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カシワバハグマ(柏葉白熊)
<学名:Pertya robusta (Maxim.) Makino> キク科 コウヤボウキ属 多年草 本州(宮城県以南のおもに太平洋側)、四国、九州に分布し、
山林のやや乾いた林縁や林下に生育する日本固有種。 西日本では生育地が限られている。 紀伊半島と四国に分布するものは、茎や葉の両面に毛が密生し、
葉の形態も他の地域と異なることから、別分類群とすべきか 今後の検討を要する、との考えがある。 九州産のものは葉の幅が広く、頭花が有柄であるなどの点で異なり、 変種ツクシカシワバハグマと呼ばれる。 節がある根茎は横にはい、茎は硬くて細く、直立して
高さは30〜90cmになり、分枝はせず、数個が叢生することがある。 茎は毛が無いか、または茎上部にまばらに短毛がある。 倒れていました。 撮影日 2018.10.14: 群馬県
葉は、茎の中部にやや集まって互生し、10cm以上になる
長い葉柄があり、葉身は卵円形から卵状長楕円形または倒卵形で、 長さ10-20cm、幅6〜14cm、先は鋭く、基部は円形または くさび形になり、縁に粗い歯牙がある。 葉の両面は無毛かまたはまばらに短毛が生える、 裏面はやや白色をおびることが多い。 花序につく葉は無柄で卵形、上部にいくにしたがって次第に 小さくなり、鱗片状にまでなる。 茎や葉のようすには、変異も多い。 花序分枝に数個が単生または双生する。花柄は無いか短い。 総苞は長さ18〜30mmになる円柱形で、総苞片は8-10列ほどあり、 覆瓦状に重なって並び、無毛か短毛が生え、しばしば縁が 褐紫色をおびる。 花冠は白色、5深裂し、裂片は線形で先がねじれてカールする。 頭花あたり9〜14個の小花がつき、花床には密に短い剛毛が生える。 果実は長さ10mmになる痩果で毛は無く、白色から淡褐色の 長さ13-15mmになる冠毛がある。 和名は「柏葉白熊」で、 柏葉は、葉の縁にまばらに粗い歯牙があるようすが柏の葉に 似ていて 僧が使う仏具である払子(ほっす)や武将の采配、兜などにつける ヤクの尾の毛でつくった飾り白熊(ハグマ)に花冠の様子を 見立てたもの。 撮影日 2006.9.24: 群馬県
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ダイモンジソウを見た後、同じ仲間のジンジソウのポイントへ
行ってみました。 ジンジソウの見られるポイントが何か所かあるのですが、 ここは花期が遅いです。 撮影日 2018.10.14: 群馬県
ジンジソウ(人字草)
<学名:Saxifraga cortusifolia Siebold et Zucc.> ユキノシタ科 ユキノシタ属 多年草 関東以西〜九州の山地の日陰の斜面や岸壁に生える多年草。
根生葉は根生し、5〜20cmの葉柄があり、長さ2〜17cm、幅3〜19cm、
腎円形で、7〜11浅〜中裂。花茎と共に全体にまばらに毛がある。 花期は9〜10月。
高さ10〜35cmの花茎の先に集散状の花序に多数の花をつける。
花弁は5個、白色で、上側3個は小さく、スペード形で 黄色(まれに赤色)の斑点がある。 下側2個は長楕円形で長さ1.2〜2.5cm。長く垂れ下がる。
雄しべは10個、葯は橙黄色。 和名は花の形が「人」の文字に似ていることに由来する。 |
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少し前にそろそろ咲いているころと自生ポイントを覗いてみたのですが、
ちらほら開きだしたところだったので、花時を狙って再訪してきました。 撮影日 2018.10.14: 群馬県
ダイモンジソウ(大文字草)
<学名:Saxifraga fortunei var. alpina > ユキノシタ科 ユキノシタ属 多年草 日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、垂直的にも海岸から 高山までの広い範囲に分布し、渓流沿いの岩場など湿気のある場所に 生育する。 よく栽培されており、園芸品種も多数ある。
根茎は短く、分枝しない。
根出葉には長い葉柄があり、葉身は長さ3-15cm幅4-20cmになる腎円形で、 基部はくさび形または心形、縁は5-17浅裂する。 葉の表面まばらに毛が生えるか無毛。 葉の様子
花期7-10月。
高さ5-40cmの花茎を出し、集散花序に白色まれに淡紅色の
5弁花をつけ、ときに円錐状になる。 萼裂片は長さ2-3mmの卵形から卵状楕円形で、斜開する。
花弁は上側の3弁が長さ3-4mmの楕円形で短く、
下側の2弁が長さ4-15mmの線状楕円形になり、「大」の字の様になる。 雄蕊は長さ3-4mmで10個あり、葯は橙赤色または暗紅色になる。
雌蕊は2個の心皮からなり、花柱2本を残し上部までほぼ合着する。 大の字がたくさん見られました。 ホントに大の字に見えますね。
和名は、花が「大」の字に似ることからついた。 また、葉が「フキ」に似ていて、水しぶきのかかるような岩場に へばりつくように生えている様子から、イワブキとも呼ばれています。
変異の幅が広く、特に葉の大きさ、形状、切れ込みの度合いなどから、
{ミヤマダイモンジソウ、アカバナダイモンジソウ、ハマダイモンジソウ} などの型が区分されている。
●ミヤマダイモンジソウ(var. alpina ) 北海道、本州(中部以北)に分布し、全体に小型、花の下部の花弁が あまり長くならない。 ●トウホクダイモンジソウ(var. mutabilis) 本州(東北、北陸地方)に分布し、葉の変化が多い。 最近では区別しない。 ●チョウセンダイモンジソウ(var. koraiensis) 朝鮮、中国に分布する。 ●ウチワダイモンジソウ(var. obtusocuneata) 葉が倒卵形、葉の基部が楔形。 ●イズノシマダイモンジソウ(var. jotanii ) 房総半島や伊豆七島に分布する。葉は腎円形で厚く、花茎や花柄に 長腺毛がある。 ●ナメラダイモンジソウ( var. suwoensis) 本州(中部以西)、九州に分布し、葉が中裂する。 |
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まずは過去記事の紹介
ヤマホトトギスとヤマジノホトトギス(ユリ科 ホトトギス属)━09.10.22
ヤマホトトギス(&ヤマジノホトトギス)━16.9.12 ヤマジノホトトギス ★━18.9.22 ★━16.9.26 ★━16.9.18 ★━16.9.8 ★━10.10.15 ヤマホトトギス ★━18.9.5 ★━16.9.19 ★━15.9.15(受粉の仕組み) ヤマホトトギス ヤマジノホトトギス ・花被片が強く反り返る。 ・花被片が平開し、反り返ることはない。 ・花糸の下部に紫斑点がある。 ・花糸の下部に紫斑点がない 。 ・散房花序につく。 ・花は葉腋に1〜2個つく。 ・茎には下向きの毛があるか ・ 茎には下向きの毛が密生する。 ほとんどない。 です。
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ハギ属(Lespedeza)と近縁でハギ属とされる事もあります。
マルバヤハズソウ ヤハズソウ
の2種が知られています。どちらも河原や道端で日本全国で
普通に見られる高さ10〜20㎝ぐらいの小さな草本です。 ヤハズソウ(矢筈草) <学名:Kummerowia striata (Thunb.) Schindl.> 根元で分枝して立ち上がる。
旗弁は淡紅紫色、翼弁と舟弁は白色、舟弁の先が茶色になる。
萼は有毛。
茎には下向きの毛が生えている。
マルバヤハズソウ(丸葉矢筈草) <学名:Kummerowia stipulacea (Maxim.) Makino> ヤハズソウとよく似ている。根元で分枝して立ち上がる。
旗弁は淡紅紫色。翼弁と舟弁は白色、舟弁の先が茶色になる。
萼は無毛。
茎には上向きの毛が生えている。
よく似ていますが 茎の毛が
ヤハズソウは下向き マルバヤハズソウは上向き がくに
ヤハズソウは有毛 マルバヤハズソウは無毛 などの違いがあります。
ヤハズソウの仲間はハギ属に含められる事もありますが、
羽状複葉でなく、羽軸がない掌状複葉である等の差異があるため、 ヤハズソウ属 (Kummerowia) と別属にする扱いになっています。
ということで 比較してみましょう。
ヤハズソウの葉 葉は三出複葉で小葉は長楕円形で葉先は尖り、
頂小葉がやや大きい。 マルバヤハズソウの葉 小葉の幅がヤハズソウよりやや広く、下部の葉先が凹む
のが特徴。上部の葉はヤハズソウとよく似ているが、 全体に白っぽく、縁の毛が立っている。 1か所から3枚の小葉が出ています。掌状複葉なのです。
では、ハギ属はというと・・・
マルバハギの葉で見てみましょう。 頂小葉が離れてついていますね。
羽状複葉の側小葉が1対のみと考えられます。 トウクサハギの葉 ハギ属のものは葉軸が明瞭で頂小葉がその先に
少し離れてつく羽状複葉が特徴です。 |

懐かしく買ってきました



