さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

「学力がつく」ことは「人間として生きる上での自信がつくこと」 …教育・子育てについて等意見交換しましょうねー

グローバル化・温暖化、格差社会

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●この映画撮影がきっかけで人生が変わるのでは…?

 岩渕青年が自分自身にカメラを向けようと思ったのは、映像クリエイターで雨宮処凛さんのドキュメンタリー映画を撮ったことでも知られる土屋豊さんと出会ったことがきっかけとのことでした。
 土屋さんの映像講座か何かに参加した後に、「これから派遣で工場で働く」と話すと、「それはちょうどいい!?」と土屋さんや雨宮さんに言われ、自分の日常を撮ろうと思ったのだそうです。

 彼は撮りためた映像を編集して映画を作り上げるために仙台の実家に移り、今は地元で派遣労働をしながら、今回のような上映会に足を運ぶ暮らしをしているそうです。
「派遣でいることにアセりはない」と話していましたが、それは年齢(まだ25歳)のせいもあるでしょうが、この映画ができたことで自分が注目を浴びてきていることにもあるのでしょう。

 淡々と自分自身を映したこの映画は、自分の苦しみを訴えるのでもなく、社会の問題を訴えるのでもなく、「ただ、今自分が生きていることを伝えたかっただけ」とのことでしたが、彼自身の視点が独特でおもしろいものに仕上がっていると私は感じました。

 次は、地元の「フリーター労働組合」に自分も参加して、そこから感じたことを映画にしたいとも話していましたし、この映画撮影がきっかけで、「派遣労働者の自分」が何か変わっていくのではないか、と私は感じました。

 「“何かを変えられる”という発想自体はない」けれど、「自分が変わりたい、そのためにはどうしたらいいか」ーと、映画から伝わってきていました。

●「今の生活は自分の責任(自己責任?)」と若者たちが感じるのは、教育の成果?

 岩渕青年は、今の生活からは抜け出したいが、あくまで自分の意思でやっていることなので、社会やそのシステムに怒りが向くことはないとのことでした。また、若者たちの多くがそのような傾向にあるようです。

 雨宮さんはそれを、「義務教育の過程で‘自己責任’という言葉が刷り込まれてきたからではないか?」と話していましたが、私も今の教育の成果(もちろん‘負’の意味で)がそこに表れているのではないかと感じました。

 つまり、「自分の頭で考える」ような教育をしてこなかったから、「思考停止状態」で、「世の中に疑問も持たないまま言われた通りのことをする」だけの若者たちが生み出されているわけです。為政者たちはその方が自分たちの都合のいいように国を治められますからね。

 「一部のエリート(政治家も含めた)が富み、大多数の国民は日々の糧を得るためだけの生活をする」ー経済成長、そしてグローバリゼーションの行き着くところはそこにあるとしたら、「思考停止状態」の若者を大量に生み出さないことには実現できないのですから、今の岩渕青年のような若者が出てきているのは、為政者にとって願ったり叶ったりであることに違いありません。

 巷で言われている「学力低下」に対して、抜本的な改革もせずに取ってつけたような対策(習熟度別クラスや単なる授業時間の増加)しか行わないのは、上記のことを考えると明白です。

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