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上記の本を読んでー
○本書より:「プレカリアート【precariato】」
「Precario(不安定な)と「Proletariato(プロレタリアート)」の造語。
不安定な雇用・労働状況における非正規雇用者・失業者を総称していう。
○本書より抜粋:「NPO法人・自立生活サポートセンター・もやい」事務局長 湯浅誠氏の言葉
「政府がやろうとしないことを、私たちがやる。」
《ーところで、湯浅さんは本来行政が取り組むべきことを、「貧困ビジネス」はビジネスとして営利活動にしていることを指摘されていますが、そのことについてのお考えをお聞かせください。
「まず、昨年、アメリカのホームレス数が70万人と発表されました。そのうちの40万人はシェルターに泊まっています。これは行政が運営する公設民営のシェルターです。ドラッグや窃盗の温床となっているというデメリットもありますが、日本にはこの施設は存在しません。だからお金がなくてもネットカフェに泊まらなければならないのです。
また、欧州では国の規制で「サラ金」がありません。これも国が何とかすれば日本にも存在しなくなるはずです。
『貧困ビジネス』は、規制緩和で行政が公的領域から撤退した結果、公的事業の隙間を狙って広がってしまったビジネスだと思います。その意味では、政府がお金のない人が優先的に入れる公営住宅をきちんと作れば、スマイルサービスやレストボックスなどを使わなくて済みます。
あまり知られていませんが、日本にも公的な低家賃宿泊所は、東京に単身者用で183部屋あるので。この存在を、ネットカフェに住んでいる人は誰も知らない。しかし、183部屋だから全員が利用できるわけではない。そうなると結局、住宅政策などの公的政策の問題であり、やはり行政がきちんと運営すれば、貧困ビジネスは儲からなくなって自然に衰退していくはずです」》
●本当に、政府が何の施策もしないとすれば、政府がこのままでいい、つまり、「貧困に喘いでいる人がいて当然」と考えているとしか思えません・・・。
子どもたちに、未来は明るいものである、と伝えることができない国って、いったい何なんでしょう。
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