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ミゾソバ   〜2018〜

蓼の仲間-5
水辺などで普通に見られるなかなか綺麗な蓼です。




ミゾソバ(溝蕎麦)
<学名:Persicaria thunbergii (Siebold et Zucc.) H.Gross>
タデ科 イヌタデ属 一年草




日本全国の小川や沼沢地、湖岸などに生育する一年草。
特に稲作地帯などでコンクリート護岸化されていない用水路脇など、
水が豊かで栄養価が高めの場所に群生していることが多い。
イメージ 1
撮影日 2018.09.30: 群馬県
高さ30〜100cm ほど、茎は中空で根元で枝分かれして群生する。
匍匐茎に閉鎖花をつけ種子を稔らせる場合もある。
茎には下向きに刺があり、他の植物等に絡みついて伸びることがある。
葉は互生し、長さ4〜10㎝の卵状鉾形、先が鋭く尖り、
基部が耳状にはり出し、牛の顔のような形をしているのが特徴。
形が牛の額にも見えることからウシノヒタイ(牛の額)と呼ばれる
こともある。葉の形には変化が多い。
イメージ 2
葉柄と葉脈上に小刺があり、葉の両面に小さな星状毛がある。
葉柄には狭い翼があり、下部の葉柄の長さ2〜5㎝。
花は頭状花序に10〜20個集まってつく。花柄には赤色の腺毛が密につき、
長毛及び小さな星状毛がある。
托葉鞘は長さ7〜20㎜、上部が葉のように丸く広がるものと縁毛だけの
2種類がある。
花期は晩夏から秋にかけてで、茎の先端で枝分かれした先に、
直径 4〜7mm ほどで、根元が白く先端が薄紅色の多数の花を咲かせる。
イメージ 3
タデの仲間の特徴は花弁に見えるものは萼であり、
ミゾソバの花も花弁に見える部分は萼で、花弁はない。
イメージ 4
花柱は.3裂。雄しべ8個。


白花
イメージ 5





見た目が蕎麦に似ていることが
和名の由来になっている。

ハナタデ 〜2018〜

蓼の仲間-4
やや湿った林縁などで普通に見られる蓼です


ハナタデ(花蓼)
<学名:Persicaria posumbu (Buch.-Ham. ex D.Don) H.Gross>
タデ科 イヌタデ属 一年草


別名ヤブタデとも呼ばれ、日本全土の山野の林内や林縁などの
やや湿ったところに普通。
イメージ 1
撮影日 2018.10.14: 群馬県
葉は互生し長さ3〜9㎝、卵形〜長卵形で、先は急に細くなり
尾状にとがる。中央部に普通、黒い班紋があるものが多い。
イメージ 2
托葉鞘は長さ3〜8㎜の筒形で縁毛は托葉鞘と同長程度又はやや長い。
イメージ 3
花期は8〜10月。
イメージ 4
花序は長さ5〜10㎝、細長く、直立し、白色〜淡紅色の小さな花を
まばらにつける。小苞の先はやや長い毛状になる。
イメージ 5




花蓼の名は、まばらにつける美しいピンク色の花からついた。

サクラタデ

蓼の仲間-3
蓼の仲間の中では大きく綺麗な花です。

サクラタデ(桜蓼)
<学名:Persicaria odorata (Lour.) Soják 
                      subsp. conspicua (Nakai) Yonek.
タデ科 イヌタデ属 多年草



本州〜沖縄の川岸などの水辺や日当りのよい湿地に群生する多年草。
地下茎を横にのばしてふえ、茎は直立し、分枝しながら高さ1mに
達する円柱形。
イメージ 1
撮影日 2018.10.14: 群馬県
葉は互生し、長さ7〜13cmの披針形でやや厚く、裏面には腺点がある。
しばしば中央に淡い斑紋をもち乾くと赤褐色になる。
托葉鞘は褐色、長さ約1.5cmの筒形で、ふちに長い毛がある。
イメージ 2
花期は8〜10月。花序は1〜3本に分枝し、細長く、曲がるが、
先はあまり垂れ下がらない。
イメージ 3
淡紅色の花を穂状にやや密につける。雌雄異株。
イメージ 4
日本産のタデ属の中で花が最も大きく花被は長さ約5mmで5深裂
雌花では雌しべが雄しべより長い。雄花の雌しべは雄しべより短く、
結実しない。
イメージ 5
雄花は雄しべが雌しべより長く、花被からやや突き出す。
雌花は雌しべが雄しべより長い。花柱は3裂する。
イメージ 6
痩果は花被に包まれ、長さ約3.5mmの3稜形で赤褐色から黒色に熟す。



和名は花の色と形が桜に似て綺麗なことに由来する。


ミズヒキ  〜2018〜

蓼の仲間-2
もうすっかり花期は過ぎていますが…


ミズヒキ(水引)
<学名:Persicaria filiformis (Thunb.) Nakai ex W.T.Lee>
タデ科 イヌタデ属 多年草


全国各地の日当たりのよい林床や林縁、路傍等に
普通に見られる高さ30〜80cmの多年草。
イメージ 1
撮影日 2018.8.05: 群馬県
茎頂や葉腋から20〜40cmの細い花序を出し、小花がまばらに咲く。
イメージ 2

花弁はなく、花弁に見えるものは萼で、深く4つに裂ける。
色は上半分(萼片4枚のうち3枚)は赤色、下半分の1枚は白色。
イメージ 3
果実は花被片に包まれて熟す。
イメージ 6
先がカギ形に曲がった花柱(めしべの先)があり、
これで動物などにくっついて運ばれる『ひっつき虫』です。

 
時に白花が見られます。
イメージ 4

ギンミズヒキ(銀水引)
<学名:Persicaria filiformis (Thunb.) Nakai ex W.T.Lee
                         f. albiflora (Hiyama) Yonek.>

ミズヒキの白花品種
イメージ 5

イヌタデ

秋には蓼の仲間が目立ちます。
いくつか載せていきたいと思います。
まずは 代表 イヌタデ から



イヌタデ(犬蓼)
<学名:Persicaria longiseta (Bruijn) Kitag.>
タデ科 イヌタデ属 一年草




道端に普通に見られる雑草。
イメージ 1
撮影日 2018.10.21: 群馬県
アジアの温帯から熱帯に分布し、日本では北海道から、沖縄まで
日本全土の野原や道端、畑などにふつうに生える。
イメージ 2
茎の基部は横に這い、多く枝分かれして草むらのようになって
小さな集団を作る。茎の先はやや立ち、高さ20〜50cm。
イメージ 3
茎は円柱形で柔らかくなめらかで、ふつう紅紫色を帯びる。
葉は互生し、披針形で葉の両端がとがり、葉先に向かって
だんだん細くなる。葉縁や裏側の葉脈上に毛が生える。
イメージ 4
葉がつく茎の周囲には、長さ約8㎜の筒状のさやである
托葉梢(たくようしょう)があり、さやの縁に緑毛が生える。
イメージ 5
花期は6〜10月、茎の先端に長さ1〜5㎝の花穂を出し、
紅紫色をした小さな花を密につける。萼片は深く4または5裂し、
裂片は倒卵形、花弁はない。
イメージ 6
雄しべは8本、花柱は3本ある。
花被は花のあとも残ってそう果を包む。
イメージ 7
花よりも、その後に見られる真っ赤な果実が目立つ。
果実は三角状の痩果で、果実そのものは卵形で暗褐色をしているが、
その外側に赤い萼をかぶっている。



和名は、辛味のある葉が刺し身のつまなど薬味として利用される
ヤナギタデに対し、葉に辛味がなくて役に立たないという意味で
「イヌタデ」と名付けられた。



紅紫色の粒状の花や果実を,赤飯にたとえてままごと遊びなどに
用いるので別名アカマンマアカノマンマともよばれる。
雑草ですが、非常に美しく、画材などとして使われることもある。
赤飯を想像させる薄紅色の花「アカノマンマ」は俳句では
秋の季語になっている。

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