|
村田喜代子さんの自伝的小説。
昭和20〜30年代前半くらいの、北九州八幡、製鉄所の町。
3人の姉妹とその家族の物語。
村田さんらしき女の子ヒナ子、長姉サトの養女の娘だが、サトの子として届けられ、サト夫婦の家で暮らしている。サトさん、懐の深い人だ。同様に、繁栄する八幡の町は、様々な人々を呼び寄せ抱え込む。
克美は、紳士服の仕立て職人で、広島で親方の妻だったミツ江と駆け落ち、ミツ江の姉サトのいる故郷へやってきた。その後、親方は、広島に落とされた原爆で亡くなり、克美はその影を一生背負っているかのように見える。
客の愛人と関係を持って、店をなくしたり、朝鮮戦争の特需の米軍の服で儲けたり、九州を襲った大災害でそれらを失ったり。
そのほか登場人物は多彩。
面白かったです。
|
全体表示
[ リスト ]




