さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

「学力がつく」ことは「人間として生きる上での自信がつくこと」 …教育・子育てについて等意見交換しましょうねー

寺脇研

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[講義その5 団塊世代は時代の徒花]から
 【団塊世代はぜひしゃかい貢献してほしい】より

《団塊世代を糾弾する気はない。だが、カネを出せと言いたい。税金を払うのはもちろんだが、あらゆる場面で自分がカネを出すという考え方に立つべきだ。
 学生のころは親のカネで学生運動をやりに行き、バブルのころは会社のカネで遊んだ。ならば、いまこそ自分の金を出せと言いたい。

 最近、団塊世代が東京周辺にガレージハウスを買っているという。そこに自分の趣味を持ち込む。たとえば鉄道模型を楽しんだり、DIYをやったりしている。つまり、パーソナルな金の使い方が始まっている。

 団塊世代が自分のために金を使ったら、もう日本は終わりだ。人のためとまでは言わないが、自分も含めたみんなのためにカネを使うべきだ。悪口めいたことばかり言ってきたが、団塊世代はそれより少し年少の私たちにとってはお兄さんお姉さん世代だ。あなた方がここでカッコよくお金を使ってみせてくれたら、同じく戦後の経済成長の恩恵を受けてきた私たちだって喜んで見習う。

 たとえば私は2008年、1000万円近く出して芝居をやった。大好きな芝居がありそれを観たいし親しい人たちにも観せたいのだが、小さな劇団の公演だから資金が乏しい。ならば自分の観たいもののために自分がカネを出して成立させようと思ったのである。

 結果として、喜んだのは私だけではない。資金難で公演ができなかった劇団の面々は張り切り、その芝居「激弾BKYU」の『グレイッシュとモモ』を観た大勢の人たちにも感動してもらえたのである。アルバイトで食いつなぎながら芝居への夢を捨てずにやっている役者たちから、まだ芝居を続けていく勇気が湧いたと言われたのも、うれしい。公演を手伝ったり、応援ダンサーとして出演したりした京都の学生たちから、一生の思い出だとか、人生が変わる契機になったとかの言葉を聞いたのも、予想外の成果だった。

 団塊世代諸兄姉も、ガレージハウスのなかで1人で鉄道模型を楽しんでいるのではなく、小さな鉄道博物館を作ったらどうだろう。バブルのときに、絵を買って自分だけで見て、ほかの人には見せない人がいたが、そんなのは愚の骨頂。そうではなく、絵を買ったらギャラリーを作って無料で人に見せるのだ。》


●「自分がやっているからみんなもやれ!」というふうに聞こえなくもないので、そこのところはどうなのかと思ったりもします。でも自分で実践もしないで他人にとやかく言えないでしょうし、多少挑発的に言うのは寺脇さん流のやり方なのかもしれません。

 確かに、おカネを儲けられた方々には、文化的なことに多くの出資をしてほしい。昔から文化というのは、そのようなかたち(持つ者が持たない者へ援助する)で培われたきて側面があるとも思います。

 でもやっぱり、寺脇さんの文章を読んで、「じゃあオレも出資しよう!」なんて思われる方はいないのでは? そう思われる方はすでにやられていることでしょうし。

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