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[おわりに 知の「オープンエンド」時代がやってきた!]から
《衣食住、どれをとっても限界があるのに、学習はどんなに学んでも必ず次があるのです。いわゆる青天井であり、本当に限界がないのです。
これを脳科学の言葉で「オープンエンド」といいます。どこまで行っても終わりがない状態のことです。どんなに学んでも必ず次のステップが姿を現します。むしろ、一生懸命に勉強をして何かを知れば知るほど、必ず次の疑問がわいてくるのです。
僕は、学習の本質とは、この「知のオープンエンド性の楽しさを知ることだ」と考えています》
《「喜びの回路」を繰り返し回し続けることによって、脳はどんどん鍛えられていきます。
そして、この繰り返しには限りがなく、人間はオープンエンドな学習を続けていくことができるのです。
僕は、これからの時代を乗り切るキーワードは「猛勉強」だと思っています。
作家の堺屋太一さんがおっしゃっているように、時代は「地価社会」になっている。そして、その「知」を生み出すものは何かというと、それはやはり「学問」なのです》
《僕は、人間の本当の魅力は、その人の内面的な輝きによってもたらされるものだと思っています。
お金持ちは、お金を持っているということで尊敬されるかもしれません。見た目が美しく皆から羨望の目で見られる人もいるでしょう。
しかし、それだけの話です。
たとえば、人生の大きな岐路に立たされた時、何としても助言を受けたいと思われるような人。そんな人が、本当の人間的魅力を備えた人だと思います。
その魅力を支えるのは何か。
それは、知的な魅力ではないでしょうか。
だから、自分を磨くという意味でも、一生をかけて磨き続けて(学習し続けて)いくこと以上に楽しいことはありません。しかも、現世的な利益も得られる時代なのです》
《人間にとって、学習とはもっとも価値のある行為であり、脳を喜ばせるための最大の快楽なのです。
では、どうしたら脳を最大限に喜ばすことができるのか。
大切なのは、どうすれば自分の脳が一番喜ぶのかを、自分自身で発見していくということです。脳が「どんなときに最大の喜びを感じるか」は、千差万別ですから、他者が教えることはできません》
《学習の最終目的は、テストでよい点をとったり、資格試験に合格することではありません。まず最初に、「強化学習」の回路の最初のひと回しを行うこと。その過程でさまざまな試行錯誤を重ねること。そして、長い人生を通して「知」を探求していく姿勢にこそ、大きな価値があるのです》
●何も言うことはない、その通り!としか私は言いようがありません。
このことを、今後も地道に自分の仕事の中から伝えていくのが私の役割(大げさに言えば“使命”)だと思っています。
以上で、この本を読んで感じたことを書き続けたシリーズ?も終わりとなりますが、いかがだったでしょうか?
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