだけ)ということも分かりました。
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大善寺から150メートルくらい進み柏尾橋を渡ると左手に近藤勇の像が出てきます。板垣退助を総督府とする官軍3000兵と近藤勇率いる甲陽鎮撫隊300兵がここ柏尾の地で戦ったところです。

結局近藤勇は江戸に敗走してJR板橋駅近くの刑場で斬首されます。先年中山道を歩いたときJR板橋駅近くの近藤勇の首塚を訪れたことがありましたが、さらに理解が深まりました。柏尾橋近くの歴史公園には柏尾戦争の絵図などがプレートに焼き付けられて周囲の地形と陣地の様子が分かるようになっています。

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柏尾橋から鶴瀬宿までは日川(ひかわ)右岸の国道20号をただひたすら1時間歩き鶴瀬宿に着きます。

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鶴瀬宿には幕末までは御関所があり、いよいよこれから甲州道中の難所笹子峠にかかります。

今日はここまでとし、次回のために峠の入口からJR甲斐大和駅あたりのルートを下調べして帰路につきました。

マイカーを駐車した勝沼に戻るために鶴瀬バス停で市民バス(一律300円)を待っていますと、トラックが停車し「よかったら乗っていきませんか」と声を掛けられました。ドライバーは笹子峠入口近くで立ち話をした石材店の社長さんで勝沼まで行くといいます。また親切にも次回車でくることがあったら敷地内に駐車させても良いとまで言ってくれました。
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勝沼上町の交差点でお礼を言ってトラックを降り、祝橋経由でぶどう園にもどりました。途中、往きには気付かなかった勝沼氏館跡に寄ってみました。
ここは甲府盆地を見下ろす斜面にあって1973年(昭和48年)県立のワインセンター建設に伴って発見された中世館跡です。

今日の歩行距離はGPSログで16km、ドライブ距離は往復で約300キロでした。

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(その2につづく)

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気球残念でしたね、久しぶりの甲州路復活ですね、やっと雪がなくなったことでしょう、北岳〜農鳥稜線は綺麗。ポチン
石材店社長嬉しいたびの味わいです

2010/4/8(木) 午後 11:56 kan*y*ma58*8

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熱気球は残念でしたが、朝早かった分南アルプスの展望は素晴らしかったです。ポチンありがとう。

2010/4/9(金) 午前 10:13 [ senior style ]


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