さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

「学力がつく」ことは「人間として生きる上での自信がつくこと」 …教育・子育てについて等意見交換しましょうねー

朝鮮・韓国、アイヌ

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  【祖国を思う気持ち】

 朝鮮学校と聞いて、「あのテロ国家の北朝鮮を崇拝する学校なんだから、そこに通わせたり通っている者たちの気が知れない」というようなことを思われる方もいらっしゃることでしょう。
 私だって、「子どもたちに罪はないけど、でも、あの金日成や金正日を尊敬するような教育を行っているんだったら・・・」という気持ちがずっとありました。

 でもこの映画を観たら、そんな気持ちは払拭されました。「プロパガンダに乗っかっているんだろ」と思われる方は思われてもしょうがないんですが、そういう方にこそ、一度映画を観てほしいと感じます。

 北朝鮮のエラい人への気持ち(感情)と、彼らの祖国を敬う気持ちは別個であること、北朝鮮のエラい人を敬うための教育と、朝鮮学校で行われている教育は別個であること、そういったことが、映画を通して理解できます。

 彼らの置かれた立場や歴史、そういったものを理解することができれば、彼らが祖国を思う気持ちは自ずとわかってくるはずです。国籍は自ら選択したのではなく、歴史の流れでそうせざるをえなかった、という方々も多くいるのです。

 特に印象に残っているのは、修学旅行で北朝鮮を訪れた時および帰国後の彼らの表情です。ようやく自分自身のアイデンティティを見出し、自信を持ってその後の人生に臨んでいこうとする彼らの姿に胸を打たれました。

【サッカー、そして藤代隆介先生】

 朝鮮・韓国と言えばサッカーです。国技といえるサッカーの実力は、ずっと日本を凌いできたのは周知の事実です。しかし、そのサッカーを始めとする朝鮮学校のスポーツ部は、長く日本の大会に参加することを拒まれてきました。
 それはここ十数年でようやく解禁されてきたので、朝鮮学校の名が各種大会で見られるようになってきています。

 今回映画上映の後にお話をされた藤代隆介さん(34歳)は、帝京高校のサッカー部出身で、その当時近くにあった朝鮮学校のサッカー部とよく練習試合をしていたそうです。あの帝京高校にして勝つのに容易ではなかった朝鮮高校が、全国選手権試合の東京予選でその名前が上がってこないのを、彼はずっと不思議に思っていたそうです。

 しかしある時、出場を許可されていないことを知り、彼は驚いた経験があったそうです。その後藤代さんは縁あって北海道の朝鮮学校のサッカー部コーチになり、その指導法を慕った生徒から父母に話が伝わり、「それほど生徒が信頼できる人だったらずっとここにいてほしい」と父母たちが学校側に出向き、当時の校長先生が「日本人の朝鮮学校教員」は過去に例がなかったにも関わらず、教員として採用するに至ったのだそうです。

 そして彼は指導するなら朝鮮語を話さなくては…と、生徒といっしょに学び始めたそうですが、彼も朝鮮学校の教員に請われてとてもうれしかったとのことです。それは、「生徒たちの目の輝きが」違い、彼らに指導しコミュニケーションを重ねていくことが、とても充実感のあることだと感じたからだそうです。

 また、生徒たちには、ただ「自分のために」サッカーをするのではなく、「日本に暮らす同じ民族(同胞)の喜びのために」という意識が刻み込まれているのが、日本の学校と違うところで、その意義というのが私も映画を観ているうちにわかるような気がしてきました。

 ただ、強豪と言われた朝鮮学校サッカー部も、生徒が減少していくにつれ、以前ほどの強さはなくなっていったとのことです。しかし、そのようなこととは関係なしに、朝鮮学校の教員として仕事ができることは、彼にとって充実した毎日であることは変わりありません。

 そんな藤代先生の朝鮮学校での体験は、とても興味深いものでした。特に「拉致事件」が明るみに出た時期には、学校の先生たちも生徒も大変な思いをしたとのことでした。今回は少ししかお話を聞くことができませんでしたが、藤代先生は、「私の話を聞いてくれる人がいるところならどこへでも行きます」とおっしゃっていましたので、私はぜひ彼の話を聞く機会を設けたいと思っています。

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