旅は道づれ風吹くままに

ロングハイキングと地図と写真が好きなシニアです。

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長浦から巌根へ(1)

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梅雨前線が南下して良い天気がつづいている。
今回(6/14)は前回の終点JR長浦駅から道しるべを探しながら奈良輪まで行く。そこから北西に牛込海岸に向う。それから海岸沿いに小櫃川河口まで行き金木橋を経て内房線JR岩根駅まで歩くことにする。
ほぼ伊能測量隊のルートを歩くことになる。

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昔は丘陵が舌状に海にのびてデジカメを撮っている先まできていたらしい。往還はそこを巻くように通っていた。そして丘陵上には蔵波城址(砦)があったという。現在は突き出た丘陵がカットされ往還も内房線も直線となっている。
たしかに2万5千の地図にはその名残のような特徴がみえる。

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削られた往還にあった道しるべが密蔵院の境内に移設されていると知り訪ねる。
お寺の隣の八幡神社の清掃をしていた氏子の人に所在を尋ねる。親切にも住職を呼んでくれる。ところが道しるべについてはご存知なかった。そして住職は、もしかしたらあれかといって倒れて半分土に埋まった石塔を指さした。あわれ。

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長浦駅北口から旧海岸線をたどる。途中公園内に石碑がみえたので行って見る。八幡神社の一の鳥居跡と説明があった。稲毛と同じように渚に鳥居があり祭りの神輿が浜に出たらしい。海に依存して暮らしていた人々の海へのかかわりがわかる。

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しばらく行くとクルーザーが陸にあがっている光景を不思議におもい向いの人に聞いてみた。その人の持ち物でどう処分するか決めかねていると言う。むかしは海運をしていたという。この辺のことを良く知っている。

埋め立て前この沖の海中に清水の湧き出る井戸があって干潮時などには清水を飲んだことがあると話してくれた。水戸光圀の紀行日記にも書かれているという。掘り起こして再現したいが埋め立てられた所在が不明という。何かロマンを感じる。豊な海岸の情景が目にうかぶ。

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話がはずんで昔海岸にあった金毘羅様の灯篭が今でもあると案内してくれる。
堂々とした灯篭である。灯をともして海上からの目印ともなったらしい。

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袖ヶ浦市今井は国道16号線とJR内房線の間に挟まれた細長い地区である。
曲がりくねった細い道が街歩きを誘う。

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クランクした稲荷神社や城のような民家を見ながら突き当たると道しるべが出てきた。
正面に「三界万霊」左面に「きさらす道」裏面に「是より右江戸道」とある。










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今井の端に16号線の陸橋が横断している。奈良輪高架橋である。
この高架橋と往還と交わった下に道しるべがある。
二基のかわいい地蔵である。

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地元では疣(いぼ)取り地蔵と言われ、願いがなんでも叶うと往時は人気があったらしい。かさもり道、うしく道、江戸道を案内している。

地蔵をあとに奈良輪神社に向っているとカミサンから岩手・宮城の内陸で大地震が発生したとのメールが入る。携帯ラジオでニュースを聴く。

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道しるべから900メートル行ったところから左に登る坂道が出てくる。
急な階段を登ると福王神社(奈良輪神社)である。ここにも出羽三山のモニュメント。しかも3メートルにもおよぶ大きな石碑である。昭和4年に建立された。






桜の木陰で休憩する。遠くに東京湾アクアラインが見える。
今日はあの下を通過するのだ。JR内房総線からもだいぶ離れている。
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