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《競争による動機づけでは、全員を伸ばすことができない、それどころかかえって伸びない者を作り出す、というのが厳然たる事実なのである。競争があれば、劣等感にまみれた者も、やる気をなくした者も、同時に生まれるものである。
ところがいっぽう、「落伍者を出してはいけない」という義務教育の理念も、強く中学校に働いている。そこで、中学は落ちこぼさないよう強烈な頑張らせ体制を敷く。
高校受験とからめた成績競争体制、ついてこないと落伍者になるぞという脅し、厳格な校則体制は、中学の三点セットである。成績競争をやらせているから、落伍者やそっぽ向きがたくさん出る。それを、頑張らせ体制と逸脱防止体制でなんとか引き締めて、連れていくのである。
無理の多い構造である。不登校をたくさん生んだ。悲劇的なことに、この構造は、簡単に緩めることができない。落伍者やそっぽ向きが生まれる構造をそのままにしてただ緩めると、成績が急降下したり、非行が増えたりするのである。
現状の中学校そのものをいじるのは簡単ではない。染みついてしまったものが多すぎる。新しい学校を作っていくほうが楽だと思う。
六年制の中高一貫校をどんどん新しく作り、地元の人間ならだれでも入れるようにしておく。この学校に、旧いタイプの教師は持ってこない。この学校で相対評価を行わない。生徒の年齢序列と年次序列をなくし、法の下の平等を実現する。教育内容は、この年齢の発達になにが必要かの視点から決める。大学入試制度を改革して、ある最低基準を満たしさえすればかならず大学に入れるようにしておく。そんなふうにすると、新しい教育が芽生えていくと思う。
ここでも、「学校を作る自由」が、教育発展の基本である。》
●「競争、脅し、校則」…なるほど。不登校や逸脱者が出るわけだ。それがわかっていても、あとは現場の先生たちに苦労を強いるしかない構造に、そろそろ手をつけてもいいと思いますがー。
六年制の中高一貫校がその突破口になるのだろうか。大学入試制度の改革はやはり必要だろうなぁ。
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日本の社会が大きく変わろうとしています。ワクワクします。
そして今、知識時代の日本に必要なものは、賢明で有能な若者を育てる教育です。教育を変えなければ、日本社会は良くなりません。
学校教育のデタラメと腐敗を明らかにした衝撃的な本「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望著 日新報道社)は、日本版「危機に立つ国家」とも言えるのではないでしょうか。
この本は、21世紀の日本が、教育を根本から立て直さなければならないことを明らかにしています。不登校、退学、引きこもり、ニート、ネットカフェ難民、自殺者を作り出す誤った教育行政には、国民を不幸にした無能な政府の真実が現れています。
すべての教員、教育関係者が読み、優れた教育づくりに取り組むことを要求します。
不幸な教育から子供や若者を救い出すことで、知識時代の日本の発展が始まります。
2009/9/22(火) 午前 0:13 [ トム ]