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前に記事にした バイカオウレンの花 と セツブンソウの花
造りが良く似ていると思いませんか。 比較してみました。
* * * * * * 共通点 * * * * * *
まずはセツブンソウ(キンポウゲ科・セツブンソウ属)の花です。 花びら状の白いがくが5枚
がくの内側には蜜を出す器官になった花弁
筒状になっていますね。
* * * * * * 共通点 * * * * * * 次はバイカオウレン(キンポウゲ科・オウレン属)
やはり花びらのように見えるのはがくです。5枚
その内側の花弁は筒というより匙形になっています。
花びら状のがく 5枚
内側に蜜腺になった花弁がある 造りは同じですね。 * * * * * * 相違点 * * * * * * 違いを探してみましょう。
大きさ形、数は多少違いますが、 一番の違いは・・・ 花茎に葉(苞葉)が付いているのがセツブンソウ 花茎に葉(苞葉)が付いていないのがバイカオウレンです。
オウレンの仲間は常緑なのに対してセツブンソウは 地上部が枯れて休眠するという違いもあります。 ついでに
同じキンポウゲ科でセツブンソウのように苞葉を持ち休眠する
良く似た仲間にイチリンソウの仲間があります。
たぶん後で取り上げる機会があると思っていますのでそのときにまた・・・ *******************************
ちょこっとだけ
去年撮ったアズマイチゲ(キンポウゲ科・イチリンソウ属)を
ご覧ください。
花茎に葉(苞葉)が付いています。
こちらも花びら状のものはガクなんです。
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キンポウゲ科
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コメント(4)
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フクジュソウ (福寿草)
<学名:Adonis ramosa Franch. >
キンポウゲ科フクジュソウ属多年草 セツブンソウを撮った後、同じ秩父にある福寿草の自生地へ行ってきました。 撮影日 2015.2.28: 埼玉県
葉は互生で羽状複葉、細く裂け人参(ニンジン)の葉に似ている。
早春に花を咲かせ、夏までに光合成をおこない、地上部が枯れ
翌春までを地下で過ごす、典型的なスプリング・エフェメラルです。 この寒い時期に咲くので、花はパラボラ状の花弁を使って日光を
花の中心に集め、その熱で虫を誘引している。 太陽光に応じて開閉(日光が当たると開き、日が陰ると閉じる)する。 別名:ガンジツソウ(元日草)
江戸時代より多数の園芸品種も作られている古典園芸植物で、緋色や緑色の花をつける品種もある。
以下は栽培品です。
1株だけでしたがこんなのがありました。
1株だけだったので虫にやられたのかとか思いましたが
どうも花弁が切れ込むタイプの品種のようです。
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セツブンソウ
(節分草)<学名:Eranthis pinnatifida Maxim.>
キンポウゲ科 セツブンソウ属多年草 「そろそろ冬眠から目覚めないと」と思い秩父までかわいいセツブンソウの花を
見に行ってきました。
撮影日 2015.2.28 埼玉県
地面から花茎を伸ばして細かく切れ込んだ総苞片(花序全体を包む葉の
変形したもの)を開き、その先に可憐な白い花を1輪咲かせます。 10cm程度と小さい植物です。ペットボトルを置いてみたので大きさが
分かるでしょうか。
花びらに見える部分は萼で通常5枚あります。本来の花びらは退化して、
先端が2又に分かれた黄色い蜜腺(甘い蜜を出す器官)になっており、雄しべを囲むようにつきます。 雄しべの先端に付いている花粉が入った葯は鮮やかな紫色。 地下の球根の大きさは径1.5cmぐらいで、先端の尖った球形をしています。
学名(属名)のエランティスは「春の花」という意味だそうです。 日本固有種 で本州の関東以西、中国地方にかけて分布し 石灰岩地帯を好み、落葉樹林内の斜面などにまとまって自生します。 節分の頃に花を咲かせるので節分草と名付けられました。
スプリング エフェメラル“Spring Ephemeral,春の妖精”と呼ばれて、 凍てつくような真冬、落葉樹が芽吹く前の早春に芽を出して花を咲かせ、 後に葉を茂らせて晩春には茎葉が枯れて地下の球根(塊茎)の状態で秋まで休眠に入ります。 活動期間の短い植物の生態学的な呼び方でセツブンソウのほか、 アズマイチゲ、ヤマブキソウ、カタクリ、アマナ、フクジュソウ、 そう呼ばれます。
〔 ephemeral(エフェメラル)とは、昆虫のカゲロウのことで、一日しか命の無いカゲロウのようにはかないことの意味から、現れてすぐ消える短命な生き物のことを云うようになったようです。 〕
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オウレンの仲間 ④セリバオウレン
(芹葉黄蓮) <学名:Coptis japonica (Thunb.) Makino var. major (Miq.) Satake> キンポウゲ科オウレン属 常緑多年草
本州から四国にかけて分布する日本固有種
薄暗い林の下に群生していましたが花はすでに終わり実ができていました。
撮影日 2008.4.20: 長野県
花は先のウスギオウレンに似ていて真っ白い花です。
オウレン(広義) Coptis japonica (Thunb.) Makinoの葉の形には
変異が多く、セリバオウレンは2回3出複葉で変種とされます。 オウレン属は原始的な植物と言われ、花の後にできる実は 袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。 矢車状に並んだ果実の先が開いていて、そこから種子がこぼれ出る。 キンポウゲ科の仲間の実って みんなこんな形をしていますね。
ちなみにセツブンソウの実も似ていると思いませんか。
撮影日 2011.4.10: 埼玉県
もうセツブンソウも咲き出しているでしょうね。
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懐かしく買ってきました






