さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

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映画

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 札幌のシアターキノでは、「これ観たい!」と強烈に思わせてくれる映画の上映がよくあるのですが、この秋は特に、私が観たいと感じる映画がいっぱいです。いくつか紹介していきたいと思います。

 「バオバブの記憶」…11/7(土)〜13(金)ロードショー(1日1回上映)
             <11/ 7(土)〜11/10(火)> 16:10(終18:00)
             <11/11(水)〜11/13(金)> 14:05(終15:55) ※11/13(金)終了
   シアターキノ(狸小路6丁目南3条グランドビル2F 011-231-9355)http://theaterkino.net/

●監督の本橋成一さんは、元々カメラマンの方で、私が東京在住時(1986〜1995)時おり使わせてもらっていたフリースペース&レストラン「ポレポレ座」のオーナーだったとも思います。今は同じ東中野で映画館も運営し、さらには映画監督として素晴らしい作品を世に出し続けているいらっしゃいます。

 前作(もしかしたら前々作?)はチェルノブイリ原発の影響で住むことを許されなくなった土地に住み続けている方々のドキュメンタリー映画「アレクセイと泉」でしたが、終始淡々とした美しい映像の中で、それぞれがそれぞれに考えさせられる作りとなっていた作品だと思います。

 今回の「バオバブの記憶」は、アフリカが舞台のドキュメンタリー映画ですから、私はそれだけで胸が高鳴ります。本橋監督の新作はアフリカが舞台と知ってとても驚きましたし、うれしくも思いました。

 「バオバブ」は、まさにアフリカを象徴する樹です。私は一度だけアフリカを訪れたことがありますが、セネガルの首都ダカールからガンビアへ移動するバスのルートが、広大なバオバブの森を抜けていくものでした。360度地平線の彼方までバオバブが生い茂りそそり立っていた光景は、特に印象に残っています。とても幻想的で、あれは夢だったのでは?ーと、今でもフト思い返します。

 また、途中で訪れた村の方から、バオバブの実から作った手づくりジュースをいただき、それがとても美味しかったことも驚きとともに覚えています。バオバブには大きな実がぶら下がるのですが、あれからこんなおいしいジュースができるんだぁ、と。でも、村の人たちはバオバブの手づくりジュースよりも、市販のコーラやファンタの方を好んでいると聞いて、またいろんなことを思いました。

ーと、個人的体験を書きましたが、以下に映画のチラシから紹介分をいくつか抜粋したいと思います。
 本日から一週間のみの上映のようです。それも1日1回だけ。時間等詳細はシアターキノへお問合せください。私は‥観に行けるかなぁ。
                        *

バオバブに聞いてみたい。バオバブの記憶にある風景のことを。
 そして、百年、五百年、千年後のぼくらのことを。

首都ダカールから車で2時間のトゥーバ・トゥール村に住む人々は、大家族、
そこには未だ多くのバオバブが、そして昔ながらの素朴な日常があった。
村に住む12歳の少年、モードゥは30人を超える大家族の一員。
農作業や牛追いの手伝いをしながらコーラン学校に通っているが、
本当はフランス語学校に行きたいし、大きくなったら村を出たいと思っている。
弟や妹たちの面倒を見たり、草むらで相撲やサッカーをしたり、時にはバオバブの樹も遊び場となる。
バオバブには精霊が宿ると信じている村人たちは、決して切ることなく、ご神木には祈りをささげる。
しかし、急速な近代化の波はこの村にも追ってきていた。
100年、500年、1000年と、この大地でたくさんの生きものたちと生きてきたバオバブが消えていく。
この映画は、一人の少年に焦点をあて、その少年と家族の日々の営みを一年を通して撮影し、
バオバブとともに生きる人々の暮らしを丁寧に描いたものである。


「星の王さま、もう一度、地球にいらして、ご覧になってください。
 この星では、ヒトとバオバブの木が、こんなにも仲良しです。
 一方、そのバオバブを根こそぎにしようとしているのは、
 文明というバラの花なのです。」 檀 ふみ(女優)

「私がバオバブがどうして
 あんなふうな樹型をとるのかを知らない。
 でも映画を見ているうちに、
 あれは私たちの精神の形そのものではないかと思えてきた。」 小栗康平(映画監督)

「体験したことのない異文化の村の生活でありながら、
 画面で見るバオバブのある風景に、
 気づけばいつのまにか懐かしさを感じているのが不思議だ。」梨木香歩(作家)

「バオバブのみずみずしさ!
 子ども達の可愛さ!
 風のようなカメラが映す、
 ゆったりとした人と大地の暮らし。」林英哲(太鼓奏者)

「バオバブと人が織りなす時間。
 その歌声が、交歓が、画面からあふれた。
 人が生きることの煌めきとともに。」 長倉洋海(写真家)

「私たちはどれだけ地球上にゴミを捨て、
 山野や海底に資源を取り出すための
 穴を開ければ満たされるのか。
 この映像はサバンナのアフリカの作品ではない。
 この大地と私たちの関わり方、ないしは
 私たちの文明のいまを問う作品である。」 勝俣誠(経済学者・明治学院大学)

大昔からセネガルの大地に根付き、
人間や動物たちとともに生きてきた記憶が、
バオバブの樹にはあった。

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