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彼女がらくだプリントを体験してから二カ月余が経ちました。
算数も国語も小1プリントから始めて、
きっちり一日一枚ずつやり続けているという事実に驚かされます。
基礎的な足し算も、漢字の読み書きも、
ままならないまま今まできたということは、
決して彼女の責任ではないのでしょう。
小さい頃に学べる環境にいなかった、
ただそれだけのことなのではないか、
と感じます。
今、子どもを抱え、生きていくためには、
仕事をしなければいけません。
かけ算九九もままならず、
漢字の読み書きも不十分な状態では、
満足な仕事につくことは難しいはずです。
彼女のような状態にある人は、
もしかしたら少なくないのかもしれません。
このような境遇にいる人たちが、
「基礎学力」を身につけられる場が、
もっともっと必要であるに違いありません。
学びたい時、必要に迫られた時、
いつからでも学べ、費用もかからない、
そのような場(それは「学校」かもしれない)が、
今の時代こそ必要とされているはずです。
先日返送されてきたプリントといっしょに、
たどたどしい文字で手紙が入っていました。
誤字だらけの文章で
「今勉強をするのが楽しい」と書かれていた手紙を読んで、
私は胸が熱くなりました。
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